時は大魔闘演武4日目終了後。
「一体、何があるんですかガジルさん?」
「黙ってついてこい。」
「何で俺たちだけ。」
闘技場の地下に落とされたものの、なんとか無事に帰還したガジルに案内されるウェンディとナツ。ついでにツナ、リボーン、ハッピー、リリー、シャルル、ルーシィ、グレイが興味本位で勝手に着いてきた。
「ルーシィ。怪我はもういいの?」
「うん!ウェンディのお陰で元気になったわ!」
「そっか…」
ルーシィが元気になってホッとしたツナ。しばらくすると目的地に着く。着いたのはガジルが見た、無数のドラゴンの骨がある場所であった。
「骨か…ただの動物の骨っていうわけじゃなさそうだな…まさかこいつは…」
「
無数のドラゴンの骨が点在するこの場所に一同は驚きを隠せないでいた。
「ミルキーウェイ。」
「どうしたのウェンディ?」
ウェンディは照波・天空穿と共にポーリュシュカから教えてもらった技、ミルキーウェイの存在を思い出した。
「天の川へと続く
「要はここにいる
「はい。」
「凄い…そんなことが…」
「ここに眠る
ウェンディは落ちていた枝を使って地面に魔方陣を書き始める。魔方陣を書き終えるとウェンディは魔方陣の真ん中に移動し、ミルキーウェイを発動の準備を始める。
「さまよえる
ウェンディが詠唱を終えると、周囲にあった骨がカタカタと音を立て始める。
「ひぃいい!骨が!」
「ボンゴレ10代目になる男が、この程度でビビってんじゃねぇ。」
「俺はマフィアのボスにならないって言ってるだろ!」
「ちょっと!ウェンディが集中してるんだから、静かにしなさいよ!」
「全くだぞ。」
「お前が変なことを言うからだろ!」
シャルルにツッコミがうるさいと言われたが、ウェンディは
「うぉぉお!?」
「あれが魂なのか!?」
ガジルとリリーが驚きの声を上げると、上空に具現化した魂が段々と何かを形作っていく。
そして魂が完全に具現化する。
「「「あああああああ!」」」
そこに現れたのは巨大な緑色の
「あーっはっはっはっ!人間の驚いた顔はいつも滑稽じゃのう。」
「こんなしょうもねぇことでバカ笑いするなんてな。
「下等な人間が。このジルコニスを愚弄するとはいい度胸じゃな。」
「るせぇ。トカゲもどきが。今すぐ消してやろうか?」
「ドラゴンに喧嘩売ってる…」
「これが本物だったらどうするつもりだよ…」
「本物だろうと
「言えてるな…」
リボーンいきなりジルコニスに喧嘩売ったことにヒヤリとするハッピー、グレイ、ガジル、リリー。
「魂を蘇らせてやったんだ。ここで何があった言え。」
「人間に語る言葉はない。さっさと立ち去れ。」
「てめぇの都合は聞いちゃいねぇんだよ。とっとと言いやがれ。」
「!?」
リボーンは殺気を放ち、ジルコニスに強制的にここで何があったかを語り始める。
「人間でありながら
「あの男?」
「あれは400年以上、昔のことだ。」
リボーンの殺気を受けて、ジルコニスはここで何があったかを語り始める。400年前、竜属は世界の王であると同時に世界の支配者であった。しかし
「男は人間でありながら竜の王となった。竜の王が誕生した戦争。それが竜王祭。王の名はアクノロギア。
アクノロギアが人間だったという事実にツナとリボーン以外は衝撃を受けていた。ツナとリボーンはアクノロギアのことがわからないので、疑問符を浮かべていた。
「ワシは貴様らに…」
ジルコニスは何かを伝えようとしたが突如、消えてしまった。ウェンディによると思念が完全に消えてしまった為、ミルキーウェイの効果が切れたのだという。ジルコニスからここでの出来事に衝撃を受け、滅竜魔法を使い過ぎたると本物の
「それで?いつまで隠れてつもりだ?」
リボーンがドスの聞いた声でそう言いながら、レオンを銃に変形させ、後ろを一切振り返り向くことなく銃口を向けた。リボーンの言葉に一同は、即座に後ろを振り返く。
「気づいていたか。流石はあのジュラに勝った男だ。」
リボーンに気づかれたことで、隠れていた人物が姿を現した。姿を現したのは鎧を纏った男と
「ユキノ!?」
「ユキノ!今までどこに行ってたんだよ!俺、心配したんだよ!急にいなくなったから!」
「申し訳ありません綱吉様…心配おかけしてしまって…」
「でもよかった…無事でいてくれて…」
「無事なのはいいが、その服装はどういうことだユキノ?その服装は王国の服装だ。お前が王国に入ったとは思えねぇぞ。」
「はい。とある計画を遂行させる為に王国に協力しているのです。」
「計画?」
「私から説明しよう。」
アルカディオスが一歩前に出て、自分たちの言っている計画について自分から話すことを決める。
「その前に。私はフィオーレ王国軍、クロッカス駐屯部隊、桜花聖騎士団団長アルカディオス。」
「てめぇはアルカディオスか?
「知ってるの?」
「ああ。こいつが2日前にウェンディを拐おうとした黒幕だ。」
「「「「「!?」」」」」
「正確に言えばルーシィを拐おうとした黒幕だがな。」
リボーンの言葉に全員、驚きを隠せずにいた。
「てめぇが!」
「よく俺たちの前に顔を出せたもんだな。」
ナツとグレイは怒りを露にし、アルカディオスを睨みつける。
「その件については私の判断ミスだ、今回の計画に星霊魔導士が必要だと思い込んでしまった。本当に申し訳ない。」
二人に睨まれてもなお、アルカディオスは一切取り乱すことなく謝罪した。
「遅くなってしまったが本題に入ろう。着いて来たまえ。そこで我々の計画について話す。」
アルカディオスに着いていくツナたち。連れた来られたのは国王のいる華灯宮メリクリアスだった。
「ここだ。」
「扉!?」
「なんだこりゃ…」
ルーシィとナツが驚きの声を上げた。そこにあったのは巨大な扉だった。扉の中央には12個の丸い穴にあった。
「太陽と月が交差する時。12の鍵を用いてその扉を開け。」
「成る程な。12の鍵っていうのは星霊魔導士の持ってる王道十二門ってわけか。」
「その通りだ。」
「で?この扉を開いてどうするつもりだ?何かが起きんのか?」
「そうだ。扉を開けば時の中。400年の時を渡り、不死となる前のゼレフを討つ。それこそがエクリプス計画。」
アルカディオスの計画、エクリプス計画の事の詳細を聞き、ツナとリボーン以外は驚きのあまり声も出ずにいた。
「毎年、大魔闘演武で出場選手から魔力を少しづつ集め扉を開く準備は整った。」
「大魔闘演武はこの扉を開ける為に行われたカモフラージュだったってわけか。」
「太陽が月と交差する時。すなわち3日後の7月7日。君の力を貸してほしい。ルーシィ殿。」
「7月7日…」
「私たちの
「偶然か…」
扉が開く日がイグニール、メタルカーナ、グランディーネがいなくなった日と重なっていることに、ナツ、ガジル、ウェンディは驚いていた。
「ユキノがこの協力してるのって、もしかしてお姉さんのこと?」
「え…?」
「前に言ってたよね。ゼレフを盲信する教団にお姉さんが連れて行かれたって。」
「はい。ゼレフを倒すことができれば、ゼレフを盲信する教団が創設されることはなかった。だからお姉様が連れて行かれることは…」
「ごめんユキノ…厳しいことを言うよ…」
ツナは暗い
「このまま計画を進めても、ユキノはお姉さんには会えないよ。」
「え…!?」
ツナの言葉にユキノは口元を抑えながら驚いてしまう。
「ど、どうして…そんなことを言うんですか…?」
「無駄だからだよ…過去を変えてもユキノがお姉さんに会えないから…」
「どうして…私、綱吉様のこと信じていたのに…この計画が成功し終えたら私…」
「な、なぜそんなことが言える!」
「
「ぱられるわーるど…?」
「確か世界はどんどん枝分かれしていって、色んなパターンの未来が存在するっていう…」
「全然、意味がわかんねぇ…」
「オイラも…」
「簡単に言ってしまえば、もしもの数だけ世界が存在するってことね。」
ルーシィが
「そうだ。例えばお前が
「イグニールに会えんのか!?」
「例えばつっただろ。」
イグニールにあった世界と聞いて、ナツは反応するがリボーンがすぐに例えばだと言う。
「仮にこのエクリプス計画が成功しても、ゼレフがいなくなった
「じゃあ…エクリプス計画が成功しても…」
「ああ。
「そんな…」
ずっと会いたかった姉であるソラノに会えると思っていたのに、会えないとわかりってユキノは両膝をつき、ショックを受けたまま放心状態になってしまう。
「それはあくまで理論だ!実際にそうなるとは言えないだろう!」
「わかるぞ。俺とツナは時を渡ったことがあるからな。」
「「「「「!?」」」」」
「10年バズーカっていう現在の自分と10年後の自分を入れ換えるって装置があってな。それが正一っていう男に渡った。正一は10年バズーカで未来に行った。だがその未来では、自分の夢だったミュージシャンになってなかった。それで正一は元の世界に帰ってから、ミュージシャンになれるよう過去を変えた。それでどうなったと思う?」
リボーンが問いかけるが誰一人、答える者はいなかった。
「正一が未来を変えたことで、白蘭って男を能力に目覚めさせちまったんだ。本来なら干渉できないはずの
リボーンがかつて未来の世界であった出来事を話す。歴史を変えることの恐ろしさを知って、驚きのあまり言葉が出なかった。
「俺たちの世界の未来はまだ百蘭が支配される前の奇跡の未来だったが、俺たちがいなかったら他の
「俺たちの世界…!?それはどういう意味だ!?」
俺たちの世界という言葉に引っ掛かったのか、アルカディオスはそのことについて尋ねる。
が、
「そこまでだ!」
突如、王国兵たちが現れツナたちを囲む。
「おとなしくしていただこう。アルカディオス大佐。」
「国防大臣殿、これは何の真似ですか!?」
「これはこちらの台詞だ。極秘計画、超国家機密を部外者に漏らすなど言語道断。よってアルカディオス大佐を国家反逆罪の容疑で拘束する。並びにユキノ・アグリア、ルーシィ・ハートフィリアも拘束!それ以外の者は追い出せ!」
ダートンがそう言うと、王国兵が一斉に襲いかかる。
「ルーシィを巻き込むんじゃねぇ!」
「よせっ!魔法を使ってはならん!」
アルカディオスが叫んだ瞬間、エクリプスにナツの魔力が吸いとられていき、ナツは地面にうつ伏せに倒れてしまう。
「言ってなかったかね?大魔闘演武は魔導士の魔力を微量に奪いエクリプスに送る為のシステム。」
「ナツ!しっかりして!」
ツナがナツに話しかけるが、ナツはピクリとも動かなかった。
「ちょっと放してよ!」
「あなたたち!アルカディオス様の部下ではないのですか!?」
「てめぇら。随分、好き勝手やってくれるじゃねぇか。」
ルーシィとユキノが捕らえられそうになった瞬間、リボーンがドスの効いた声で、凄まじい殺気を放ちながらそう言うと、全員が動きを止める。
「お、落ち着け!」
「落ち着けるわけねぇだろ。」
「陛下は
「勝手に巻き込んでおいて、随分な言いようだな。」
「私とて本意ではない!全ては国家の為なのだ!」
「何が国家の為だ。国家ってのは国民がいるからこそ、成り立つ。なんの罪のない国民を理不尽に捕らえて、国家の為なんて言っても説得力なんて全然ねぇぞ。」
リボーンの殺気を受け、ダートンは恐怖しながら話す。
しばらく黙った後、リボーンは決断する。
「さっきの話。本当だろうな?」
「ああ!約束する!」
「わかった。」
そう言うとリボーンは殺気を解くと、ルーシィとユキノの方を向く。
「すまねぇルーシィ、ユキノ。俺たちは必ず大魔闘演武で優勝してお前らを助け出す。だから1日、耐えてくれ。」
「こいつらの言いなりになるのかよ!」
「正気かよ!」
「ルーシィとユキノを救うには、今はこうするしかねぇ。頼む。」
「「!?」」
ガジルとグレイはリボーンの判断を責める。リボーンが頼むという言葉を使ったことに、ガジルとグレイは何か考えがあると判断したのか、リボーンの言う通りにすることを決める。
「わかった!お願いリボーン!」
ルーシィもリボーンに何か考えがあると判断したのか、リボーンの判断に賛同した。
「行くぞお前ら。」
そう言うと全員、リボーンの判断に従いメリクリアスを後にする。
去り際にリボーンは振り返ると、
「もし約束が守らなかった場合、俺は国家くらい転覆してやるからな。覚えとけよ。」
再び凄まじい殺気を放ちながらそう言う。それだけ言うとリボーンはメリクリアスを後にする。
リボーンの異例の判断。リボーンの考えとは!?
なんか久しぶりに長くなった…というかほとんどリボーンが喋ってる…
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オリジナルの話で出したいドラゴンスレイヤー。どれがいい?
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腐竜
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爆竜
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菌竜
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泡竜
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蝋竜