ツナと対峙したリオンとシェリア。二人が先制攻撃を仕掛ける。
「アイスメイク…蛟!」
「天神の
氷でできた蛇と、シェリアの口の口から放たれた黒い風がツナに向かって放たれた。ツナは両手を前に出して炎の壁を作って防御する。
「アイスメイク…
「天空乙矢!」
氷でできた巨大な犀を造形し、シェリアが黒い風を纏った犀を後ろ蹴って犀を加速させる。加速した犀が炎の壁にぶつかるが、犀は徐々に粉砕していく。
「天空心矢!」
「無駄だ。」
「きゃっ!?」
犀で視界を狭めてる間にシェリアが後ろから黒い風を纏った拳を叩きこむが、この攻撃を読んでいたのか左手を後ろに下げて炎の壁を作る。炎の壁に拳を叩き込むが跳ね返させられて吹き飛ばされてしまう。
「アイスメイク…
シェリアに追撃を与えさせないように、氷で造形した大量の鷲を放った。ツナはジャンプして氷の鷲を躱す。
「アイスメイク…
「
リオンは上空に逃げたツナに向かってすぐに、鷹を放った。ツナは弾丸と化した炎を放って氷の鷹を次々、破壊する。
「天神の…」
「何!?」
ツナの頭上にはすでに両頬を咆哮を膨らませているシェリアがいた。シェリアは先程、リオンが放った鷲を踏み台にしてツナの上を取ったのである。まさかシェリアが自分の上を取るとは思ってもいなかった為、この攻撃を予測できていなかった。
「怒号!」
「ぐっ !?」
シェリアが零距離で口から黒い風を放つと、ツナは地面に向かって一直線に落下していく。落下する途中で炎を逆噴射させて黒い風の渦から即座に脱出し、地面へ着地した。
「アイスメイク…
地面に着地した隙をついて、巨大な氷を造形してツナに向かって放つ。ツナは防御できず両手で氷の虎を抑える。
「ぐっ!」
「うおおおおっ!」
徐々に氷の虎に押されていくツナ。リオンはなんとかツナにダメージを与えようと必死に力を込める。
「死ぬ気の零地点突破
「何!?」
突如、氷の虎が氷で覆われていき、全体が凍つくと虎の動きが止まる。
「リオンの氷を…凍らせた…!?」
「炎だけではなく…氷も使えたのか…!?」
二人はツナが炎だけではなく氷も使えたことに驚き隠せないないでいた。
「やはりグレイの兄弟子に天空の
「お前相手に二人がかかりで互角なら、儲けものだな…」
互角と聞いて、疲れを見せながらも無理やり笑うリオン。
(互角だと…?冗談じゃない…俺たちは最初から全力でやって体力も魔力も消耗している…)
(でもツナはこれだけの攻防で息一つ上がっていない上にまだ全力を出していない…)
ツナは互角だと言ったが、リオンとシェリアは自分たちが劣勢だということに気づいていないわけはなかった。
「そういえば…この技を凍らせる以外に使おうという発想はなかったな…」
リオンの氷の虎を見て呟くツナ。ツナは目を閉じて左手の手を開いて、右手を握って拳を作った後、握った右手の拳を左手の掌に乗せる。
「アイスメイク…」
「まさか!?」
「
「なっ!?」
ツナの前に氷の剣が造形される。だがところどころ剣が欠けており、完璧に造形することは叶わなかったのですぐに氷の剣を溶かした。
「グレイとリオンのやり方を見ていたが…やはりそう上手くはいかないか…」
(上手くいかないだと…!?いくら完璧にできていないとはいえ、俺たちがあそこまでできるようになるまで相当な時間を費やした…この短時間で成長したというのか…!?)
ツナは上手くいかなかったことに残念がっていたが、リオンは未完成とはいえあそこまでの完成度に驚きを禁じえなかった。
(おそらく…いやツナは確実にジュラさんより強い…なんとしてでも止めねば!)
リオンはツナの恐ろしさを改めて認識すると、上着を脱ぎ捨て。
「アイスメイク…
リオンは巨大な氷の猿、氷の虎、氷の竜を造形する。氷の猿はリオンの後ろに移動させ、氷の虎と氷の竜はリオンの横に移動させる。
「これほどの造形魔法を…流石グレイの兄弟子だな。」
一度にたくさん造形したことにツナは感心すると、炎を逆噴射させて一瞬にして上空に移動する。
「
上空から弾丸と化した大量の死ぬ気の炎が雨のように降り注ぐ。
「くっ!」
「天神の舞!」
リオンは造形した3体の動物で防御し、シェリアは自身の周りに黒い竜巻を発生させて防御する。だが二人の防御壁は徐々に崩れ始める。
「アイスメイク…
このまま防御しても埒が明かないと判断したリオンは背氷の刺を造形しながら炎の雨の中を走って行く。
「シェリア!」
リオンは炎の雨をかいくぐりながらシェリアに向かって走って行く。シェリアはリオンが何をしようとしているのか咄嗟に理解し、風の威力を上げた。
「よし!」
リオンは風の中に飛び込むと、体を丸めた状態で回転しながら上昇しツナに向かって一直線に突っ込んで行く。
「はぁっ!」
「がはっ!?」
刺ボールと化したリオンが回転しながらツナに突っ込んでいく。ツナはタイミングを計って背中の刺の部分に向かって拳を叩き込んだ。刺が破壊されリオンの背中にツナの拳が届く。
「捕まえた…」
リオンはダメージを受けつつも、両腕でツナの右足を掴んだ。そのまま空中でハンマー投げのようにツナをグルグル回し、シェリアの方に向かっておもいっきり投げた。
「決めろ!シェリア!」
「滅神奥義…天ノ叢雲!」
シェリアはありったけの魔力を使って自身が最大奥義をツナに向かって放った。翼の形をした黒い風がツナに襲いかかった。ツナはリオンに投げられた勢いを利用し、さらに自身の炎を逆噴射させてスピードを最大限まで加速させ、天ノ叢雲の中に向かって一直線に突っ込んでいく。
「え…?」
そしてツナの炎の纏った拳がシェリアの魔法を打ち破る。自身の最大奥義を真正面から破られるとは思っていなかったのか、驚いてしまう。ツナがそのまま突っ込んで来るが、シェリアは後ろに飛び引いて躱した。
(しまった!)
後ろに飛び引いたものの、シェリアは後ろは建物の壁だった。
「シェリア!」
鈍い音が響き渡る。リオンの叫びが響き渡る。
「え…?」
しかしシェリアに攻撃は当たっておらず、シェリアの顔の横の壁に拳がめり込んでいた。
「俺はシェリアを傷つけたくない。シェリアは(ウェンディにとって)特別な存在だからな。」
「ええええ!?///」
突如、告白じみたことを言われてシェリアは顔を真っ赤にしてしまう。
(あれ?ツナが段々かっこよく見えて…ツナってこんなに…ダ、ダメ…!!///この人は
ツナの告白?を受けてシェリアは自分の心臓の鼓動の早くなっていることに気づいていた。
「どうした?顔が赤いぞ?」
シェリアは様子がおかしいことに気づいたツナは、両手がボンゴレギアを装着しているので額の炎を弱めてシェリアに顔を近づけると、自分の額をシェリアの額にくっつけた。しかも右手は壁にめり込ませたまま額を近づけた為、壁ドンみたいになっていた。このダブルコンボでシェリアは顔を真っ赤にしたまま気絶してしまった。
「どうしたシェリア!?しっかりしろ!」
急にシェリアが気絶してしまった為、ツナはシェリアを何度も声をかけるがシェリアが目覚めることはなかった。
「リオン!大変だ!シェリアが熱で倒れた!手を貸してくれ!」
「…」
なぜシェリアが気絶したのか全く理解できていないツナを見て、リオンは開いた口が塞がらない状態になってしまったのであった。
やっとシェリアにフラグが建った!次は僕の推しのであるカグラにフラグを…
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