シェリアを撃破?したツナ。とりあえずシェリアが戦いに巻き込まれないようにする為、ツナはシェリアを抱えて安全な所に運んだ。
「なんか妙に幸せそうだな…」
気絶してはいるものの、明らかにシェリアがにやつていることに疑問を抱くツナ。本当に鈍感な男である。
「さてと…後はリオン、お前だけだ。」
「ぐっ…」
リオンの脳裏には敗北という文字が浮かび上がっていた。シェリアと二人がかりでもツナの本気を引き出すことができなかった上に、体力と魔力を消耗してしまった今の状態ではどう考えてもリオンに勝ち目がないのは明白だった。
「おうおう。なんか盛り上がってんな。」
「グレイ。」
「グレイ…」
リオンがここからどうしようかと考えていると、グレイが二人の前に現れる。
「どうしたグレイ。随分とボロボロじゃないか。」
「そういうお前も大分、魔力を消費してんじゃねぇか。」
「お前と違ってこっちの相手は、お前の相手をした奴の何十倍も格上の相手だからな。」
互いに笑みを上げながら皮肉を言い合う二人。
「ツナ。」
「わかってる。リオンは俺が倒すって言いたいんだろ。」
「悪ぃな。」
「問題ない。回復役のシェリアは倒した。おもいっきりやって来い。」
そう言うとツナは走ってその場から去っていく。
「ツナと俺を戦わせておけば確実に勝てたものを…なぜ来た?」
「お前をぶっ飛ばす以外、何の理由があんだよ。それに俺が来たお陰で命拾いしたんだ。ちったぁ感謝して欲しいな。」
「誰がお前などに感謝するか。」
そう言うとリオンは左手の手を開いて、右手を握って拳を作った後、握った右手の拳を左手の掌に乗せる。
「ツナを先に行かせたこと後悔させてやる!そしてジュビアは俺のものにする!」
「まだ言ってんのか!そんなことさせねぇよ!」
グレイも同じくリオンは左手の手を開いて、右手を握って拳を作った後、握った右手の拳を左手の掌に乗せる。
一方で奈落宮に落とされたリボーンたちは。
「とりあえず出口を探すか。」
「ここって罪人が行くつく場所でしょ?こんなところに出口なんて…」
「あるぞ。こいつを見てみろ。」
リボーンは近くに落ちていた骸骨の顔の部分を左手で持ち上げると、骸骨の額の部分を指で指した。
「ここに小さい穴があるだろ。こいつは刃物で貫かれた穴だ。つまりこの人為的に空けられたものだってことだ。」
「待って…それって…」
「そういうことだ。ここにある骨は、全員人の手によって殺されたってわけだ。殺されたってことは殺しに来る奴らがいる。殺しに来る奴らがいるってことは、そいつらが来る為の道…つまり出口があるってことだ。」
「そいつらをぶっ倒して、出口を聞けばいいのか。面白そうじゃねぇか!」
「あんた状況、わかってんの!?」
奈落宮にある骸骨たちが人為的に殺され、自分たちもあの骸骨と同じようになると思って恐怖する中、ナツだけは強者と戦えることにワクワクしているのか、楽観的であった。
「この手口から見て、
「そのような人が王国に…?私、聞いたことが…」
一時的とはいえ王国兵の兵士になっていたユキノでさえ、そのような存在を聞いたことがなかった。
「というかオイラたち、ここにいる人たちと違って何も悪いことしてないんだよ!なのに殺されるわけ!?」
「んなもん
「理不尽過ぎるわね。」
「
「…」
先程、ヒスイは奈落宮が罪人の行き着く場所だと言ったが、リボーンはこの場所に全く罪のない人間もいるのだということを理解していた。リリーだけはリボーンの言っている意味が理解できていた。
「とにかくだ。ここに出口があんのは間違いねぇ。手分けして捜すぞ。鍵のねぇルーシィとユキノは俺と来い。」
リボーンがそう言うと、全員手分けして通れそうな道がないか捜し始める。捜し始めること数分、狭いが奥へと続く通路を見つける。一同はその通路を通って進んでいく。
「誰かいますよ。」
通路を一番最初に抜けたウェンディが、誰かいることに
気づいた。倒れたていたのはアルカディオスだった。
「おい!大丈夫かしっかりしろ!」
「私たちと同じように落とされた…?」
ナツが声をかけるがアルカディオスの意識が戻らずにいた。ルーシィは王国側の人間であるアルカディオスまでもがこの奈落宮に落とされたことに驚いた。
そしてアルカディオスが意識を取り戻した。
「うっ…逃げ…ろ。」
意識を取り戻したアルカディオスの最初の発言によってリボーンの言った王国に暗殺部隊が本当にいるのだということに気づく。
すると後ろに気配を感じる。
「パーン。」
「その程度で気配を消したつもりか?」
「がっ…!?」
リボーンは気配に気づいていたのか、後ろにいた人物の腹に蹴りを喰らわせていた。男はゆっくりと後ろへ倒れた。
「タイタイ、ターイ。」
「キャラがうぜぇ!」
「タイっ!?」
再び、刺客が現れるがリボーンはキャラがうざかった為、蹴り飛ばして気絶させてしまった。
「こいつらが王国の闇の部隊か…?話になんねぇな。」
この二人が先程言った殺しのプロだということを理解したが、リボーンは一瞬にして倒してしまう。そんな奴を一瞬に倒したことに全員、唖然としてしまっていた。
「馬鹿な!?ネッパーとウオスケを一瞬で…!?」
リボーンが倒したことによって黒髪の女性と、ピンク色の髪の女性と、背中に巨大な二本の鎌を背負い仮面を被った男が現れた。
「これで全員か。さっさと片付けて、出口を聞くか。」
「罪人の分際で!餓狼騎士団を前にしてよくもそんな口が聞けたものだな!」
ズガァン!ズガァン!
男が背中に背負っている鎌を握った瞬間、男の顔の横を弾丸を通りすぎた。そしてリボーンの殺気が奈落宮を支配し始める。
「遺言はそれだけか?」
「ぐっ!?」
「「っ!?」」
リボーンがドスの聞いた声で言うと、3人は後ずさりしてしまう。後ずさりした後、男の二本の鎌が折れる。
「か、鎌が…!?こ、これは…」
男が折れた鎌を見ると、二つの鎌の刃の下の部分に弾丸がめりこんでいた。先程撃ったリボーンの弾が跳ね返り、男の鎌に当たったのである。3人は鎌を破壊した方法に、驚いていた。
「過労騎士団だったか?この程度で動揺してるようじゃ、まだまだだな。」
3人が破壊された鎌に気を取られていると、3人の足元に丸い球が転がっており、球からガスが充満する。リボーンが隙をついて足元に転がせたのである。気づくのが遅かったのか、女性陣はその場で倒れてしまう。
「カミカ!コスモス!おのれ!」
男は仮面をしていた為、ガスが効かなかった。
「無駄だ!我にガスなど効かぬ!」
「おう、そうか。」
「がはっ!?」
男がガスの中を突っ切りこちらに向かって来る。リボーンはレオンをハンマーに変形させ、男に向かって投げた。もの凄い勢いで飛んで言ったハンマーが仮面を破壊し、顔に到達する。男は気絶してしまった。
「よし。これで全員、片付いたな。」
「何、一人で目立ってんだ!俺にも残しとけよ!」
「ば、馬鹿な…餓狼騎士団をたった一人で…」
リボーン一人で餓狼騎士団全員を倒したことにナツは怒り、アルカディオスは驚きを隠せずにいた。
「ウェンディ。
出口の場所を吐かせると聞いて、ユキノとアルカディオス以外は嫌な予感がしてしまう。
「おい、とっとと起きやがれ。」
((((やっぱりだーーー !)))))
昨日、気絶したナツを起こした時のように、今回も男を何度も蹴り続けて起こす。初めて見るユキノとアルカディオスは衝撃を受けていた。
「いつまで寝てやがんだ。早く起きねぇと、あの世に送るぞ。」
「お、お止め下さいリボーン様!本当に死んでしまいます!」
ユキノが制止するも、リボーンは蹴ることを止めなかった。まるで昨日の再現を見ているかのようである。
そして男が意識を取り戻した。
「起きたか。出口の場所を吐け。」
「罪人に話すわけ…」
ズガァン!ズガァン!ズガァン!ズガァン!ズガァン!
男が出口の場所を吐くことを否定しようとしたが、リボーンの放った5発の弾丸によって遮られてしまう。放たれた弾丸は男の顔面の近くの地面にめり込み、5つの小さな穴ができていた。
「てめぇの意見なんざ聞いちゃいねぇんだよ。この状況でてめぇに否定する権利なんてあるわけねぇだろうが。吐かねぇなら、無理やり吐かせるまでだ。」
リボーンが再びドスの聞いた声で殺気を放ちながら言う。だがこのままやっても吐かないと判断したのか、そのまま服を引っ張って、男を岩影に連れていく。
「た、たとえこの身を滅びようとも罪人に…ぎゃぁああああ!」
男の断末魔が奈落宮に響き渡る。そこから男の断末魔、銃弾の音、骨の軋む音だけしか聞こえなくなってしまった。
「い、一体、向こうで何が起きてるんですかぁ…」
「し、知らないわよ…」
「というか知りたくない…」
「ナツ…見に行って来てよ…」
「な、何で俺なんだよ!?」
「い、一体奴は何者なんだ…」
岩の向こう側で行われている尋問という名の拷問にウェンディ、シャルル、ルーシィ、ハッピー、ナツ、アルカディオスは恐怖していた。
数分後。リボーンの尋問という名の拷問を終えて戻って来る。
「よし。出口の場所は吐かせたぞ。残りの奴らを縛ったら、
そう言うリボーンであったが、先程の尋問という名の拷問のせいか、全員「あい…」としか答えられなかったのだという。
餓狼騎士団の戦いを書くのが面倒かったので、省略させてもらいました。魔法すら出しませんでしたが、これ以降餓狼騎士団の出番ってないし、問題ない…?
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