カグラを庇い深手を追ってしまうツナ。
「すまない…急に突き飛ばして…怪我はないか…?」
「何を言っている!お前の方が!」
自分が刺されても、自分のことよりもカグラの心配をするツナ。
「何で…何で私を庇った!?」
「何でって…目の前に襲われそうになっている女の子を…護るのは当然だろ…」
「っ!?」
ツナに言葉にカグラは口元を両手で抑え、再び涙する。ミネルバはツナをミリアーナと同じく空間魔法にて捕らえられてしまう。
「なんと馬鹿な男よ。魔の頂点を競う戦いで、敵ギルドの女を助けるとは。愚かとしたいいようがないな。まぁ妾としては助かったが。」
「貴様!」
「何だその目は?敵が弱っているところ狙うのは戦いにおいて当然のこと。それをこの男は勝手に庇った。いわば自業自得ではないか。」
「エルザ…すまない…
「何を言っている!お前は何、一つ間違ったことなんてしていない!」
閉じ込められた中で
今回のことを謝るツナ。
「私のポイントをやる…」
「カグラ!?」
「私のポイントをやる!だからその男とミリアーナを解放してくれ!」
カグラは降参して自身のポイントを
「そうか。いいだろう。得点を妾に。」
ミネルバがそう言うと、
「まずはあの子猫から解放してやろう。」
ミネルバは異空間に送ったミリアーナを元に戻した。だがミリアーナは魔力を吸収されたせいか、ぐったりとして動く様子はなかった。
「すでに戦闘不能だ。得点を妾に。」
再び
「「ミリアーナ!」」
「あれ…エルちゃん…?カグラちゃん…?」
「大丈夫かミリアーナ!?」
「しっかりしろ!ミリアーナ!」
ミリアーナが意識を取り戻すが、すぐに意識を失ってしまう。二人がミリアーナに声をかけるがマントの下には無数の傷跡があった。
「待つのも退屈だったのでな。痛めつけて遊んでおったのだ。」
「「貴様!」」
「よい悲鳴であった。」
ミネルバの悪行に、二人の怒りは頂点に達するもミネルバは黒い笑みを浮かべるだけだった。
「いい顔だ。この男は重症、カグラは戦う資格はなくなり、後は
「もういい…それ以上、口を開くな…」
「「「!?」」」
突如、捕らえていたツナからあの時と同じように竜巻が発生し魔力によって作られた牢が破られる。これには余裕ぶっていたミネルバもその場から引き警戒していた。
エルザとカグラはミリアーナの前に移動し腕をクロスさせて、ミリアーナが飛ばないように護る。
「ルーシィだけじゃなくミリアーナまで…どこまで…どこまで人を傷つければ気が済むんだ!!お前は!!」
ルーシィが傷つけられた時のように、ツナの怒りが頂点に達する。
「エルザ、カグラ。ミリアーナのことを頼む。
「何を言ってるんだ!そんな怪我で戦えるわけないだろ!」
「こんなの痛くない…」
「何を強がっている!いくらお前でも…」
「痛くないさ。ルーシィやミリアーナの受けた傷に比べればな…」
「っ!?」
ツナは刀を抜くと地面に突き刺すと。そして右手を刀で貫かれた部分にそっと触れる。
「死ぬ気の零地点突破
「「「!?」」」
ツナは傷口を凍らせて応急措置を行う。ツナが炎だだけでなく氷も使えたことに3人は驚いてしまっていた。
「これで止血はした。問題ない。ミリアーナを連れて、ここを離れてくれ。巻き込むかもしれない。」
「よせツナ!いくら止血したといってもその怪我では勝ち目は!」
「すまないエルザ…俺はこれ以上…自分を抑えられそうにない。」
「っ!?」
ツナのその言葉を聞いて、エルザは初めてツナに恐怖してしまう。
「はは…ははははは!妾を片付ける!?その怪我で!?一体、何ができるというのだ!?笑わせるわ!」
「黙れ…」
「がはっ!?」
ツナは一瞬にしてミネルバの腹部に強力な拳の一撃を叩き込むとミネルバは数十メートル程、吹っ飛ばした。そして何度か地面をバウンドした後、倒れ込んでしまう。
(バ、バカな…!?一撃…たった一撃で…!?この妾が…!?)
倒れた状態で腹部を抑えながら苦しむミネルバ。苦しむミネルバの前にツナが現れる。
「おのれ…!死に損ない目が!」
見下されたのが気にいらなかったミネルバは、無理やり体を動かしツナに向かって行く。
「おらぁ!」
「うわぁ!」
鉄の棍に変化した腕がローグを襲う。ローグはボロボロになっているが、ガジルにはかすり傷すらついていなかった。
「1日やそこらで力の差は埋まらねぇ。諦めろ。二人がかりで
倒せねぇ。」
「お前はナツ・ドラグニルほどではない。」
「なんだと?」
「思ったより熱い奴だ。」
「でけー口叩いてた割にはこんなもんか?」
一方でラクサスとオルガは、互いに力が拮抗していた。
「これは良き強者に出会えた…」
二人が戦っていると、今大会の注目選手の一人であるジュラが現れる。
「ワシも手合わせ願おうか。久しぶりに血が滾るわい。」
「聖十のジュラ。」
「出やがったな怪物が。」
一方で城にいるナツたちはアルカディオスの案内で人が来ない部屋に未来のルーシィを連れて移動していた。
「うぅ…」
しばらくした後、未来ルーシィが目覚める。未来ルーシィは語る。未来ルーシィによると奈落宮を脱出した後に自分たちは王国兵に追われ、逃げ惑う内にエクリプスに近づいてしまい、全員魔法が使えなくなり王国兵に捕まってしまったのだという。未来ルーシィはそのことを伝えようとしたのである。
「俺も捕まったのか?」
「うん。王国兵がエクリプスに魔力を吸われた私たちを人質にして…」
「そうか。それでお前のいた未来に何があった?王国に捕まっちまった未来を変える為に、わざわざ未来からやって来たわけじゃねぇんだろ。」
「うん。最悪の未来を変える為。」
未来ルーシィは体を震わせながら答える。リボーンは震えるルーシィの反応を見て、「やっぱりか」と呟く
「それはドラゴンが国を襲うっていう未来か?」
「な、何で知ってるの!?」
なぜかリボーンは未来ルーシィのいる世界で起きたことを知っていた。これには未来ルーシィだけで、全員が驚いていた。
「な、何で…私のいた未来のリボーンはそんなこと一言も…」
「何でお前がそんなこと知ってるんだよ!」
「俺の知り合いの孫にユニって奴がいてな。連絡があったんだ。ドラゴンが国を襲う未来が見えたってな。」
「連絡って…まさかあの時の…」
ミラは思い出す。昨日、ルーシィを救う為の作戦を考えていた時にリボーンのスマホに連絡があったことを思い出した。
「未来が見える…」
「シャルルと同じ
「凄いわねその子…」
(私と同じ未来を見た人が他にも…!?あの予知は本当ってこと…!?)
未来が見える人物がシャルル以外にも存在したことにリリー、ハッピー、ルーシィは驚きを隠せずにいた。シャルルは4日目に城が崩れる未来を見ていた。だが信じられない為、自分の予知が嘘だと思っていたが、リボーンの発言で予知が本当だったということに驚きを隠せずにいた。
「というか何でそんなことを知ってたのに、言わなかったんだよ!?」
「ルーシィとユキノを救出する作戦に支障が出ると思ってな。あえて言わなかった。それに対策はもう打ってある。」
「対策?」
「その話は後だ。それより未来の世界で何があったか、もっと詳しく話せ。」
「うん。」
未来ルーシィは語る。未来では1万を越える
「ごめんね。私は未来から対策を持ってきたわけじゃないの。あの事態をどうすれば回避できるかわからないの。」
(お前が姫にエクリプス
「本当…ごめん。これじゃ私、何の為に来たのか…今日までどうしたらいいかもわからず街をウロウロしてた…」
「いや。俺たちが何とかする。ありがとうな。俺たちの未来の為に。」
ナツはルーシィの頭に手を乗せ、自身の額を未来ルーシィの額にくっつける。ナツの言葉が嬉しかったのか、未来ルーシィは涙を溢す。
「とにかく早くここを出ねぇとな。それで俺たちはどうすればいい?普通に行ったら俺たちは捕まるんだろ?」
「地下を通ってジェラールたちと合流して欲しいの。」
「ジェラール?」
「彼には全部、話してある。今、対策を練ってあるはずだから。」
「わかった。でもいいのか?この時代で過去を変えても新たな
「わかってる。でも、もしかしたら私たちの未来を救う為のきっかけを見つけられるかもしれない。それに今はここにいるみんなを救いたい!」
「そうか。」
リボーンは未来ルーシィの覚悟が本物であるということを理解した。
「私は姫の元に直談判しに行く。君らが罪人でないことを伝えてくる。」
「でもアルカディオス様も私たちと同じく、罪人扱いの身…」
「その点は問題ない。とにかく私は単独で姫の元へ向かう。」
アルカディオスはヒスイに直談判しに行く為、先にこの場を去ってしまう。
「行くぞお前ら。未来を変えにな。」
「「「「「おう!」」」」」
未来を救う為に立ち上がる一同。果たして未来を救うことができるのであろうか!?
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