この世界では偶像と書いてデュエリストと読み、決闘者と書いてアイドルと読むことがあります。 作:地雷一等兵
ユッコちゃん!誕生日おめでとう!!
では本編をどうぞ↓
堀裕子、通称ユッコ。3199プロの看板アイドルである。サイキックキャラを持ち味に地元では大人気のアイドルだ。
使用するデッキはサイキック族を使ったシンクロデッキ。レベル6、レベル9シンクロモンスターをメインに戦い、奇襲のように召喚されるサイキックモンスターで勝利を掴むのが彼女のやり方である。
今日は彼女の日常を見ていこう。
───ピピピピ ピピピピ ピピピガッ
「ん~……さいきっくねむい……。」
目覚まし時計を止めたユッコは眠そうな目をこすりながら伸びをして体を目覚めさせる。
ここは女子寮、3199プロが保有する社員寮の一つであり、主にアイドルと女性トレーナーが寝泊まりする場所だ。
「ん~っ!! よっし!!」
体も目覚めたユッコは立ち上がるとパジャマから私服に着替えて部屋を出る。
このプロダクションは人員が少ないため、基本的には個室である。
私服に着替えたユッコが目指すは寮に併設された食堂。食堂と言っても配膳係りのおばちゃんがいるわけではない。寮にいる住人たちで食事を作っているのだ。
女子寮のメンバーで料理が出来るのは亜季くらいのものだが……。ふじりなは基本的にカップ麺で済ませようとし、森久保は手の込んだ物までは作れず、ユッコも基本的な物しか作れない。
「おはよ~……ん~いい匂い!あっきー今日のご飯は~?」
「普通でありますよ?味噌汁に白米、漬け物に玉子焼きと焼き鮭であります!」
そう言ってエプロン姿の亜季が食卓にご飯を並べていく。
その朝食の匂いにつられてか、森久保とふじりなも食堂に姿を現す。
この事務所を代表する
そうして揃って朝食を摂っていると、ロリ組に事務員やアイドル候補生たちも次々と顔を出しては食事を開始する。
そうやって朝食によってエネルギーを補給すれば各々がその日の予定に取りかかる。
亜季、ふじりなはそれぞれボーカルとダンスレッスン、森久保はデュエルレッスンだ。そしてユッコはと言うと……
「ふふーん、雑誌のインタビューとはこのエスパーユッコも有名になりましたね!!」
全国的に有名な雑誌“週刊遊☆戯☆王”で行われている企画、「今週のアイドル」として記者から取材を受けていた。
──デュエルを始めた切っ掛けはなんでしょう?
ユッコ.子どもの時に見たデュエルの大会です!もう、ずばばばーんって、凄くて!今でも覚えてますよ!
──そうですか、ではサイキック族デッキを使っているのは、その印象に残っているデュエリストが使っていたから?
ユッコ.いえ、そんなことはないですよ? サイキックだから、使ってるんです!
──サイキックだから……とは?
ユッコ.このエスパーユッコのサイキックを知らない?! な、ならこの場で見せてみましょう!さいきっく~!スプーン曲げ!!むむーんっ!
──お、おぉ?! た、確かに曲がりましたが……両手で端を持ってたような……?
ユッコ.そ、そんなことありませんよー! これはサイキックです!念力ですよ!
──は、はぁ……。えっと話を戻しますね。今、何人もアイドルの方がこの業界にいますが、対戦してみたいアイドルは誰でしょう?
ユッコ.そうですね~!取り合えずシンデレラガールの7人全員は確定ですね!蘭子ちゃんとはしたことあるんですけど、他の6人ともいずれは!!
──シンデレラガールの人たちですか……。じゃあ、今その蘭子さん以外の6人のうち、一人とデュエルが出来るなら、誰としますか?
ユッコ.う~ん……卯月ちゃん、いや、高垣さんも捨てがたい……。加蓮ちゃんと同じ事務所の凛ちゃんもいいな~!十時ちゃんもいいけど……修子ちゃんもいる……。ここは菜々さんですね!
──ウサミンさん?その理由は?
ユッコ.融合を軸にして、あんなトリッキーに立ち回ってくるの、凄く楽しそうですから!!
──楽しそう、ですか。では、裕子さんがデュエルをする理由もやはり?
ユッコ.はい!楽しいからです!!
──なるほど! 事務所では普段からデュエルしているとお伺いしましたが?
ユッコ.暇な時は基本的にそうですね!あっきーとか里奈ちゃんとか、乃々ちゃんたちとしてます!
──仲がいいんですね! やはり事務所の仲間とは競い合いですか?
ユッコ.はい!みんな強いから、負けないようにするのが大変です!
──ほほう? そんなに強いんですか? ちなみにどんな感じなんでしょう?
ユッコ.乃々ちゃんとあっきーは、こっちが思うように動けないし、里奈ちゃんはパワーって感じで気を抜くと負けちゃうんですよ!
──なかなか個性的なんですね。
ユッコ.はい!みんな違うタイプで、面白いです!!
──そうですか! では、最後に目標とファンの方に一言お願いします。
ユッコ.最強のサイキックアイドル目指して頑張ります!皆さん、一緒にサイキック~!!
……このインタビューが実際に雑誌に載ったところ、なぜだかユッコの人気が少しあがったらしい。
おそらく特別編はこんな感じになります。
ではまた次回でお会いしましょうノシ