『偽物』の世界で『本物』を求める。   作:yunami

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さて、今回は少し短めです。
べ、別に面倒臭い訳じゃないっすよ!?

ま、ほんとに違うんですけどね?
そうやった方が、書きやすいんです。

あと、後書き見て下さい。




第12話

 

「……こない」

「……おそいな」

 

現在、俺はキリトと74層転移門前にいる。

どうやら、アスナがサチも誘ったようで、キリトが既にいた。

それにしても、遅いなぁ…

 

ふと転移門を見ると、何度目かの青いテレポートの光が発生していた。

特に期待せずに見ていると…

 

「「きゃああああああああ!!避けてーー!!」」

「「は?」」

 

通常、歩いて転移してくるはずの門から、

人が2人、地上1m程から落ちてきた。

俺は咄嗟に、それがアスナとサチである事を確認する。で、

 

「よっと。何でアスナが落ちてくるんだ?」

「あ!!エイト君、ごめんね?」

「まあいい。怪我、ないか?」

「うん。エイト君が受け止め…て……っ!!」

 

ん?あれ、アスナが固まった。

と思ったら、小刻みに震え始めた。何してんだ?

 

「きゃああああああああ!!」

「ぐはっ!!」

 

水切りをする石の如く、

何度も跳ねながら吹き飛ばされる。

 

「ぐっ、あっ、がっ、ぐへ」

 

や、やっと止まった。

くっそ、何が起こったんだ?

えっと、たしk「ぐはっ!!」うわっ!!キリトが吹っ飛んできた!!

 

「いちち、一体何が……あ」

 

俺は思い出した。

アスナが転移門から落ちてきた際、

俺はアスナを受け止めたのだ。うん、お姫様抱っこで。

 

じゃあ、キリトも何かしたんか…

と思い、サチを見ると、

自分を両腕で体を隠すようにだき、顔を真っ赤にして震えていた。

キリトはと言うと、何度も右手を閉じたり開いたりしていた。

こ、こいつっ!!やりやがったな…

 

と、考えていたらアスナが俺の後ろに、

サチがキリトの後ろに隠れた。

なんだ?と、理解する前に、転移門から人がでてくる。

あ、えっと、あいつの名前は…く、くら…クラリネット!!

 

「クラディール!!何をしているの!!」

「あ、そうだ。クラディールだクラディール。覚えにくいな」

「どういうことだ?サチ」

「サチ様、アスナ様。困ります、勝手なことをされては」

 

サチは最近、血盟騎士団に入り、アスナの補佐をしているらしいが、

なんだ?トラブルでもあったのか?

 

「お二人とも、ギルド本部まで帰りますよ?」

「い、いやよ!!今日は休暇日じゃない!!そもそも、なんで朝から私たちの家の前にいるのよ!!」

「「は?」」

「それも、1ヶ月も前からですよね?」

「「は?」」

「当然です。それが任務ですから」

「「違うわよ!!」」

 

この時、俺は、俺たちは話についていけなかった。

は?1ヶ月も前から家の前にいる?ずっとか?

それって、ストーカーなんじゃ…

パッと2人を見ると、アスナが俺の服を、サチがキリトの服を摘んでいた。

何これ可愛い。

っと、そうじゃなくて。

 

それに気づいたのか、く、くら…クランクイン!!そうクランクインだ。

そいつの顔が歪み、言葉を発する。

それが俺の、俺たちの新しい黒歴史の始まりだった。

 

「私のサチ様とアスナ様に触るなっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「………は?」」

 

 

 





さて、キリトとエイトはどうするんでしょうか?
なんか、ドキドキしますね!!………俺だけ?
ま、知ってるんですけどね〜。

はい。そんな事は置いといて。
明日は(忌々しき)バレンタインデーですね。
学校でも最近(クソリア充どもが)「えっと、どんなチョコが好き?」
みたいなのを(聞きたくないのに)聞きますね。

周りの男子は(絶対に貰えないのに)ソワソワしていたり、
女子の方を(無意味なのに)見ていたりと、
全く違う雰囲気でした。

早くバレンタインデーにならない(で欲しい。てかなくならない)かな?

次回、第13話。


え、俺ですか?予定?
ネトゲのイベントでオール予定ですが何か?
は?チョコ?栄養ドリンクくれない?
あ、サプリ入ってたり?しないよなあ…


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