『偽物』の世界で『本物』を求める。   作:yunami

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たちゃ様、velonica様。

高評価、有難う御座います。

とても励みになります!!


第2話

 

「それでもよお、こんな短時間でレベルってそこまで上がるもんなのか?」

「ああ、確かに。エイト、どうなんだ?」

「どうって言われてもなあ…」

 

現在、俺たちは相も変わらずレベリングをしている。

まあ、俺はやっていないんだけれども。

既に上がるところまで上げたレベルを、わざわざまた上げようとは思わない。

 

「説明ご苦労様。で、どうなんだ?」

「さらっと心読むなよ、キリト…」

 

心を読まれた事にツッコミを入れつつ、

俺は考えている。

これはバレたく無いんだけれども、こいつらならば…

俺も変わったな、と言いつつ立ち上がる。

その行動に対して2人は「おぉ?」なんて、変な声を出す。

 

「んー、説明するの面倒臭いな…」

「そこはちゃんとしてくれよ!!」

「実演、って形でもいいか?」

「おお!!それでもいいから早く!!」

「へいへい」

 

クラインからも許可を貰ったので、敵を探す。

まあ、青いイノシシしかいないんだけれども。

青いタヌキとか出てこないかな?

 

「んーっと、ほい」

 

なんて、下らないことを考えながらただ斬る。

そう、()()()()()

第1層と言えど、相手はモンスターだ。

ただ剣を振り下ろしただけにも関わらず、相手は

 

「ボアァァァァ」

 

幾つかのライトエフェクトを出しながら消える。

その事に2人は…

 

「は?」

「まさか、ここまでとは…」

 

クラインはアホっぽい声を出し、アホっぽい顔をしている。

いや、実際にアホなんだけれども。

そして、キリトは何だか難しい顔をしながら考えて込んでいる。

成る程、こいつは気付いたのか。

この世界の()()()に。

 

「成る程。キリトは気付いたみたいだな」

「ああ、だがこれは…」

「そうだな。余り言うべきでは無いだろう」

「何を言ってるんだ?2人とも」

 

さて、問題は山積みなのだが…

1つずつ説明していくのだろうか?

面倒臭いな…そうだ!!

 

「キリト、後は頼んだ」

「何で俺!?エイトがしてくれよ!!」

「嫌。無理。面倒臭い。だから寝る。いや、逆だな。寝るから無理。嫌。面倒臭い」

「何だそりゃ!?」

「わかったよ、やればいいんだろ…」

「おう、俺にもわかるように説明してくれよ!!」

「何で上から目線なんだ…」

 

んー、と考える。

何から話すべきかな…

そうだな、

 

「クライン、レベルって何だ?」

「ん?そのプレイヤーの強さを表す数字、って感じか?」

「そうだ。ただの数字だよな?」

「おう。まあな」

「でも、俺たちが一匹≪フレンジーボア≫を倒すのに、エイトは恐らく、1人で数匹狩れるだろう」

「お?おう」

「それも≪ソードスキル≫無しでだ」

「ふん」

 

あ、分かってないな。

でも、説明するの難しいんだよな(by作者)

何だ今の?ま、いっか。

うーん、あ!!

 

「例えば、今から俺たちが全力でエイトを攻撃するとするだろ?」

「おう」

「すると、どうなる?」

「そりゃ、死ぬんじゃねえのか?」

「いや、正解は()()()()()()()

「見てろよ?」

「お、おい!!」

 

そう言いつつ、俺は気持ちよさそうに寝転がるエイトを斬る。

こいつ、こうなる事を予想してやがったな…

 

「よく見ろよクライン」

「何を…え!?どうなってんだ!?なんでエイトのHPが減ってないんだ!!」

「所謂≪バトルヒーリングスキル≫だな。俺達がどれだけ攻撃しても、エイトには勝てない」

「そんなの、理不尽じゃねえか!!」

「それがレベル制VRMMORPGの理不尽だ」

「なるほどなあ…」

 

どうやら、クラインも理解してくれたらしい。

こんなのが知れ渡ったら、どんな事が起こるか予想できない。

でも、ここで1つの疑問が浮かぶ。

 

「でも、これだとレベルが高い理由にはならないんじゃ…」

「」

「確かになあ…どうしたんだキリト?エイトを見て」

 

俺は見逃さなかったぞ?

さっきの言葉に反応したのを。

さて、どうしたものかな。そうだ!!

 

「でも、幾らスキルが高くても首を斬れば死ぬんじゃないかなあ…」

「分かった、分かったから剣をしまえ!!キリト」

「のわ!!起きてたのかエイト」

「じゃ、説明して貰おうか」

 

クッソ、嵌められた…

こいつ、俺が話をワザと逸らしたのも気付いてるんじゃ、

 

「おう、知ってるぞ」

「察しの良い子は嫌いだよ。てか、また心読みやがったな」

「エイトはわかり易いんだよ」

「そんな事よりも教えてくれよ!!」

「はいはい、分かったから」

「おお!!」

「ただし、他言無用で頼むぞ?」

「お、おう…」

 

「ユニークスキル≪獲得数10倍≫だ」

 

 

 

 

 





少し、最後の方焦りましたかね?
一度、消えてるんでなんとも言い難く…

次回、第3話(当たり前)

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