『偽物』の世界で『本物』を求める。   作:yunami

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オリジナル設定あり。
こんなクエストもあってもいいんじゃ…
実際に似た様なのあるし。

やっぱ、黒が1番カッコいい。




第6話

『祖龍ミラボレアス』

 

恐らく塔の天辺、もしくは古城と思わしき場所に転移した。

アルバトリオンのステージと違い、気象設定は安定しているようだ。

雷が鳴っていなければ。

何かと天気悪いんだが、なに?晴れが嫌いなの?

 

「キリト、来るぞ」

「ああ、エイト。行くぞ」

 

そして、敵が姿を現す。

その姿は、『祖龍』の名に恥じない神々さで、

圧倒的な威圧感を持っていた。

今回はHPゲージがあるが、一本長いのが頭の上に。

これ、絶対特殊演出あるやつじゃ(フラグ)。

 

『ガァァァァァァアアア』

 

俺の思考を遮断するように、ミラボレアスは叫ぶ。

アルバトリオンほど近くなかったため、吹っ飛ばされる事はなかったが、

耳が痛い。勿論物理的に。

 

今回は俺がメインでの戦闘だ。

キリトにはサポートに回ってもらう。

試したいスキルもいろいろあるんだ。実験台になってもらおう。

 

「始解『深淵に咲き誇りし夜桜』」

 

俺が剣の名を呼ぶと、剣に変化が現れる。

赤黒いオーラを剣が纏い、重さが増す。

これ、俺かキリトじゃなきゃ扱えないな。重くて振れない、持てないまである。

このスキルは『卍解』の下位互換だが、十分強い。

 

キリトがミラボレアスのヘイトを引いている。

その隙に、俺は1つの≪ソードスキル≫を使用する。

 

『エンチャント・ヘルブレイズ』

 

そう言うと、夜桜が黒い炎に包まれる。

うわあ、厨二臭え…とか思ってた自分を殴りたい。

これ、ムッチャカッコいい。キリトがこっちをチラチラ見てる。

戦闘中だぞ…

 

「うらぁっ!!」

 

取り敢えず攻撃してみる。

うわ、こんだけしか減らないのかよ…

兎に角きりが無いと思ったから、俺は『エンチャント・ヘルブレイズ』の

の使用中専用≪ソードスキル≫を使う。

 

「キリト!!一旦引け!!」

「了解、スイッチ!!」

「おお!!『神千斬り』」

 

全120連撃にも渡るソードスキル。

その威力は…

 

「嘘だろ?」

 

ありえなかった。

確かに、強力だって事は理解していた。

いや、理解したつもりでいた。

あんな、硬かったのに…

 

「HPの1/3を削ったのか?たった一撃で?」

 

ミラボレアスの白い身体には、あちこち黒い傷ができている。

それが、俺のソードスキルによるものであることを理解する。

これは、暫く封印だな。

さて、もう一度(既に封印する気は無い)行こう。

と、した時だった。

 

『グルアァァァァァアアア』

 

もう一体、黒いミラボレアスがアラワレタ。

 

「は?」

「いやいや、嘘だろ?」

 

2対2なのか?流石に厳しいんだが。

どうするか、と考えていたら、白が黒を食べた。

「食べた」のか?

 

「え、どうゆう事だ?」

「わからん。だが、確実に強化演出だ」

「警戒、って事だな」

 

捕食が終わったのだろうか、戻って来る。

正直、戻ってきて欲しくなかった。

そのままどっか行きゃいいのに…

 

そして、ミラボレアスが攻撃予備動作に入る。

が、俺の記憶にそんな動作は無かった。

≪観察眼≫を使い、必死に思考を働かせる。

すると、ミラボレアスの口元から漏れる、炎を見つけた。

 

「まさか…」

「ヤバイな、全力回避!!」

 

俺は≪瞬歩≫を使い、できるだけ離れる。

そして、ミラボレアスは炎弾を放つ。

それが地面に接触すると…

 

どんっ、ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

ありえない程の大爆発と衝撃波。

これ、何処にいても衝撃波でダメージが入る。

うわあ、帰りてえ。

 

「どうする、エイト。このままじゃ」

「わかってる。少しずつ削られていくだけだ…」

 

やっぱり、出し惜しみは無しだな。

あれ、使ってみるか。

 

「うし」

「なんか思いついたか?」

「俺『卍解』使うわ」

「了解」

 

そう言い残し、キリトは突っ込んでいく。

やっぱり戦闘狂だった。

 

「俺もやるか…」

 

『終焉に咲き乱れし千本桜』

 

今度は、桜色を纏う。

この状態でも、専用ソードスキルがある。

それは、今の状態だと最高の相性だった。

 

もう一度、ミラボレアスが炎弾を放つ。

俺は、それを正面から受け、

吸収した。

 

あれ?てっきり炎だけの吸収だと思ってたんだが…

全吸収なのか?まあいいや。

 

そして、ミラボレアスに向けて、

それを放出する。

 

そう。この状態での専用ソードスキルは、

≪蓄積&放出≫だ。

相手の攻撃を蓄積、チャージし、それを条件によって変わる倍率を加算して放出する。

その倍率は、時間によって決まる。

それは、24時間表示の時計がわかりやすい。

例えば、2時なら2倍、18時ならば18倍…という風に。

しかし、デメリットもある。

30分のクールタイムと、24時以降、0時扱いのため、威力が0になる。

 

それを踏まえても、十分強いだろう。

そして、今の時間は23時。つまり、

 

『神器解放・23times』

 

そう、俺が言う。

すると、俺の夜桜から黒い炎が出る。

それに加え、

 

『エンチャント・ヘルブレイズ』

 

これは保険だ。

あ、でも、

 

「キリト」

「お前!!これどうすんだよ!?」

「自爆しそう…」

「おい!?」

 

そう叫んだキリトは、全力で撤退する。

俺は、出来るだけ遠くに打つ。

これ、直接当てたら、俺も巻き込まれそう。

そう考えて、空中に放る。

 

が、

 

「ちょ、うわあああぁぁぁぁぁぁ」

「や、やばっ…うおおおぉぉぉ」

 

結果、吹き飛ばされる。

結構削られた。これ、相当ヤバイな。

24倍なんて使ったら、アインクラッド崩壊するんじゃないのか?

多分、上空200mぐらいまで飛ばした筈なんだがな…

劇場版第10体目の神の使いもびっくりの威力である。

(このネタわかるかな?)

 

ミラボレアスのゲージは、3/2を削った。

あと少し。そう思い、思い出す。

あ、これまたあいつ来るんじゃ…

 

『グルアァァァァァァアア』

 

はい、来ましたー。

今度は赤黒いミラボレアス。

強そうなのに、白のミラボレアスに瞬殺される。

ま、演出だしな。

 

そんな呑気な事を考えていると、

何時までたっても降りてこないミラボレアス。

その背後に、オーラが見えた。

 

「「は?」」

 

それは、赤く、黒く、白かった。

恐らく、これまでの中で最高威力の攻撃だろう。

これ、蓄積できんのか?

少し怖いな。幾ら予備があるとはいえ、失いたくない。

そうだ、

 

「おい、キリト」

「どうした?」

「一撃で終わらせる。俺の後ろにこい」

「大丈夫なのか?さっきのやつみたいなことしないよな」

「大丈夫………多分」

「不安だ!!」

 

と、言いつつも後ろに避難する。

さて、ミラボレアスは白い塊を生成していた。

凄いエネルギーである事が伝わって来る。

それは、まるで隕石の様だった。

 

それが放たれ、俺に落ちてくる。

大気が震えている。

それに対し、俺は攻撃力0のソードスキルを使う。

 

『フルカウンター』

 

世界が崩壊する様な爆音を最後に、俺は意識を失った。

 

 

 

「…あぁ?」

 

目を覚ますと、元の部屋にいた。

どうやら、無事勝てたらしい。

 

「よう、目が覚めたか?エイト」

「ああ、無事だったか。キリト」

 

キリトは、既にステータスを確認した様で、

少し顔色が悪い。

 

「それより、最後のは何だったんだ?」

「ああ、ソードスキル『フルカウンター』だ」

「フルカウンター?」

「そう。相手の攻撃を放出と同じ倍率で跳ね返す、

攻撃力0のソードスキルだ。今回は23倍の、超高威力の攻撃だったな」

「お前、とことんチートだな」

「お前に言われたかねえよ。レベルいくつだったんだ?」

「うっ…137だったよ」

「うわあ、俺はまだまだレベル1ですよ?」

 

ま、多分レベル400は超えたんだろうけど。

全部『夜桜」に注ぎ込んでるからなあ。

ステータスは見てない、見たくない。

 

「お、そろそろか」

「ああ、最後の試練だな」

 

そして、最後の試練に挑む。

 

『熾凍龍ディスフィロア』

 

 

 




今回は七つの大罪とクロスでしたね。
エスカノールの神器の能力の名前、忘れました。
確かこんな感じだった様な…

次回、第7話(ここは辞めない)
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