こんなクエストもあってもいいんじゃ…
実際に似た様なのあるし。
やっぱ、黒が1番カッコいい。
『祖龍ミラボレアス』
恐らく塔の天辺、もしくは古城と思わしき場所に転移した。
アルバトリオンのステージと違い、気象設定は安定しているようだ。
雷が鳴っていなければ。
何かと天気悪いんだが、なに?晴れが嫌いなの?
「キリト、来るぞ」
「ああ、エイト。行くぞ」
そして、敵が姿を現す。
その姿は、『祖龍』の名に恥じない神々さで、
圧倒的な威圧感を持っていた。
今回はHPゲージがあるが、一本長いのが頭の上に。
これ、絶対特殊演出あるやつじゃ(フラグ)。
『ガァァァァァァアアア』
俺の思考を遮断するように、ミラボレアスは叫ぶ。
アルバトリオンほど近くなかったため、吹っ飛ばされる事はなかったが、
耳が痛い。勿論物理的に。
今回は俺がメインでの戦闘だ。
キリトにはサポートに回ってもらう。
試したいスキルもいろいろあるんだ。実験台になってもらおう。
「始解『深淵に咲き誇りし夜桜』」
俺が剣の名を呼ぶと、剣に変化が現れる。
赤黒いオーラを剣が纏い、重さが増す。
これ、俺かキリトじゃなきゃ扱えないな。重くて振れない、持てないまである。
このスキルは『卍解』の下位互換だが、十分強い。
キリトがミラボレアスのヘイトを引いている。
その隙に、俺は1つの≪ソードスキル≫を使用する。
『エンチャント・ヘルブレイズ』
そう言うと、夜桜が黒い炎に包まれる。
うわあ、厨二臭え…とか思ってた自分を殴りたい。
これ、ムッチャカッコいい。キリトがこっちをチラチラ見てる。
戦闘中だぞ…
「うらぁっ!!」
取り敢えず攻撃してみる。
うわ、こんだけしか減らないのかよ…
兎に角きりが無いと思ったから、俺は『エンチャント・ヘルブレイズ』の
の使用中専用≪ソードスキル≫を使う。
「キリト!!一旦引け!!」
「了解、スイッチ!!」
「おお!!『神千斬り』」
全120連撃にも渡るソードスキル。
その威力は…
「嘘だろ?」
ありえなかった。
確かに、強力だって事は理解していた。
いや、理解したつもりでいた。
あんな、硬かったのに…
「HPの1/3を削ったのか?たった一撃で?」
ミラボレアスの白い身体には、あちこち黒い傷ができている。
それが、俺のソードスキルによるものであることを理解する。
これは、暫く封印だな。
さて、もう一度(既に封印する気は無い)行こう。
と、した時だった。
『グルアァァァァァアアア』
もう一体、黒いミラボレアスがアラワレタ。
「は?」
「いやいや、嘘だろ?」
2対2なのか?流石に厳しいんだが。
どうするか、と考えていたら、白が黒を食べた。
「食べた」のか?
「え、どうゆう事だ?」
「わからん。だが、確実に強化演出だ」
「警戒、って事だな」
捕食が終わったのだろうか、戻って来る。
正直、戻ってきて欲しくなかった。
そのままどっか行きゃいいのに…
そして、ミラボレアスが攻撃予備動作に入る。
が、俺の記憶にそんな動作は無かった。
≪観察眼≫を使い、必死に思考を働かせる。
すると、ミラボレアスの口元から漏れる、炎を見つけた。
「まさか…」
「ヤバイな、全力回避!!」
俺は≪瞬歩≫を使い、できるだけ離れる。
そして、ミラボレアスは炎弾を放つ。
それが地面に接触すると…
どんっ、ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ありえない程の大爆発と衝撃波。
これ、何処にいても衝撃波でダメージが入る。
うわあ、帰りてえ。
「どうする、エイト。このままじゃ」
「わかってる。少しずつ削られていくだけだ…」
やっぱり、出し惜しみは無しだな。
あれ、使ってみるか。
「うし」
「なんか思いついたか?」
「俺『卍解』使うわ」
「了解」
そう言い残し、キリトは突っ込んでいく。
やっぱり戦闘狂だった。
「俺もやるか…」
『終焉に咲き乱れし千本桜』
今度は、桜色を纏う。
この状態でも、専用ソードスキルがある。
それは、今の状態だと最高の相性だった。
もう一度、ミラボレアスが炎弾を放つ。
俺は、それを正面から受け、
吸収した。
あれ?てっきり炎だけの吸収だと思ってたんだが…
全吸収なのか?まあいいや。
そして、ミラボレアスに向けて、
それを放出する。
そう。この状態での専用ソードスキルは、
≪蓄積&放出≫だ。
相手の攻撃を蓄積、チャージし、それを条件によって変わる倍率を加算して放出する。
その倍率は、時間によって決まる。
それは、24時間表示の時計がわかりやすい。
例えば、2時なら2倍、18時ならば18倍…という風に。
しかし、デメリットもある。
30分のクールタイムと、24時以降、0時扱いのため、威力が0になる。
それを踏まえても、十分強いだろう。
そして、今の時間は23時。つまり、
『神器解放・23times』
そう、俺が言う。
すると、俺の夜桜から黒い炎が出る。
それに加え、
『エンチャント・ヘルブレイズ』
これは保険だ。
あ、でも、
「キリト」
「お前!!これどうすんだよ!?」
「自爆しそう…」
「おい!?」
そう叫んだキリトは、全力で撤退する。
俺は、出来るだけ遠くに打つ。
これ、直接当てたら、俺も巻き込まれそう。
そう考えて、空中に放る。
が、
「ちょ、うわあああぁぁぁぁぁぁ」
「や、やばっ…うおおおぉぉぉ」
結果、吹き飛ばされる。
結構削られた。これ、相当ヤバイな。
24倍なんて使ったら、アインクラッド崩壊するんじゃないのか?
多分、上空200mぐらいまで飛ばした筈なんだがな…
劇場版第10体目の神の使いもびっくりの威力である。
(このネタわかるかな?)
ミラボレアスのゲージは、3/2を削った。
あと少し。そう思い、思い出す。
あ、これまたあいつ来るんじゃ…
『グルアァァァァァァアア』
はい、来ましたー。
今度は赤黒いミラボレアス。
強そうなのに、白のミラボレアスに瞬殺される。
ま、演出だしな。
そんな呑気な事を考えていると、
何時までたっても降りてこないミラボレアス。
その背後に、オーラが見えた。
「「は?」」
それは、赤く、黒く、白かった。
恐らく、これまでの中で最高威力の攻撃だろう。
これ、蓄積できんのか?
少し怖いな。幾ら予備があるとはいえ、失いたくない。
そうだ、
「おい、キリト」
「どうした?」
「一撃で終わらせる。俺の後ろにこい」
「大丈夫なのか?さっきのやつみたいなことしないよな」
「大丈夫………多分」
「不安だ!!」
と、言いつつも後ろに避難する。
さて、ミラボレアスは白い塊を生成していた。
凄いエネルギーである事が伝わって来る。
それは、まるで隕石の様だった。
それが放たれ、俺に落ちてくる。
大気が震えている。
それに対し、俺は攻撃力0のソードスキルを使う。
『フルカウンター』
世界が崩壊する様な爆音を最後に、俺は意識を失った。
「…あぁ?」
目を覚ますと、元の部屋にいた。
どうやら、無事勝てたらしい。
「よう、目が覚めたか?エイト」
「ああ、無事だったか。キリト」
キリトは、既にステータスを確認した様で、
少し顔色が悪い。
「それより、最後のは何だったんだ?」
「ああ、ソードスキル『フルカウンター』だ」
「フルカウンター?」
「そう。相手の攻撃を放出と同じ倍率で跳ね返す、
攻撃力0のソードスキルだ。今回は23倍の、超高威力の攻撃だったな」
「お前、とことんチートだな」
「お前に言われたかねえよ。レベルいくつだったんだ?」
「うっ…137だったよ」
「うわあ、俺はまだまだレベル1ですよ?」
ま、多分レベル400は超えたんだろうけど。
全部『夜桜」に注ぎ込んでるからなあ。
ステータスは見てない、見たくない。
「お、そろそろか」
「ああ、最後の試練だな」
そして、最後の試練に挑む。
『熾凍龍ディスフィロア』
今回は七つの大罪とクロスでしたね。
エスカノールの神器の能力の名前、忘れました。
確かこんな感じだった様な…
次回、第7話(ここは辞めない)