それではどうぞ!
OP『スパノバ!』
歌『T-Pistonz+KMC』
アナウンス『ワープ、完了シマシタ。』
全員「!!」
フェイ「あれが、ファラム・オービアス・・・!」
ザナーク「フッ、最終戦にふさわしい星じゃねえか。」
アル「おっきな惑星だねぇー。」
ギャラクシーノーツ号Gはついに決戦の地、ファラム・オービアスへと到着した。
フェイ「よし!さっそく降りてみよう!」
カノン「まってくれ!」
全員「!?」
バダップ「お前たち全員に話がある。ミーティングルームに来てくれ。」
黄名子「・・・!!(まさか・・・!)」
メンバー全員はミーティングルームに集合した。
カノン「話というのはだな・・・。俺たちの本当の目的を知ってほしいからだ。」
フェイ「本当の目的?」
メイア「どういうことですか?」
バダップ「我々4人は、100年以上前から来た過去の人間なのだ。」
黄名子以外「えええ!?」
黄名子「・・・・・・。」
メイア「円堂監督たちが・・・過去の人間・・・!?」
ミストレ「俺たちの目的は、ファラム・オービアスの技術を使い、俺たちの時代に戻ることなんだ。」
SARU「それじゃあ監督たちは、僕らを利用したんですか!?」
カノン「本当にすまないと思っている・・・!だが、こうする他なかったんだ・・・!」
フェイ「どういうことですか・・・?」
エスカバ「俺たちは何度か元の時代に戻ろうとしたんだが、なにか不思議な力よって戻れなくなっちまったんだ・・・!」
アル「・・・そんなの信じられないよ・・・!」
カノン「・・・!」
ベータ「そんなのおかしいですわ!元の時代に戻れないなんて・・・!」
バダップ「・・・!」
SARU「そうだよ!僕たちを騙してなにがしたかったのさ!!」
ミストレ「・・・っ!」
アル「アンタらなんかもう監督でもコーチでもないよ!!」
エスカバ「クッ・・・!」
黄名子「ちょっとみんな待つやんね!」
フェイ「黄名子・・・?」
シンク「なんだよ菜花!」
ホス「俺たちはこいつらに騙されたんだぞ!」
黄名子「確かに騙すのは悪いことやんね。でも、監督たちはみんなになにか危害を加えたやんね!?」
メイア「そ、それは・・・!」
イカラス「そいつの言う通りだ。」
シャウラ「アンタたち、監督たちはただ帰りたかっただけだよ?」
ミッチ「なのにそんなに攻めなくてもいいじゃないんですか?」
カノン「お前たち・・・!」
シンク「け、けどよ・・・!」
フェイ「黄名子たちの言う通りだよ。」
ベータ「フェイ・・・!」
フェイ「確かに監督たちは僕らを騙してきた。でもそれはただ自分たちの時代に帰りたかっただけ・・・。」
黄名子「きっと不思議な力は、ワームホールが不安定だったからやんね。」
アルファ「確かにそれは考えられる・・・。」
全員「!!」
アルファ「ワームホールが不安定では、タイムジャンプも難しい。恐らく監督たちがタイムジャンプを行ったときは不安定だったのだろう。」
全員「・・・・・・。」
SARU「監督、コーチ・・・。少し言い過ぎました・・・。」
メイア「私も・・・。」
ガンマ「僕もだ・・・。」
全員「ごめんなさい・・・。」
カノン「みんな・・・!こっちも騙してすまなかった!許してくれ!」
フェイ「みんな!これでお互い信じあえるね?」
全員「おう!!」
フェイ「よし!ファラムの街にいこう!」
全員「おおー!!」
一方そのころ・・・ファラム・オービアス宮殿前にて・・・
警備1「だ、誰だ!」
警備2「名を名乗れ!」
シオン「エル・シオン・・・。至急王女に会いたい!頼む!」
警備1「・・・わかった。少し待っていろ。」
王宮内、玉座の間
ララヤ「なんじゃと!?その者が妾に会いたいと?」
兵士「はい!」
オズロック「・・・どうするのだ?」
ララヤ「通せ!会ってみたい!」
兵士「ハッ!」
王宮門前
警備1「お許しが出た。入れ。」
シオン「・・・・・・。」
再び玉座の間
ララヤ「そなたじゃな?妾に会いたいと申したのは。」
シオン「・・・ああ。エル・シオンだ。今すぐファラム紫天王を全員集めてくれないか?」
ララヤ「・・・わかった。」
1分後・・・
リュゲル「ララヤ様!ファラム・オービアス紫天王、ただいま参りました!」
シオン「役者は揃ったな・・・。」
ヒラリ「あなたは確か、地球代表の・・・!」
ロダン「なんで君がここにいるのさ。」
シオン「・・・・・・。」
突然シオンの体が光り輝きだした!
ガンダレス「うわあ!」
カトラ「ま、眩しい・・・!」
バルガ「ぬう・・・!お、お前は!!」
ヒラリ「な、なんで・・・!」
シオン?「久しぶりだな・・・。ヒラリ。」
リュゲル「リ、リュカ・アリル!?」
なんとシオンはファラムの住民、リュカ・アリル。宇宙人だったのだ!
オズロック「奴は何者だ・・・?」
イシガシ「この星のデータにありました。『リュカ・アリル』、彼は罪を犯してこの星を追放されたA級犯罪者です。」
リュカ「チッ・・・!あのやろう!とんでもないデタラメを・・・!許せねえ!!」
ララヤ「どういうことじゃ?」
リュカ「ドノルゼンはどこだ・・・?」
ロダン「はあ?」
リュカ「ドノルゼンはどこだと聞いている!奴を出せ!!」
ララヤ「ドノルゼンは牢獄の中じゃ。」
リュカ「ろ、牢獄・・・?」
バルガ「ドノルゼン達、上級貴族たちは200年前ララヤ様を地下牢に閉じ込めた罪で牢獄送りになったのだ。」
リュカ「へっ!いいキミだぜ・・・!」
オズロック「リュカ・アリルとやら。このデータがデタラメとはどういうことだ?」
リュカ「・・・濡れ衣をきせられたんだよ。ドノルゼンにな・・・!」
イシガシ「濡れ衣?」
リュカ「今から200年前の話だ。」
ここから回想に入ります。
どかーーーーん!!!
兵士1『侵入者だあ!!』
兵士2『逃がすな!必ず捕まえろ!!』
リュカ「俺は当時、ファラム代表候補の一人だった。俺は安全な場所に避難するため、宮殿内を走り回っていた。そのときだった・・・。」
ドノルゼン『いいか?しくじるなよ。』
侵入者『わかってますぜドノルゼンさん!その代わり、報酬はたっぷりいただきますぜ?』
ドノルゼン『クックック・・・!わかっておる。』
リュカ「その侵入者とドノルゼンはグルだったんだ・・・!」
リュカ『(ドノルゼンさん。アンタまさか・・・!)』
リュカ「俺はそれをミネルさんに伝えようとしたが、途中で捕まっちまったんだ。ドノルゼンに・・・!」
ドノルゼン『これをバラされては私の立場は完全に失われてしまうからな。貴様はスラムの出身だったな。ククク・・・!』
リュカ『クッ・・・ウウ・・・!』
リュカ「そして俺は侵入者のグルだと濡れ衣をきせられ、反逆者としてこの星を追放された。」
回想終了です。
ララヤ「そんなことが・・・。」
リュカ「でもアンタが俺の追放に関わっていないとわかって安心した。」
ヒラリ「急にいなくなったから心配していたの。でもよかった・・・!無事で・・・!」
リュカ「悪かったなヒラリ。心配かけちまって・・・。」
カトラ「昔のファラム・オービアスは、そんなことが多かったのですね。」
オズロック「まあ、過去が過去だからな・・・。」
ララヤ「・・・とにかく!お主が無事に帰ってきたのじゃ!なにか祝さねばな!」
リュカ「それよりも、俺の望みをひとつ聞いてくれないか?」
ララヤ「なんじゃ?申してみい。」
リュカ「俺を・・・ファラム・ディーテのキャプテンにしてほしい。」
リュゲル「なっ・・・!?」
ララヤ「なるほど・・・どうじゃ?リュゲル。」
リュゲル「フッ、俺と勝負をして勝ったら譲ってやろう。」
リュカ「その勝負、受けてたつ!」
ファラム地下フィールド
リュゲル「先にゴールを決めた方の勝ちだ!いいな?」
リュカ「ああ。」
イシガシ「それでははじめます!」
バトルスタート
リュゲル「フッ、もらっ・・・!」
シュン!ズバァ!!
リュゲル「・・・!?」
リュカ「フッ・・・。俺の勝ちだ。」
リュゲル「な、なにがおきたんだ・・・!?」
リュカはリュゲルから自慢のスピードで素早くボールを奪い、そのままシュートまで決めたのだ。勝負はわずか5秒で決まった。
リュゲル「バ、バカな・・・!」
ララヤ「なんというスピードじゃ・・・!」
カトラ「リュゲルさんの素早さはファラム・ディーテ一なのに・・・!それを上回るだなんて・・・!」
リュカ「さあ約束だ!キャプテンの座を渡してもらうぞ!」
リュゲル「くっ!仕方ない。あんなスピードを見せられてはな・・・。」
リュカはリュゲルからキャプテンの座を譲り受けた。
リュカ「必ずチームを引っ張って見せる!」
一方、アースイレブンメンバーはファラム・オービアスの街を出歩いていた。
フェイ「そういえばシオンは?」
ロユリィ「そういえば見かけませんね。」
ガンマ「彼のことだ。きっとすぐに戻ってくるよ。」
フェイ「そうだといいんだけど・・・。(シオン・・・。)」
次回、ついに決勝戦のキックオフ!
ついに最強対最強の最終対決が始まる!!
ED『嵐・竜巻・ハリケーン』
歌『COLORS』