ラブライブ!サンシャイン!!〜許嫁は泣き虫ちゃん〜 作:花陽ラブ
僕の名前は白井悠斗
僕には昔から決められていた、許嫁が居る
昨日からその許嫁の家に住む事になった
許嫁の名前は黒澤ルビィ…
「………」
「……見てるな」
僕の部屋の襖から覗いている
小さな女の子
なんでも父親以外の男性と接した事が無いらしく
苦手意識があるらしい
それで僕を観察するように覗いているようだ
正直…凄く気まずい
「あの……何かようかな?」
「ピギッ…ごめんなさい……な、何してるかなって」
「気になっちゃって…」
僕が話しかけただけで酷くビクつく
ちょっと傷付くな…
「ルビィちゃーん!来たずらよー!」
ん?ずら…って
凄く訛っている子だな…
ルビィの友達なのかな
「あっ…花丸ちゃん来てくれた」
ルビィが声に気付いて
急いで玄関に向かった
僕も気になるので着いていく事にした
玄関に立っていたのは
女の子と男の子が立っている
女の子のほうは花丸ちゃんだろう
男の子は誰だ…?
「ルビィちゃんお邪魔します」
「う、うん……ゆっくりしてね?き…木田くん」
男の子の方がルビィに話し掛けたら
ルビィは少し嬉しそうな顔をして
話していた
な…なんなんだ
こいつ…ルビィは僕の許嫁なんだ
気安く話し掛けやがって
「ずら?貴方は誰ずら?」
僕に気付いた花丸ちゃんが
話し掛けてきた
「はじめまして…ルビィちゃんの許嫁の白井悠斗です」
「ずらっ!??」
「えっ!?」
「「ルビィちゃんの許嫁!??」」
僕は花丸ちゃんに聞かれたので
礼儀正しく、挨拶をした
2人はびっくりした顔で驚いた
「お二人はルビィちゃんのお友達で?」
「そうず……じゃなくて、そうですルビィちゃんとは小学校の時から仲良くさせて貰ってる国木田花丸です」
「俺もルビィちゃんとは小学校の時から友達の木田正斗です…」
「………お二人は付き合ってるの?」
花丸ちゃんに正斗くん
なるほど、僕も知らない訳だ…ルビィちゃんに初めて会ったのは
もっと前だしな
ふと、2人を見て…なんとなく聞いてみた
そしたら、2人はわかりやすいぐらいに顔を真っ赤にした
なるほど、付き合ってるな…
そして、ルビィの方を見たら
こちらもわかりやすいぐらいに暗い顔をしている
やっぱりか…ルビィは正斗くんの事が
「る、ルビィ…ちょっとおトイレ行ってるから2人とも部屋に行ってていいよ?」
ルビィは先に行ってしまい
2人は中に入り、部屋に向かった
僕はルビィのあとを追う事にした
「ルビィちゃん……」
「……ごめんなさい、ルビィね」
「木田くんの事が好きだったんだ……でも2人は生まれた時から知ってて、ずっと2人で居たんだよ?そんなのルビィが入れる余地ないよ、ルビィは2人が大好き…だから、だから…………」
ルビィのあとを追い
2人っきりになった所で話し掛けた
ルビィは騙り出して
だんだん肩が震えて泣いている事に気付いた
僕は嫌がられろと思ったが
今の彼女はほっとけない
優しく抱き締めた
「………」
「……ありがと」
何も言わなかった
何も言わない事が今の状況には良いと思ったからだ
ルビィは嫌がる所か、受け入れて
少し嬉しそうだった…
少しだけ、距離が縮まったような気がした