ラブライブ!サンシャイン!!〜許嫁は泣き虫ちゃん〜 作:花陽ラブ
「んん……」
「あ…起きた」
保健室のベッドにルビィを寝かして
彼女が起きるまで待っていたら
1時間後にルビィが目を覚まして
外は夕日がゆっくりと落ちていて
もうすぐ夜になろうとしていた
「あれ?ここは…」
「学校の保健室だよ…ルビィちゃんが気絶しちゃったからさ…」
「す、すいません…ルビィ迷惑掛けちゃった」
「そんな事ないよ…気にしない」
気絶しちゃった事を申し訳なさそうにしょぼんとしているルビィに
僕は優しく言った
普通なら頭を撫でるなりする所なんだろうけど
多分嫌がるだろうしな
「ルビィ!」
「お姉ちゃん…」
「良かったですわ…目が覚めたんですね」
外から急いでこっちに来る足音がして
保健室の扉が開いて
心配そうな表情で名前を呼ぶダイヤさんがやってきた
目が覚めていて元気そうなルビィにホッとして
安心した表情になった
良かった
「本当に悠斗さんが先生になっていたんですね」
「えっ?誰からか聞いたんですか?」
「えぇ…理事長、小原鞠莉さんから聞いたのですわ……私と鞠莉さんは同級生なんですの」
あぁーなるほど
だからダイヤさんと同じリボンの色をしていたのか
改めて理事長と学生を両方するって凄いな
そんな事を考えていたら
もう1人保健室にやってきた
噂の鞠莉さんだ
「ハロー!こんな時間まで先生と生徒が一緒に居るなんてイケナイ感じがするわね」
「冗談はさせおき…ここは私が多めに見るから早く帰りなさい、ダイヤ達のおばさんも心配してるだろうし」
少しイタズラ笑みをしてから
保健室にある時計を見て
早く帰るように言われた
確かに時間を見たら7時前
とっくに家に居ないと心配されてしまう
僕やルビィ達は慌てて学校から出ていった
「ただいまー」
家の前に着いて
僕が最初にゆっくり開ける
誰も居ない事を祈るように中を見る
「あら……おかえりなさい、みなさん」
予想通り
中にはおばさんが仁王立ちで待っていた
普段優しいおばさんから想像出来ない
恐ろしいオーラだ
僕達、三人はこっぴどく叱られた
「あの……る、ルビィです」
「ん?どうぞ…」
叱られただけで
特に何もなかった…僕らも悪かったし
今度からしっかり連絡はしようと僕らは思った
そんな事があってからご飯もお風呂も済ませて
各々の時間を過ごしている時に
僕の部屋の外からルビィがやってきた
どうしたんだろう
扉を開けて少し入ってきた
「あの……今日はありがと」
「さっきまで、花丸ちゃんから電話してて保健室まで運んでくれてたよって聞いて」
「そんなの当たり前じゃないか…ルビィちゃんなんだから」
「えっと……今日で白井さんの事」
「もっと知りたいなと思った…最初は怖いなと思っていたけど、ゆっくりと知れたら嬉しいな」
今日の出来事を花丸ちゃんから聞いたようだ
その時のお礼にやってきた
僕も心配したし、本当の事だ
僕より小さくて女の子のルビィ
僕が守らないと
そんな事を考えていたら
ルビィが優しい笑みで僕の事をもっと知りたいと言ってくれた
僕も優しい笑顔でこう答えた
「うん、僕ももっと知りたいな」
「ルビィちゃんの事」