1話 海に行く前に。
黄牙「水着を買いに行きたい?」
ラウラ「うむ!」
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ラウラがいきなりこんなことを言い出したのには訳がある。
7月の臨海学校では1日目は自由時間、2、3日目にISの筆記、実技等の訓練をするという予定である。そのため丸一日暇な時間が出来、滅多なことをやらかさない限りは行動の自由が約束された。
千冬「それとISスーツは確実に持ってくること。忘れた場合は濡れたままの水着、最悪下着で受けてもらうことになる。例年通りだとしても問題だが、今年は男子生徒がいる。露出狂だと思われたくないなら必ず持ってくるように。」
女子生徒たち『はい!』
ISスーツでも充分思春期真っ只中の男子二人からすれば水着以上にキツいだろうに…
一夏「臨海学校か…」
黄牙「訓練期間は一日半だーって言っても今回は足元砂浜だし、それなりにキツいものになりそうだな。」
セシリア「ですがそれよりも大事なことがありますわ。」
黄、一「「??」」
鈴「季節は夏、そばには海、ときたら!」
ラウラ「海水浴しかないだろう!お父様!」
黄牙「その呼び方やめろ!あとノリノリだなお前ら!?」
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ラウラ「今まで軍属でずっと訓練や任務に明け暮れていたから、水着をほとんど持っていないのだ。」
黄牙「ほとんど…おい、まさか俺が行かなかったら…」
ラウラ「?学園指定のすくーる水着?とやらだが。」
黄牙「よし行くぞ。セシリア、護衛頼む。」
セシリア「…あの、黄牙さん?もしよろしければ、私の水着も選んでほしいのですが…」
黄牙「えっ」
困惑する黄牙にセシリアが、
セシリア「ダメ、ですの?」
上目遣い+目をうるうるさせて言ってきた。
黄牙「…はぁ、分かったよ。暇な日いつだ?空けとく。」
セシリア「まあ!ありがとうございますわ!」
黄牙(あれは世の男性ほぼ落ちるだろうが!!くっそ、カワイイが過ぎるぞこんちくしょう!)
黄牙の悶える様子を見ていた一夏、箒、鈴は
一夏「大変だな、あいつ。」
鈴「あれはセシリアの完勝ね。」
箒「タイミングも完璧だったな。」
一夏「何で二人揃って解説してるんだよ!?」
鈴「それはそうと一夏?」
一夏「無視!?」
箒「私達もその、なんだ…水着を選んでほしいんだが…」
一夏「俺にか?こういうのって女子同士の方が良いんじゃ」
鈴、箒「「それとこれとは話が別!」」
一夏「は、はい!僭越ながら選ばせていただきます!」
…二人に尻に敷かれていた一夏であった。
?『ぐぬぬ…』
??「………」
その様子を直で見ていた人物とモニター越しに見ていた人物がいるとは知らずに、予定を決めて水着を選びに行くのだった。
閑章は多分3~5話位使う可能性あり。
次の章は誰の視点から?
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一夏
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束
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シャル・クロエ
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黄牙