IS 13の星座の守り人   作:Scorpion

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1話でまとめると長くなりそうなんで分割します。


2章 臨海動乱編
1話 いざゆかん、臨海学校!


「海、見えたよ!」

 

誰かが発した言葉から窓の外を見る。どこまでも続く青い海を目にして生徒達は浮かれているようにも見える。

 

千冬「浮かれるのもいいが、明日からISの操縦訓練があることを忘れるなよ。」

 

その言葉で、少しテンションが収まったようだ。

 

黄牙(海か。随分とデカい水溜まりってたばちゃんから説明されたけど…水溜まりじゃなくて湖の方が正しい気がするんだが。)

一夏「黄牙、どうしたんだよ?」

黄牙「いや、海をこの目で見るのは初めてだからさ。」

ラウラ「何!そうなのか!?」

黄牙「そこまで驚くことか…?」

箒「大体はプールでいいからな。海には滅多に行かないんだ。」

ラウラ「そ、そうなのか。」

 

バスに揺られながら、目的地の旅館に向かうIS学園の1年生。車内では誰が出したのか自分の手札を0枚にすれば勝ちのU○Oの創作ルール、「DOS(ドス)」のクラス内大会が行われていた。決勝戦まで残ったのは、黄牙、セシリア、本音、真耶だった。…なぜ真耶が参加しているかはともかく決勝戦前に旅館に着いた為、そこでお預けとなった。

―――――――――――――――――――――――――――――

千冬「ここが私たちの臨海学校の間お世話になる花月荘だ。」

 

バスが止まり、入り口の前で整列している1年生達。するとそこから一人の女性が姿を表した。

 

??「あら?これはこれは。IS学園からようこそおいでくださいました。皆様のご到着、お待ちしておりました。」

真耶「あ、女将さん。いつもお世話になっております。」

女将「ふふ、この時期は毎年そうですからもう慣れてしまいました。そちらのお二人が例の?」

千冬「はい。男性操縦者です。二人とも挨拶しろ。」

 

そう言われて、黄牙と一夏は前に出る。

 

黄牙「星守 黄牙です。2泊3日の間お世話になります。よろしくお願いします。」

一夏「織斑 一夏です!よろしくお願いします!」

女将「ふふ、元気があっていい子達ですね。夏の日差しの下にいるのは暑いでしょうから、中へどうぞ。」

 

エントランスに着くと千冬から部屋割りについての説明があった。

 

千冬「部屋割りについてだが、各々が決めた6人以下のメンバーだ。なお、専用機持ちの女子生徒は同室だ。織斑と星守についてはこの場で教えることはできん。プライベートがあるからな。本人が許可すれば教えてやってもいいが、他言無用だ。分かったな?」

『はい!』

真耶「では、部屋に着いたら荷物の整理、そのあとは夕食まで自由時間なので、楽しんでくださいねー!」

 

真耶がそういってからの女子達の行動は早かった。このときの様子を黄牙はこう語った。

 

「水を得た魚のようだった」

 

と。

―――――――――――――――――――――――――――――

黄牙「あーつーいー…」

一夏「まあまあ」

 

水着姿の男二人。一夏は紺色無地のトランクスタイプ、黄牙は黒色無地のトランクスタイプを着用していた。

 

一夏「けど、水着一体型でサポーターとかついてるもんなんだな。」

黄牙「普通についてるもんじゃないのか…」

 

水着を選んだ際にこの事を新発見したかのようにいう一夏であった。そして二人の水着を見た女子の反応はというと、

 

「二人とも着痩せするタイプなんだ…」

「筋肉の付き方に無駄がない…良い…」

「…夏コミこれでいこう。」

「ちょっと待ってその話詳しく」

「二万までなら出せる」

 

色めき立っている様にも見える。そこへ、

 

??「居たわね、二人とも!」

黄牙「おー、鈴。それにラウラも。」

ラウラ「どうだ、お父「ん?」…黄牙!私たちの水着は!」

黄牙「よく似合ってるよ。フリル付きのもあるのか…」

鈴「当然あるわよ!一夏、私は?」

一夏「え、ああ、えっと…すげー可愛いと思う…ぞ?」

鈴「可愛い、そっかー可愛いかー…えへへ///」

一夏(あれ、鈴ってこんなに可愛かったか…?)

 

一夏の言葉に照れながらも嬉しそうにする鈴。

 

ラウラ「黄牙…コーヒーはないか…ブラックの…」

黄牙「残念ながら無い。にしても水着マジック…これ程のものとは…」

?「おい、黄牙…あれはどういう状況だ…?

黄牙「待って俺にその視線を向けないで」

??「まあまあ、箒さん?今からでも間に合いますから、ね?」

箒「…セシリアは良いよなあ…どうせ私なんか…

セシリア「箒さん!?オーラをしまってくださいまし!!」

 

負のオーラが漂ってしまっている箒。どうにかそれをおさめよう奮闘するセシリア。そこへ、

 

一夏「黄牙ーそろそろ泳ぎに行こうぜー…箒、どうした?」

黄牙「あー、多分鈴の抜け駆けでこうなってる。」

鈴「やっぱりかー…悪いことしたわね」

箒「りぃん~?」

鈴「ひゃい!」

 

妬ましげに鈴に視線を向ける箒。その目に光がない。

 

箒「抜け駆けだな?抜け駆けしたんだな?」

鈴「えと、その…ほら、箒ならもういるかな~って思って…」

箒「神妙にお縄につけええええええええええええ!!!!」

鈴「イィヤー!!!!!」

 

鬼のような形相で追いかけ回す箒。その手にはどこから取り出したのか木刀が握られていた。その光景を見ていた四人は、

 

一夏「止めなくて良いのかよ?」

ラウラ「流石にあれに乱入するほど私は愚かではない。」

黄牙「あの白い水着…赤く染まりそうだな…」

三人「「「冗談でもそれは言っちゃいけないだろ(いけませんわ)!!」」」

 

黄牙が総ツッコミをくらっていた。

―――――――――――――――――――――――――――――

少し時が経ち、箒によるO☆HA☆NA☆SHIもすみ、HEIWAに海で遊んでいた。黄牙はパラソルから出ずに手持ち扇風機で涼んでいると、

 

セシリア「黄牙さん、休憩中ですの?」

 

セシリアが声をかけてきた。

 

黄牙「ああ。二時間ぶっ続けで泳ぐのはしんどかった…」

セシリア「あはは…」

黄牙「あ、あと言いそびれていたけど、水着スゲー似合ってる。」

セシリア「ふふ、ありがとうございますわ。」

 

水着を誉められたセシリアの頬がほんのり赤くなったのには、黄牙は気づいていないようだった。

 

セシリア「黄牙さん、1つ頼み事があるのですが…」

黄牙「ん?何だ?」

セシリア「その、私にサンオイルを塗っていただけませんか?」

黄牙「」

 

世界が止まったような気がした。




次回、1日目後編。

※DOS…ルールはU○Oとさほど変わらないが、あがり方が一種類増えている。
①手札1枚の時にU○Oと宣言し、次の自分の番で最後の一枚を捨てる。
②手札2枚の時にDOSと宣言し、次の自分の番で最後の二枚を捨てる。
ちなみに②の方法で上がった場合、その次にあがる人から②でしかあがれなくなる。

…適当に考えてみたけどひでぇルールだこれw

次の章は誰の視点から?

  • 一夏
  • シャル・クロエ
  • 黄牙
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