IS 13の星座の守り人   作:Scorpion

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7話 vs福音 思いをのせて

翼で自身の体を覆って休眠状態をとる福音。SEも徐々に回復しているようだ。

 

ドガァン!

 

強烈な砲撃が福音の羽に直撃した。

 

ラウラ「初弾命中!奴の動きを止める!」

 

AICを使って福音の動きを止めたラウラ。手を対象に翳さなくても使いこなせるようになっていた。

 

ラウラ(せめて、お父様に見て貰いたかった…いや、今はこの戦いに集中する!)

 

気を緩めることなく福音を止め続けるラウラ。一夏が福音に近づいていく。

 

一夏(絶対に決める!)

 

上段から福音を袈裟斬りにして、大ダメージを与えた。

 

福音『!?!?!?』

 

暴走状態がさらに増したのか、羽を全て使って6人に攻撃を仕掛ける。

 

鈴「羽が自立稼働するとはね…」

セシリア「ですが、動きが甘すぎですわ!」

 

セシリアがBT兵器と共に福音の羽を複数枚一気に撃墜する。

 

セシリア(貴方と共に空を飛びたかった…それが叶わないのなら、せめて貴方のそばに少しでも近くに…!)

 

彼と共にあろうとする姿は、大空の女王の片鱗を覗かせた。

そして福音は羽のほとんどを失い、攻撃手段もほぼなくなった。

 

鈴「これで仕上げよ!」

簪「全部、持っていって!」

 

鈴は龍咆の乱れ撃ち、簪は全108発のミサイルを発射し、姿が煙に隠れるまで着弾させ続けた。福音は羽一枚を残してボロボロの状態であった。

 

『Aaaaaaaaaaaa!!』

 

叫び声と共に光に包まれる福音。

 

箒「まさかまた…!」

 

羽が6枚に戻り、完全に天使の翼のような形となった。頭上には天使の輪のような装飾が施されている。

 

セシリア「三次移行(サードシフト)…!」

ラウラ「ここにきてまだ足掻くつもりなのか…!」

 

福音が手を広げ、光が腕に収束する。

 

鈴「全員散開!当たるんじゃないわよ!」

5人「「「「「了解!」」」」」

 

光の剣が腕から放出される。その長さは5メートルは下らない、とんでもないものであった。

 

一夏「なっ!」

箒「あんなものまで…」

 

福音が瞬間加速を使ってあるところへ向かう。そこにいたのは鈴だった。

 

鈴「え―――」

一夏「りぃぃぃぃぃぃぃぃん!!」

 

振り下ろされそうになった剣を剣で受け止める一夏。

 

鈴「一夏!?」

一夏「もう、誰も死なせない!俺の仲間に手を出すなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

瞬間、一夏も先程の福音同様光に包まれる。

―――――――――――――――――――――――――――――

一夏「ここ、は…」

??「お前は何故力を求める?」

 

太陽を背に何者かが問う。

 

一夏「…大切な人たちを守るためだ。」

??「だが、お前は人一人守れなかった。それどころか守れなかった存在にお前は守られた。」

一夏「!!」

 

現実を突きつける謎の人物。

 

一夏「…そうだな、俺は守れなかった。けど、救えなかったことを悔いる気持ちを抱いて、今を生きようとする人まで守れなくなるのは、俺は御免だ。」

??「…」

一夏「だから、俺に力を貸してくれ、白式。」

白式?「…その道は困難を極めるぞ。戻ることも許されず、ただただ前を見てひたすら自分の理想に近づく為に進む。その覚悟はあるか?」

一夏「もちろんだ!」

白式?「なら、受けとれ。今のお前に必要な力だろう?」

一夏「ああ!」

―――――――――――――――――――――――――――――

光が晴れていく。白い機体の背中から龍の翼のようなものが生えている。赤というよりは橙色のようなカラーリングをしている。

 

鈴「一夏、腕!」

 

レーザーブレードを両腕で受け止める一夏。ディスプレイに投影された機体の名は―

 

一夏「白式、《神陽(じんよう)》…」

鈴「聞いてるの!?腕大丈夫なの!?」

一夏「ああ、問題ない。…この機能は」

 

ある機能に目をつける一夏。福音を弾き飛ばし、その機能を使う。

 

一夏「拡張領域(パススロット)開放!極星剣機ポーラキャリバー!合体(ブレイヴ)!」

 

そう呼ぶとどこからともなく戦闘機が現れ、ブースターと剣が切り離される。羽に合体し剣を掴み取る。

 

一夏「おぉらぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!」

 

剣を振りかぶり、福音に急接近する一夏。レーザーブレードと鍔ぜり合わせ、叩き落とす。

 

一夏「これで、最後だぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!」

 

十字に福音をぶった斬る一夏。機能が停止したのか落ちていく福音。

 

セシリア「福音の反応、消滅しましたわ。」

箒「これで終了、か…」

鈴「………」

簪「……どうして、こんなに虚しいんだろう…」

ラウラ「…帰投する。…一夏、帰るぞ。」

一夏「…ああ。」

 

こうして、オペレーション:ゴスペルダウンは完遂された―――かに思われたが

 

??「…おし、あいつらは撤退したか。2()()の回収作業に入るぜ。見つけたら報告しろよ、エム?」

エム「ふん、分かっている…」

 

誰かを海中から船に引き揚げようとする者達がいた。




次回、臨海学校最終日。

次の章は誰の視点から?

  • 一夏
  • シャル・クロエ
  • 黄牙
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