オータム「見えたぜ。あれが俺達の拠点、ノアだ。」
二人「「……」」
豪華客船のようにしか見えないが、亡国企業(安寧を守る者達)の拠点らしい。
エム「何を呆けている。これからお前達と衣食住を共にする場所だぞ?」
黄牙「…乗ったことないんだが…ここまでの船に…」
??「私も…」
エム「星守はともかくファイルスは意外だな。」
ナターシャ「ナターシャで良いのに…」
オータム「エムは堅物だからな。」
エム「何か言ったか?」
オータム「なーんにも?」
和む黄牙以外の三人。後方のハッチが開き、
??『お疲れ様。早くブリーフィングルームまで上がってらっしゃい。』
オータム「わーってるよー!」
大人びた女性の声がスピーカー越しに聞こえた。
黄牙「今のは…?」
オータム「俺の上司だな。…形だけたぁ言えこういう言い方好きじゃねえんだけどなあ…」
黄牙(もうちょっと深い関係…なのか。)
そんな事を頭のなかで思い浮かべながら黄牙達はノアに乗船した。
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ノア内ブリーフィングルーム
スコール「はじめまして、私はスコール。所属は…言わなくてもわかるわよね?」
黄牙「あ、はい。星守黄牙です。救助していただいてありがとうございます。」
ナターシャ「ナターシャ・ファイルスよ。それにしても拾われたのが貴女達で良かったわ。軍だったら留置所行きかもしれなかったし。」
スコール「そうなったら、アメリカ支部の人間に助けさせるわよ。おそらく世界ではじめて三次移行をはたしたISだもの。それ以前に
ナターシャ「…ありがとう。」
ナターシャとスコールの間で話が進むなか、黄牙が質問する。
黄牙「あの、俺はどうしてここに連れてこられたんですか?」
スコール「…星の守人伝説の全てを伝えるためよ。」
黄牙「全て…?」
まだ釈然としていない黄牙。スコールが話し始める。
スコール「貴方も部分的に知っているだろうけど、月の力宿せし星の守人っていうフレーズがあるでしょう?貴方のISは既に力を宿す条件は満たしているのよ。」
黄牙「進化したのは聞いてたけど…まさかそれが月の力だったなんて…」
スコール「???」
気まずそうにオータムが話す。
オータム「あー、あのなスコール。こいつまだ自分のISがどうなったのか完全には把握してないんだよ。」
それを聞いたスコールが硬直する。少しして
スコール「……なら、アナライズルームを使って。エム、蟹のことは話したの?」
エム「ああ。開放することも出来るそうだ。」
スコール「あらそう。それじゃそっちも頼むわね、ファング?」
黄牙「…ファング、って俺のことですか?」
スコール「もちのろんよ。貴方だってばれないようなコードネームをつけてみたんだけど…ダメかしら?」
黄牙「いや、ダメじゃないですけど…」
スコール「なら、決まりね。ナターシャはシルバーで良いかしら?」
ナターシャ「良いわよー。コードネームって面白そうだし。」
話が進んでいき、黄牙とナターシャは亡国(安寧)所属となった。
黄牙「…オータムさん?」
オータム「なんだよ?」
黄牙「スコールさんっていつもあんな感じ、ですか?」
オータム「まあ、な…そこも良いところだけどな。」
どうやらそれで上手くいっているようだ。それと惚気のようにもとらえられた。
黄牙(あー、そういう関係なのね。完全に理解した。)
黄牙は何かを理解した。
次回、星と月を知る。