IS 13の星座の守り人   作:Scorpion

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2話 周りの空気に流されて

オータム「見えたぜ。あれが俺達の拠点、ノアだ。」

二人「「……」」

 

豪華客船のようにしか見えないが、亡国企業(安寧を守る者達)の拠点らしい。

 

エム「何を呆けている。これからお前達と衣食住を共にする場所だぞ?」

黄牙「…乗ったことないんだが…ここまでの船に…」

??「私も…」

エム「星守はともかくファイルスは意外だな。」

ナターシャ「ナターシャで良いのに…」

オータム「エムは堅物だからな。」

エム「何か言ったか?」

オータム「なーんにも?」

 

和む黄牙以外の三人。後方のハッチが開き、

 

??『お疲れ様。早くブリーフィングルームまで上がってらっしゃい。』

オータム「わーってるよー!」

 

大人びた女性の声がスピーカー越しに聞こえた。

 

黄牙「今のは…?」

オータム「俺の上司だな。…形だけたぁ言えこういう言い方好きじゃねえんだけどなあ…」

黄牙(もうちょっと深い関係…なのか。)

 

そんな事を頭のなかで思い浮かべながら黄牙達はノアに乗船した。

―――――――――――――――――――――――――――――

ノア内ブリーフィングルーム

 

スコール「はじめまして、私はスコール。所属は…言わなくてもわかるわよね?」

黄牙「あ、はい。星守黄牙です。救助していただいてありがとうございます。」

ナターシャ「ナターシャ・ファイルスよ。それにしても拾われたのが貴女達で良かったわ。軍だったら留置所行きかもしれなかったし。」

スコール「そうなったら、アメリカ支部の人間に助けさせるわよ。おそらく世界ではじめて三次移行をはたしたISだもの。それ以前に銀の福音(その子)と心を通わせている点で助ける対象よ?」

ナターシャ「…ありがとう。」

 

ナターシャとスコールの間で話が進むなか、黄牙が質問する。

 

黄牙「あの、俺はどうしてここに連れてこられたんですか?」

スコール「…星の守人伝説の全てを伝えるためよ。」

黄牙「全て…?」

 

まだ釈然としていない黄牙。スコールが話し始める。

 

スコール「貴方も部分的に知っているだろうけど、月の力宿せし星の守人っていうフレーズがあるでしょう?貴方のISは既に力を宿す条件は満たしているのよ。」

黄牙「進化したのは聞いてたけど…まさかそれが月の力だったなんて…」

スコール「???」

 

気まずそうにオータムが話す。

 

オータム「あー、あのなスコール。こいつまだ自分のISがどうなったのか完全には把握してないんだよ。」

 

それを聞いたスコールが硬直する。少しして

 

スコール「……なら、アナライズルームを使って。エム、蟹のことは話したの?」

エム「ああ。開放することも出来るそうだ。」

スコール「あらそう。それじゃそっちも頼むわね、ファング?」

黄牙「…ファング、って俺のことですか?」

スコール「もちのろんよ。貴方だってばれないようなコードネームをつけてみたんだけど…ダメかしら?」

黄牙「いや、ダメじゃないですけど…」

スコール「なら、決まりね。ナターシャはシルバーで良いかしら?」

ナターシャ「良いわよー。コードネームって面白そうだし。」

 

話が進んでいき、黄牙とナターシャは亡国(安寧)所属となった。

 

黄牙「…オータムさん?」

オータム「なんだよ?」

黄牙「スコールさんっていつもあんな感じ、ですか?」

オータム「まあ、な…そこも良いところだけどな。」

 

どうやらそれで上手くいっているようだ。それと惚気のようにもとらえられた。

 

黄牙(あー、そういう関係なのね。完全に理解した。)

 

黄牙は何かを理解した。




次回、星と月を知る。
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