IS 13の星座の守り人   作:Scorpion

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話を膨らますの難しい…
短めですがどうぞ。


7話 心の靄

束の急襲から5日。定期ブリーフィングの2回目である、のだが

 

ナターシャ「大丈夫なの、彼?」

スコール「心持ち次第、と言ったところかしらね。けどオータムがどうにかしてくれるわ。それにしても良いのもらっちゃったからかまだ赤いのが引かないわ。」

チェルシー「どんな威力で殴られたんですか…」

 

チェルシーがドン引きして、目線を向けたスコールの頬には誰かが殴ったような跡がうっすらと残っていた。

 

エム「3日も寝込むとは思っていなかったぞ?」

スコール「気絶しただけよ。オータムは?」

ナターシャ「ちゃーんと博士の世話してるわよ。…あんなにしおらしいところもあるのね。」

スコール「その状態は当然と言えるけれど…今は私達だけで進めましょう。」

エム「了解だ。」

 

そうして会議は始まっていく。聖剣の破壊とエクシアの救出を完遂するために。

―――――――――――――――――――――――――――――

オータム「…昼食だ。」

束「………」

 

ノアの独房に入れられているのはこの間の襲撃犯である篠ノ之束。隅の方で体育座りをして丸くなっている。

 

オータム「早く食わねえと冷めるぞ。」

束「…いらない。」

オータム「毎度空にしてるやつのセリフじゃねえな。」

束「……いつまでここにいれておくつもり。」

オータム「…さあな。」

 

ちょっとした会話はオータムが世話をしていくなかで出来るようになっていた。

 

オータム「じゃ、また夜食の時にな。」

束「………」

 

オータムはそう言ってドアを閉めて出ていく。

 

束「…おー君…」

 

最愛の人にすがるように呟く束。その最愛の人はというと

―――――――――――――――――――――――――――――

アナライズルームにその姿があった。

 

黄牙「…調べてみるか。」

 

束の持っていたIS、ダークヴルム・ノヴァを解析装置に置いてその力を隅々まで投影していく。性能を分析し、文章にして、理解を深めようとしている。

 

黄牙「…よくこんなデタラメな機体を作ってきたなあ。」

 

投影された文章。それを眺めて呟く黄牙。そんな彼に来客が一人。

 

オータム「入るぞー…何してんだ?」

 

オータムである。スコールから束のお目付け役だけでなく、彼の様子も見るように言われているため、隔日ではあるが見に来ている。

 

黄牙「ああ、束の機体を解析してた。」

オータム「ラビットのかよ…ってまたこいつも…」

 

オータムもそれが目に入り、呆れながら声を出す。

 

黄牙「十二宮の機体とほぼ同じくらいの性能持ちなのがさっきわかったからね…ってラビット?」

オータム「おう。」

 

ふとある予想がよぎる黄牙。

 

黄牙「まさか…」

オータム「ま、そのまさか、だな。お前にそいつを口説き落としてもらうぜ?」

黄牙「スコールさんはこのことを?」

オータム「知らなきゃ出さねえよ。」

黄牙「デスヨネー…はあ…」

 

オータムからいきなり任務を通達された黄牙。しかもスコールも絡んでいるという状況に頭を抱えてため息をつく。そんな黄牙にオータムは

 

オータム「何を悩んでんのか知らねえが、待ち合わせに遅れすぎたら大切なヤツは他のとこに行っちまうぜ?」

黄牙「!!…3日くれ。どうにかする。」

オータム「おう。…次のブリーフィングは2日後だ。ちゃんと来いよ。」

黄牙「…了解。」

 

返事を聞き届けたオータムは部屋から出ていった。

 

黄牙「落ち込んではいられない、よな。…どうしたらたばちゃんを引き込めるか、しっかり考えていくとしよう。」

 

その目に迷いは無く、決意に満ち溢れていた。




次回、復帰する牙。
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