IS 13の星座の守り人   作:Scorpion

37 / 47
赫醒(←字合ってるか不安)のガレットを楽しみに待っています。


9話 作戦開始!

いよいよ作戦の決行日。ノアの船内に黄牙たちの姿はなく、ノアのとなりに展開されていた十二宮ISが一機、ピスケガレオンの艦橋に繋がる廊下を歩いていた。

 

オータム「随分広いな。いったい何人入れんだこれ?」

エム「ノアが元になっているのなら、ノアを基準に考えればいいだろう。」

ナターシャ「普通はそこまで順応できないんだけどねぇ…」

 

普通に会話しているオータムとエム。それをよそにピスケガレオンの内装を右に左に顔を動かしながら見ているナターシャ。

 

スコール「豪華客船と言うよりは…」

黄牙「完全に海賊船、だよな…」

束「にしては綺麗だよね~」

チェルシー「幽霊船ではありませんからね…」

 

話しながら中をどんどん進んでいく7人。艦橋に入るとあったのは、大型のディスプレイに写された金髪少女とマスコットキャラクターだった。

 

黄牙「出迎えありがとな。アルレシャ、レーヴァティ。」

アル『覚えていてくれたのね!!』

レーヴ『ヤッター!』

束「へえ、この娘達がおー君が深層心理のなかで見えてた姿なんだねぇ…」

アル『あら、星兎ちゃんじゃない!』

レーヴ『ウサギー』

束「…もう突っ込まないからね、十二宮の13人(そっち)で盛りあがってることについては。」

アル『なーんだ、つまらないわねー』

レーヴ『ネー』

束「………」

 

イラつきをギリギリのところで押さえ、拳を握る束。

 

黄牙「今すぐ出せそうか?」

アル『号令がいつでも出せるわ!』

レーヴ『モンダイナシー!』

オータム「号令だぁ?そりゃどういうやつだよ?」

 

オータムの問いかけにアルレシャが胸を張って答える。

 

アル『おーがの口から【出航!】って言えば良いの!』

レーヴ『ソー!』

スコール「あら、本当に海賊っぽいじゃない。」

チェルシー「海賊、ですか?」

ナターシャ「気にしたら負けよ…」

 

やれやれといった感じで発言するナターシャ。それを余所に黄牙は

 

黄牙「よし、やろう!」

束「わー、おー君乗り気だー…」

 

ノリノリであった。そんな彼にアルレシャは、

 

アル『それじゃあ、【船長】!号令お願いね!』

レーヴ『ヨロシクー!』

黄牙「よーし、ピスケガレオン!エクスカリバーに向けて、出航だ!!」

アル『おー!』

レーヴ『オー!』

――――――――――――――――――――――――

アル『成層圏突破したわ!』

レーヴ『シタ!』

オータム「はええよ!」

 

合図してから数分とあっただろうか。海上から離脱し、ロケットを打ち上げるかのごときスピードであっという間に宇宙にまで来てしまった。もちろんピスケガレオンの船内にいるので宇宙服は着ていない。違う点があるとすれば

 

ナターシャ「これが、無重力…」

チェルシー「わ、わわっ…バランスがとりづらいですね…」

アル『皆はIS?の準備をしてちょうだい!そろそろ見えてくるわよー!』

レーヴ『クルゾ!』

オータム「なあ、ファングは出られるのか?」

 

ふと、疑問を口にするオータム。

 

スコール「彼を出すの?」

オータム「試運転の1つもしてねえんだ。それぐらいの機会はあっても良いだろ?」

スコール「良策とは言えないけれど、まあいいわ。で、どうなの?」

アル『誰か2人残っていれば問題ないわ!』

レーヴ『ドースル?』

 

この場にいる全員が黄牙に目を向ける。

 

黄牙「…行く。進化した相棒のこと、知っておかなくちゃならないから。」

スコール「そう、分かったわ。ならエム、チェルシーと一緒に残ってもらえる?」

 

待機指示にエムは少々不満げに応える。

 

エム「…了解だ。」

スコール「むくれないの。最後の仕上げはピスケガレオンじゃないと出来ないんだから。」

エム「分かっている。」

スコール「じゃあ次ね。シルバーとラビット。貴女達はISを纏ってピスケガレオンの周囲を警戒をお願いするわ。」

シルバー「ええ、分かったわ。よろしくね、ラビット。」

ラビット「ん、任されたからにはちゃーんとやるよ。」

スコール「ファングとオータムは私と一緒にエクスカリバーに突入。エクシアを救助したら即離脱。ファングはこれが初の稼働だから無理はしないこと。良いわね?」

オータム「たりめぇだ!」

ファング「了解です。」

 

話がまとまったところに、アルレシャが話す。

 

アル『それじゃ、カタパルトまでいってらっしゃい!』

レーヴ『イッテコーイ!』

――――――――――――――――――――――――

ピスケガレオンの船首の魚の口が開く。足をのせるためのレールがありそこから発進していくというシステムで、どこか安堵したように黄牙が呟く。すでにルナテックヴルムをまとった状態で、スコール達3人は先に出ている。

 

黄牙「あー、これは変わらずか。」

束「不満?」

黄牙「まさか。」

束「………」

黄牙「たばちゃん?」

 

黙ってしまった束に黄牙が首をかしげながら聞く。

 

束「あのさ、おー君。」

黄牙「…どしたの」

束「…ううん。何でもない。気を付けてね。」

黄牙「……ちょっとこっち来て。」

 

束に呼び掛け、黄牙は思いっきり束を抱き締めた。

 

束「わぷっ…おー君?」

黄牙「不安そうな顔しないの。心配性だなあ全く。」

束「…そりゃ心配するよ……」

黄牙「ちょっと助けに行くだけだからさ。よく見ててよ。」

束「…うん…」

 

そういって束を離す黄牙。カタパルトレーンに足を乗せて

 

黄牙「行ってくるね、たばちゃん。」

束「…帰ってきてね、おー君!」

黄牙「もちろん。」

 

深呼吸して目を開く。

 

黄牙「星守 黄牙!ルナテックヴルム!静の海より飛翔する!」




次回、宇宙を駆ける月の龍。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。