スコール「オータムはエクシアの救助!ファングは私と一緒にあの2機を止めるわよ!!」
オータム「おう!」
黄牙「了解!」
スコールがすぐさま二人に指示を出した。それに則り行動を起こす。が、オータムを妨げるかのようにシリウスとプロキオンがそれよりも早く動き出す。シリウスが背中の砲撃ユニットからレーザーを打ち出す。
オータム「ちっ!」
スコール「後ろ!」
紙一重でシリウスの攻撃をかわしたすぐ後、プロキオンがオータムに迫る。
黄牙「やらせるか!」
黄牙がプロキオンとオータムの間に入り、槍を交差させて攻撃を受け止めた。
黄牙「早く行ってください!そう長くは…!」
オータム「分かってらあ!」
足底部のブースターを全開にしてゼフィルスに近づいていくオータム。
黄牙「…ぅらあっ!」
それを見届けた黄牙は槍を交差させたままプロキオンを押し飛ばす。すぐに体勢を戻したプロキオンは黄牙の方を向いている。
黄牙(ターゲットがこっちに移った?なら遠慮なく!)
ブースターを吹かし、突き出す。かわされる。払う。かわされる。追いすがり斬りつける。かわされる。一瞬であることに気づき、次の手をとる黄牙。
黄牙(速度が足りないのなら!)
「
すぐさま単一仕様能力を簡易で発動。改良型のスラスターにブースターキャノンの機能を両腕に装着。白銀に輝くルナテックヴルムがそこに立っていた。
黄牙「踊ってやる、俺のワルツを!」
バルカンを放ちながら高速で接近する黄牙。それをかわそうと右に飛ぶプロキオンに爆発が起きた。
プロキオン「!!??」
黄牙「予測通り初手でヒット…連擊に出る!」
近づきながら左腕のレーザー砲を放っていたのだ。これは予測外だったのか混乱している様子のプロキオン。その隙を黄牙が見逃す筈もなく、両腕のレーザー砲を連射する。
プロキオンに向けて発射されたレーザーは一射も外されること無く直撃し、爆発を起こした。
黄牙「……」
煙が晴れる。そこには残骸となったプロキオンが転がっていた。
黄牙「状況終了。スコールさんは…」
スコール「ここよ。」
後ろを振り返ると、排熱しているゴールデン・ドーンを装着し、その蒸気にまみれたスコールがいた。
スコール「AIなだけあって単調で助かったわ。」
オータム「こっちも終わったぜ。」
ISが装着されたままのエクシアを抱えながらオータムが合流した。
黄牙「パイロットは?」
オータム「無事だ。ISの部分のみにコードが繋がってて助かったぜ。」
スコール「それじゃ、帰還しましょうか。あとファングは束に最後の仕上げの準備、連絡しておいて頂戴。」
黄牙「了解です。」
そのやり取りのあと、
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束「おー君から連絡来た!救助成功、仕上げに掛かれ。だって!」
ナターシャ「了解よ。エム?聞こえた?」
通信を繋いでいるナターシャはエムに声をかける。
エム『ああ。いつでも撃てる、らしいが。』
ナターシャ「チェルシーはどうしてるの?」
エム『再び会えるのだ。そっとしておいてやろう。』
ナターシャ「…それもそうね。三人が出てきたら発射してくれる?」
エム『ちょっと待っていろ。…了承を得た。タイミングはアルレシャ達に任せる。』
双魚の帆船の口が開き、魔方陣が形成。エネルギーが貯められつつあった。そして、
束「おー君達出てきたよ!」
ナターシャ「エム!」
エム『ああ。
エムの号令の後、大出力のレーザー砲が聖剣に向け撃ち放たれた。しっかりと真ん中を撃ち抜き、衛生兵器の崩壊の様を7人は見届けた。
炎に包まれ残骸と化し、なおも爆発を続けている。砕かれた破片は大気圏突入時の熱で燃え尽きる、そうだ。
次回、章エピローグ。次の任務は。