鈴「……で、いつまであんたはここに入り浸るつもりなのよ?」
ラウラ「いつまでも、だ。」
鈴「あっそ…」
呆れ気味にため息をつく鈴。それもそのはずで、林間学校に帰ってきてからというもの箒やセシリアといった友人の部屋や、IS学園で保護されているシャルロットとクロエのラボに各3日ずつすごして回っているのだ。…何故だか鈴の部屋ではおよそ倍の期間である1週間の期間をすごしているが。
鈴「…クラスの同級生と話してるの?」
ラウラ「………」
鈴「あー…最近話したやつは?」
ラウラ「お姉さまだ。」
鈴「クロエとどんな話したのよ?」
ラウラ「…お父様のことだ。」
鈴「黄牙の?」
ラウラ「…ああ。」
俯いてポツポツと話すラウラ。
ラウラ「お姉さまは、私の知らないお父様の話を聞かせてくれた。篠ノ之博士…いや、お母様か。3人でどんな風にすごしていたのか、馴れ初めや、お母様の感情の揺らぎ、お父様の裏の顔…などな。」
鈴「裏の顔?…何、あいつヤバい方に手を出してんの?」
ラウラ「な!そんなわけ無いだろう!お母様と二人きりで居るときの事だ!」
鈴「あー…って紛らわしいわ!」
ラウラ「ならば他にどう言えばいいのだ!」
鈴「んなもん二人でイチャついてるって言えば良いのよ!」
ラウラ「なん……だと……!?鈴、イチャついてるとは何だ?」
鈴「そこからね…良いラウラ?イチャついてるって言うのは―――」
と、『イチャついてる』の説明に自身の願望も混ぜ込みながら45分使ってしまった。ちなみにラウラは
ラウラ「もういい…もう分かったから…///」
赤面した顔を見られないように顔を伏せてしまった。
鈴「あ、あー…ちょーっと話しすぎたわねオホホホホ…というか、アイツのこと引きずってないんだ?」
その言葉に僅に反応するラウラ。
ラウラ「…引きずっていないと言えば嘘になる。こうして、鈴や箒、お姉さま達に会って話していなければ、きっとセシリアのようになってしまっていただろうな。」
鈴「……セシリアが、ねぇ…」
ラウラ「これは、教k…織斑先生から訊いた話だが、私が来るまで、お父様の護衛はセシリアが1人でやっていたそうだ。」
鈴「それでそこまで…でもさ、最初の作戦の時、『私も一緒にいかせてくださいまし!』って言わなかったんだろ。」
ラウラ「予想として言うなら、紅椿との性能差の問題だろう。ブルーティアーズは第三世代機、紅椿は第四世代機だ。それにあの時は高機動パッケージに換装する時間すらなかったのだ。それでは箒と一夏、それにお父様にすら追い付けない。行きたくても行けなかった。それに一刻を争う事態に無駄な時間を割かせてはならないと思ってしまったのだろう。」
あまりにも理路整然と根拠を述べるラウラに鈴は
鈴「随分冷静に物を言うわね。」
ラウラ「元軍人のメンタルを嘗めるなよ?」
鈴「…え、元?」
ラウラ「あー、いや!今も軍人だぞ!?」
鈴「嘘下手ねぇ…ま、いいわ。そこに関しては突っ込まないから。」
ラウラ「…すまん…」
鈴「まったく、もう。さ、夜ご飯食べに行くでしょ?」
ラウラ「ああ。」
そうして二人は部屋からでた。
次回、その3。