IS 13の星座の守り人   作:Scorpion

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青春イベント(勝手に命名)のひとつ、文化祭。彼はどんな選択をするのでしょうか。


2話 彼はどう切り抜けるのか?

鈴「さあ、一夏?」

箒「…私か鈴か」

鈴・箒「「どっちを選ぶの!?(…どちらを選ぶ…)」」

一夏「え、ええと…」

 

こうなったわけは少々物事を整理しながら説明しよう。。

―――――――――――――――――――――――――――――

文化祭の日程は9/12~13の2日間。当初の予定であればその2日分を1日ずつにわけて一人の時間をとってもらうという、二人の目論見はどういうわけか打ち砕かれてしまった。(尚、どちらもそれを話に行けていなかった模様。)

 

IS学園には文化祭の日に友人を招待できるチケットが各々に配布される。それは男性操縦者も例外ではなくちゃんともらっており、彼の親友である五反田弾の元にそのチケットが送られ、彼が一人で行くつもりだった。が、なんと夏休みが終わる1週間前に、妹の蘭がそれを聞きつけ、一緒にいきたいとゴネたのだ。ちなみにどうにかして欲しいと弾が送ってきたメッセージのやりとりがこれである。

 

弾:一夏、どうにかして蘭の分のチケット取れないか…?

 

一夏:規定で1人1枚って決まってるからなぁ…

 

弾:そこを頼む!あいつ俺が行けないって言っても聞かねえんだよ!!

 

一夏:…ダメ元で千冬姉に聞いてみる。無理なら諦めてくれって伝えて欲しい。

 

弾:ホントに頼むな…マジで…

 

そして、千冬に確認したところOKが出てしまった。もう一度言う。出てしまった(・・・・・・)のだ。何を隠そう()の分がどういうわけか余っていて、発行してしまった以上、どうにかして処分したいと考えていたところに、一夏が来た。千冬はこれ幸いとばかりに一夏にそれを押しts…もとい手渡した。

 

そして、蘭のところにもそれがわたった…だけなら良かったのだが…あろうことか一夏に案内して欲しいと頼んできたのだ。

これには流石に弾もキレ気味に無理言ってチケットとってもらったのにまた頼むのはわがままが過ぎると言ったのだが、ここはフラグメイカー一夏。持ち前の優しさが遺憾なく発揮されてしまい、1日目のシフト外の時間に案内すると言ってしまった。一夏本人は100%善意、蘭はデートと勘違いという何とも言えない悲しい状態になった。そして、これが箒と鈴の耳に入ったのはつい最近の出来事だった。

 

恋する女性は怖いもので、1人はそれはそれはきれいに額に青筋をたて、もう1人はため息をついたそうな。そして鈴がどういうわけかを聞きに行こうとして箒に諫められる。そんなやりとりがこちらである。

 

鈴:一夏のとこに行くわよ

 

箒:…私も行かなければダメなのか…?

大方蘭がゴネて弾に無理やり言ったんだろう。

 

鈴:じゃあ蘭にとられても良いのかしら?

 

箒:それは嫌だが…

 

鈴:でしょ!?こういうときはちょっと強引な方が良いのよ!分かった!?

分かったら一夏のとこに行くわよ!いいわね!?

 

箒:え、ええ…

 

…と、こんな感じのやりとりがあって現在の光景に戻る。

―――――――――――――――――――――――――――――

一夏「どっちかって言われても…二人と一緒に回るじゃダメなのか?」

箒「それは私も考えたが…」

鈴「アンタ役得な場面多かったじゃない!夏祭りだって一緒に回れなかったんだからここはアタシに譲ってくれたって良いじゃないの!」

箒「と、聞かなくてな…」

一夏「…なあ、鈴。3人で回ろうぜ?言わなかったのは謝るけどさ、鈴がさっきの1日ずつ二人で回るってのを言ってくれたら弾からの頼みだって断ったぞ?」

鈴「でも…アタシだって、誰にも邪魔されない二人の時間が欲しいの!」

一夏「鈴…」

 

恋する乙女は止まれない。それに鈴は箒達と違いクラスが別で会う時間も箒と比べれば少ないのだ。

 

鈴「アタシだって無理言ってるのは分かってるわよ…でも、でも!」

箒「鈴…やはり私が譲った方が良いと思うのだが…出し物のシフトも被っている時間が多い。鈴、ここはどうにかそれで収めてはくれないだろうか?」

鈴「……そこまで言われちゃ、下がるしかないじゃない…」

箒「すまないな。そうだ一夏。」

一夏「お、おう」

 

ゴタゴタが片付いたかと思ったら箒が一夏に近づき耳元で

 

箒(蘭には悪いが、積極的に話さない方がいいだろう。鈴のためにも。)

一夏「……箒?」

鈴「ちょっとー!箒アンタ一夏に何言ったのよ!!」

箒「こちらの話だ。気にしなくていいぞ、鈴。」

鈴「…言っとくけど、気遣い遠慮なんてしてたらすぐにとっちゃうんだからね。」

箒「一夏はまだ誰のものでもないだろう。」

鈴「そういうこと言ってるんじゃないわよ!文化祭の日、覚悟しときなさい一夏!」

一夏「…え、あ、おう。…楽しみにしてる、ぞ?」

鈴「あ、うん…じゃ、じゃあアタシ部屋に戻るから!」

 

そう言って駆け足で戻っていく鈴。

 

一夏「なあ、箒。さっきのは…」

箒「…私も部屋にもどる。しばらく入ってこないで欲しい。」

一夏「…分かった。」

 

そうして部屋に戻っていった箒。取り残された一夏は

 

一夏「別人みたいになってたな、箒のヤツ…」

 

どこかおかしかった部分を感じ取っていた。そしてその箒は

 

箒「私はなぜ、あのようなことを…?」

 

湧き出た謎の気持ちの折り合いをつけられずに1人、部屋で葛藤していた。




次回、所変わって。
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