IS 13の星座の守り人   作:Scorpion

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この小説は作者の投稿モチベーション維持の為の作品です。


1章 星の守り人と学園事変
1話 1人目と大騒ぎ


10:00 IS学園 1年1組

入学式を終え、黄牙は教室の一席に座っていた。彼の手には絵柄の無い12枚のカードがあった。その様子を見ていた周りの生徒は

 

「あれが2人目の男性操縦者?」

「何か…変わってる、よね。」

「けどすごいイケメンだよ!」

 

と、さまざまな反応を見せるなか、1人の生徒が近づいてきた。

 

???「黄牙さん?」

黄牙「お、セシリア。この間ぶりだな。」

セシリア「はい。元気そうで何よりですわ。」

黄牙「たかだか1ヶ月半しか経ってないよ。そろそろHRが始まるから早く戻った方がいいんじゃない?」

セシリア「そうですわね。それではまた次の休み時間に。」

黄牙「うん、またね。」

 

席に戻っていくセシリアを見送ってすぐ、チャイムがなった。ドアが開き、教師が2人入ってきた。1人は織斑千冬。既に多くの生徒が黄色い声をあげている。その状況に、もう1人の教師はオドオドしてしまい、HRが進まなくなってしまった。

 

千冬「静かに!」

 

千冬の鶴の一声で騒がしかった教室が一気に静まった。

 

千冬「まずは諸君、入学おめでとう。このクラスの担当となった織斑千冬だ。お前達にはISがどういう物がしっかりと認識した上でこの3年間を過ごしてほしい。そして、」

真耶「こ、このクラスの担当になりました、山田真耶です!よろしくお願いしましゅ!…あ」

 

真耶が噛んでしまったことで教室中の生徒が

 

((((あ、この人いじりがいありそう。))))

 

という共通認識を持つことになってしまった。

そんなこととは露知らず真っ赤になった真耶が口を開く。

 

真耶「み、皆さん、改めて入学おめでとうございます。最初のHRなので、自己紹介をしてもらいます!」

千冬「普通であればあいうえお順なのだが、今回は違う。まず、男性操縦者が自己紹介をしてから例年通りのあいうえお順でやってもらう。」

真耶「ですのでまずは、織斑君から自己紹介を…」

 

すると全員がその方向を向く。

 

一夏「あ、はい!織斑一夏です!よろしくお願いします!」

 

緊張しているのか声が上ずった。そしてそのまま喋る気配がない。

 

真耶「あの、以上、ですか?」

一夏「以上です!」

 

これには教室中ずっこけてしまった。千冬も頭を抱えてしまっている。

 

千冬「おい、織斑。もう少しまともに自己紹介できんのか。」

一夏「千冬姉、そんなこと言われても…」

千冬「織斑先生だ。公私混同するな、馬鹿者。山田先生、次に行ってください。」

山田「あ、はい。では星守君、お願いします。」

 

と言われて席を立つ。一夏に向いていた視線が集まってくる。

 

黄牙「星守 黄牙です。皆さんにとっては2人目の男性操縦者という認識なのでしょうが、そういうの関係なしに皆さんと仲良くしたいと思っています。1年間よろしくお願いします。」

 

黄牙が自己紹介を終えると、また黄色い悲鳴が上がった。

 

「優しさ溢れる爽やかイケメンキター!!」

「このクラスで良かったー!!」

「次の本は、黄×一で決まりね!ああ、ウス=異本が厚くなる…!」

「(その本を)良い値で買おう!」

 

など色々と聞いてはいけないものまで聞こえてきてしまった。

 

千冬「静かにしろ!」

 

またも黙らせた。千冬にはそう言う力があるのではないかと思ってしまうほどだ。

 

千冬「いちいち注意される様な行動をとるな!連絡事項も伝えられん!」

真耶「は、はいー…連絡事項もあるのでできるだけ早めにお願いします~…」

 

教師陣の言葉でその後は滞りなく自己紹介が進み、五時間目の時間にクラス代表を決めるということが伝えられた。

―――――――――――――――――――――――――

三時間目に入る前の休み時間に、一夏に話しかけられた。

 

一夏「なあ、星守、だっけ?」

黄牙「何か用?」

一夏「数少ない男性操縦者同士、仲良くしたいと思ってさ、これからよろしくな!」

黄牙「ああ、よろしくね。」

???「ちょっと良いだろうか?」

 

呼び掛けられた声の方を振り返ると、髪をリボンでポニーテールにした生徒が立っていた。

 

黄牙「何か用、篠ノ之さん?」

箒「ああ、一夏を借りて行っても良いか?あと、あまりその呼び方はしないでほしい。箒と呼んでくれ。」

黄牙「わかった、箒さん。」

箒「感謝する。行くぞ、一夏。」

一夏「お、おう。また後でな、黄牙。」

 

箒に連れられて一夏はこの場を後にした。

なお、授業に遅刻してしまい二人は千冬から説教を受けてしまった。

―――――――――――――――――――――――――

お昼休み。昼御飯を買いに行った後、黄牙を覗いているほんわかした人がいた。

 

黄牙「…食べる?」

???「うん、食べる~。」

 

そう言って黄牙に近づいてきた。

 

本音「布仏 本音《のほとけ ほんね》だよ~。よろしくなのだ~。」

黄牙「星守 黄牙です。よろしくお願いします。」

本音「ほしもんはいい人なのだ~。」

黄牙「そうでもな…ほしもん?」

本音「そうだよ~。星守だからほしもんなのだ~。」

黄牙「じゃあ布仏さんは、のほほんさんかなぁ。」

本音「およ~?そのあだ名は初めてだ~。」

黄牙「今までのあだ名とかあるんだ?」

本音「のんちゃんとか、ほんちゃんとかあるよ~。」

 

黄牙は親しみやすく感じた。そこへ

 

セシリア「黄牙さんはいつになったら話しかけに来てくださるの!?」

 

金切り声が聞こえてきた。膨れながらこちらに来るのはセシリアだ。

 

黄牙「あ、ごめん。」

セシリア「私だって黄牙さんとお昼を共にしたいんですのよ!?休み時間だって…」

黄牙「休み時間については俺のせいじゃないような…」

セシリア「とにかく!お昼は一緒に食べますわよ!」

本音「セッシー、お弁当あるの?」

セシリア「そ、それはってセッシーって私のことですの?」

黄牙「のほほんさんは人にあだ名つけて呼ぶ天才なんだよ。多分」

セシリア「そうなんですの?」

本音「呼びやすいように呼んでるだけだよ~?けどあだ名付けの天才…ちょっと長いのだ~」

黄牙「それはともかく。セシリア、明日は一緒に食堂行こっか。」

セシリア「もちろんですわ!」

本音「二人って付き合ってるの~?」

セシリア「なっ!?」

黄牙「あれ、そう見えた?」

本音「バッチリと。」

黄牙「いや、付き合ってないよ。そもそも俺じゃ不釣り合いだと思うし。…セシリアさん?何で睨むの?」

セシリア「別に何でもありませんわ。」フンッ

本音「ほしもんってニブチンさん?」

黄牙「えぇ…」

 

そうこうしているうちにチャイムが鳴った。五時間目の始まりである。

―――――――――――――――――――――――――

千冬「さて、朝のHRで言った通り、クラス代表を決める。自薦した者はもちろんだが、他薦された者も拒否権はない。誰かいるか?」

 

言い終わると同時に手が上がる。

 

「私は織斑君が良いと思います!」

「私もー!」

 

一夏「え、俺!?」

 

そしてまた手が上がり、

 

「私は星守君!」

「私も彼が良いと思います!」

 

黄牙「えーと、みんなちょっと待って。」

 

騒がしかった教室が静かになる。

 

黄牙「俺や一夏を推薦してくれるのは確かに嬉しいんだけど、もっとふさわしい人がいると思う。だから俺はセシリアさんを推薦するよ。」

セシリア「流石は黄牙さん。よくお分かりですわ。」

 

と自信満々にドヤ顔する。

 

千冬「他にいないか?ならば、代表を決定するためにISの試合を行ってくれ。一番戦績の良かったものが代表者の指名権を獲得。これで異論はないか?」

 

全員が首を縦にふった。

 

千冬「よし。では1週間後のこの時間に試合を行う。アリーナの予約は取っておくから、それについては問題ない。では、各自部屋に戻って構わんぞ。」

 

なお、この時間は本来もう部屋に戻る時間だったらしく、一夏と黄牙は部屋の鍵を受け取ってから戻った。

そして一夏はルームメイトの箒にシバかれた。何でもラッキースケベ、というやつらしい。

それから1週間が経ち、代表者決定戦の幕が切っておとされた。




次回、代表決定戦。

次の章は誰の視点から?

  • 一夏
  • シャル・クロエ
  • 黄牙
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