絶対無敵のヒーローアカデミア 作:DestinyImpulse
「さぁ、AチームvsDチームの講評の時間だ! まずは、今回のMVPを当ててみよう!分かる人!」
モニタールームに移動した龍悟と麗日、飯田を迎えたオールマイトが、龍悟達の戦いを見ていたクラスメート達に意見を求める。なお、爆豪は搬送ロボに保健室まで運ばれていて不在だ。
「はい!」
「うむ! 八百万君!」
「飯田さんと、龍悟さんです。」
「うむ、正解だ。では何故?」
「飯田さんはこの状況設定に最も順応していたからです。相手の『個性』を理解し、核の争奪を想定していました。龍悟さんはやはり一番活躍したから、と言えば適切でしょう。相手の位置を瞬時に把握し、最終的に敵チームを確保したのは彼一人ですし…その他は、麗日さんも飯田さんと対峙した後、無理に敵を刺激せず、説得を続け龍悟さんが駆けつける時間を稼いだ点が良かったと思います。そして、爆豪さんですが…独断専行、私怨丸出しの戦闘、核兵器があるにも関わらず、室内での大規模攻撃を発動する。正直申し上げて、褒めるべき点が見当たりません!以上の点から龍悟さんと飯田さんが今回のMVPだと考えます」
思ったより言われたオールマイトは、たじろいだ。
「……う、うむ! 非の打ち所が無い完璧な講評だ!」
「常に下学上達! 一意専心に励まねば、トップヒーローになど、なれませんので!」
「そ、それでは! 第2試合の組み合わせを発表しよう!」
その後は爆豪みたいな問題行動は起きず戦闘訓練は終了した。
放課後、龍悟達は教室に残り、戦闘訓練の反省会を行った。参加したのは全員で18人。轟はとっとと帰ってしまい……爆豪だが…クラスメート達の引き留めも無視して、さっさと帰ってしまった。
今、龍悟は机の上で砂籐と腕相撲をしていた。砂籐は歯を食いしばり力を入れるが龍悟は涼しい顔でピクリとも動かない。
やがて、龍悟は軽々と砂籐の手を机に付け勝利した。
「クソ〜手も足も出ねぇ!!」
砂籐は悔しそうに顔を歪める。
「凄えよな〜パワーも砂籐より上だしスピードも飯田より早いし、爆豪よりセンスがある……最強マンじゃん」
上鳴が感心したような様子で言う。
「その通りだ………悔しいものだ……」
「最後に使ったのは残像拳と言ってな……瞬間的にスピードを上げ残像を作り上げる技だ……修行しだいで飯田もできるようになるだろう」
「本当か龍悟君!?……瞬間的か…今後の課題だな」
「悔しい…なんも出来んかった……私も龍悟君みたいに格闘技始めようかな?」
「いいと思うぞ……触れるだけでいい麗日の個性と噛み合っている……損は無いはずだ」
飯田と麗日にアドバイスをしていると……
「なぁ龍悟!俺はなんかないか!?」
「私にも教えてくれない!?」
「博識ですのね」
「うおおお~意外と知的だね!」
其処からクラスの皆にアドバイスを求められた。
「ならさぁ!皆でマックに行かない!」
「いいね!其処で反省会もしようよ!」
楽しそうに騒ぐA組を見て龍悟は……
「フッ」
温かい微笑みを浮かべていた。
「龍悟ちゃんって決して無愛想じゃ無いのね………素敵な笑顔だわ」
「蛙吹……」
「梅雨ちゃんって呼んでほしいわ」
「………梅雨ちゃん」
「ケロ♬」
「早く行こう龍悟!」
「響香ちゃんも呼んでるし早く行きましょ」
笑いながら蛙吹は教室を出る。
教室に差し込む夕陽が静かに龍悟を照らす。
「………これが友情と言うものなのかもな…悟空…」
温かい笑みを浮かべながら龍悟は皆の後を追った。
END
復活のフュージョンのゴジータなので基本的にポーカーフェイスだけど決して無愛想ではない優しいヒーロー設定でいきます。