絶対無敵のヒーローアカデミア 作:DestinyImpulse
ゴジータ「もう駄目だ…おしまいだ」
ベジット「ゴジータ……」
ゴジータ「がちだった…公式の設定だった……もう、今回からお前が主人公になるんだ…タイトルも【合体戦士のヒーローアカデミア】で…響香達を頼んだぞ…」
ベジット「…………馬鹿野郎!!」
ゴジータ「ぐはぁ!!」
ベジット「何を寝ぼけた事を言っている!!何時ものお前はどうした!!」
フリーザ「ベジットさんの言う通りです!」
ゴジータ「フリーザ!?お前も自力で出演を!?」
フリーザ「小説版で力の大会を経験したにもかかわらず勝てる者などいないと感じたブロリーさんを圧倒した貴方は何処に行ったんですか!」
超一神龍「そうだ…俺を指一本で倒せると言って赤子扱いしドラゴンボールシリーズ最強の称号を手に入れた貴様が何をしている!」
ジャネンバ「俺を数秒で倒し圧倒的人気でデビューしたお前はどうした!」
ゴジータ「超一神龍…ジャネンバ…」
ベジット「てか、お前喋れたんだな…」
ジャネンバ「ドラゴンボールの力で」
ベジット「まぁいい。確かに…ここ最近のヒーローズは酷い!長年ファンに愛された俺達、本編キャラをどうせ数年後には忘れられるその場凌ぎのキャラの引き立てに使う始末!正直、本当に外国の超サイヤ人10が出てもおかしくない!だけど!それでもヒーローズは本編とは違うと!俺達のファンで居てくれる人達がいるだ!!応えなくてどうする!!」
ゴジータ「ベジット…」
ベジット「それにあいつ等がいるじゃねぇか…」
ゴジータ「響香……」
響香「ウチは知ってるよ!なんとかしてくれるって皆に希望を見せてくれる龍悟を!!」
ゴジータ「そうだ…俺は…」
『そう!龍悟(お前・貴方)は!!』
『ヒーローなんだ!!』
ゴジータ「………ありがとよ…皆…」
響香「さぁ、行こう!皆が待ってる!!」
ゴジータ「ああ、ベジット…皆…行ってくる!」
ベジット「行ったか…しかしお前が来てくれるとはな」
超一神龍「ふん!俺もドミグラとか言う正直俺より弱いんじゃないかって言う奴に操られたしな」
ジャネンバ「俺はベビーに寄生されたし」
フリーザ「私はゴールデンを兄さんにパクられましたし他人ごとではありません……流石に同情します」
ベジット「そうか、皆苦労してんだな……読者の皆!長く待たせて済まなかったな…これからも絶対無敵のヒーローアカデミアをよろしくな!!」
新たなる戦いと真実
翌日
「敵との戦いを生き延びて一安心と言ったところだろうが、まだ終わってねぇ」
相澤の言葉にクラスメイトは静かになる。
――またヴィランが!?
――まさか今度は本校に!?
生徒が緊張と恐怖が込み上げる中、相澤は一呼吸置き……
「――“雄英体育祭”が迫っている」
『クソ学校ぽいのきたぁぁぁぁぁぁ!!!』
入学式当日から除籍を掛けたテストをした故に、A組の学校らしい行事への意力は大きい。
「ヴィランが来た後だってのに……よくやれるなぁ」
不安そうな表情を浮かべるのは峰田だ。一般人や報道も万単位で入る。最悪、再びヴィランが襲撃する可能性も高いと誰もが思う事だ。しかし、相澤はそれを否定する。
「逆だ。――開催する事で盤石な事を示すつもりだ。警備も去年の5倍……何より、最大の“チャンス”を無くさせる訳にはいかん」
雄英体育祭は日本のビッグイベントの一つ。かつてはオリンピックがスポーツの祭典と呼ばれ全国が熱狂した。個性が発現したせいで、今は規模も人口も縮小し形骸化した。それもそうだ。個性を使わないスポーツなんて普通でつまらないと言われるだろう。そして、日本に於いて今「かつてのオリンピック」に代わるのが、『雄英体育祭』だ。全国のトップヒーローもスカウト目的で観に来る。全国で生中継され、観客も一学校の体育祭と比べるのもおこがましいレベル。何より、龍悟達にとっても人生を左右する“チャンス”だ。
「プロヒーローもスカウト目的で来る、結果次第で将来が決まる」
龍悟の言葉。それに全員が無意識の内、身体に力が入る。
「そういう事だ。――年に一度……最大で3回きりのチャンス。時間は有限――焦れよ、お前等?」
相澤の言葉に応える者はいない。だが、表情で皆は意思を示していた。
昼休み…何時もの四人で食堂に行く途中で麗日のヒーローになる理由を聞いてみたら…
「お金稼ぐ為か……」
「本当に恥ずかしいよ…皆みたいに立派なものじゃなくて……それでも、ヒーローになってお金稼いで父ちゃん、母ちゃん…楽させるんだ!」
麗日は話す…建設業を営む両親に楽をさせる為にと…その目には決意があった。
「いいじゃねぇか」
「え?」
「最初から皆を救えるヒーローになれる訳じゃない……ならまずは身近な人を救えるヒーローになればいい…それだけだ」
「龍悟君……」
立ち止まったが食堂に行こうとしたら…
「孫少年が居たぁ!!」
「オールマイト……」
「ご飯……一緒に食べよ…」
「「乙女だぁ!!」」
「………丁度いい…俺もあんたに用事があったんだ……悪いな皆、今日はパスだ」
そうして仮眠室で向き合うように座る。オールマイトの要件は体育祭と言うビックイベントで大活躍してほしいとの事…
「孫少年も私に用事があったんだよね…」
「ああ、夢を見たんだ……隣に黒髪の美人やスキンヘッドの男が居て………主にある兄弟の記憶だった…」
「………見たのか、初代の記憶を…」
「…初代……」
「話さなくてはならないな……君や私が生まれる遥か昔、超常黎明期、社会がまだ変化に対応し切れていない頃、人間と言う規格が“個性”によって呆気無く崩れ去った。法は意味を失い、文明が歩みを止めた。正しく荒廃した混沌の時代に揉まれる人々を纏め上げたのがー」
「ーーオール・フォー・ワンと呼ばれる人物だ」
「オール・フォー・ワン…皆は一人の為……まさか!」
「察しがいいね…オール・フォー・ワンは“個性”を奪い、己が物とする事も誰かに与える事も出来るのだ」
「っ!?」
龍悟は驚愕した……個性を幾つも持つ事も与え得る事もできる…もうそれは、万能と言ってもいい。
「奴は“個性”を奪い、圧倒的な力でその勢力を広げていった。計画的に人を動かし、思うままに悪行を積んでいった彼は瞬く間に悪の支配者として日本に君臨した。彼は“個性”を与える事で他者を信頼させるか、屈服させた。ただ与えられた人の中にはその負荷に耐えられず廃人になる者も少なくなかった…」
「だが稀に与えられた“個性”が本来備わっている“個性”と混ざり合う事によって新しい“個性”を誕生させるケースもあった。彼には、“無個性”の弟がいてね。体も小さく病弱だったが正義感だけは人一倍あった。兄の所業に心を痛め、抗い続ける男だった。そんな弟に力をストックする“個性”を無理矢理与えた。優しさ故か屈服させる為か、今では分からないが」
「つまり、その弟が……初代?」
「ああ。彼にも一応“個性”はあった。自他共に気付きはしなかったがね。“個性”を与えるだけの“個性”。それ単体では何の意味も成さない筈だったが、それが力をストックする“個性”と融合し、かくしてワン・フォー・オールが誕生した。皮肉なものだよ、正義はいつも悪より生まれ出ずる」
「超常黎明期と言えば大昔だ……」
「だが奴は、成長を止める類の“個性”を奪い取り生き続ける半永久的な『悪の象徴』。覆しようのない戦力差と当時の社会情勢と言う不利な状況により敗北を喫した弟は、後世に託す事にした。今は敵わずとも、少しずつ力を培い、自分が死んだ後の遠い未来で兄を倒してくれる力になるだろうと信じて……ワン・フォー・オールは保持者の意思でしか受け渡す事は出来ない。つまり奪われる事が無い、オール・フォー・ワンに対抗出来る唯一の“個性”なのだよ」
「…………そいつは…死んだのか…」
「………私の代で…撃ち取った…はずだった…」
その声は震えていた…
「君が倒した…黒い脳無…死柄木は言っていたんだろ…“先生の最高傑作”と……」
「ああ…」
「全く違う“個性”を持つ敵を作り出せる事ができるのは奴だけだ…奴は敵連合のブレーンとして再び動き出した…君はいつか…奴と戦わなくてはいけない…」
苦しそうに言うオールマイト……
「……だから、初代は語りかけたのか…」
「語りかけた!どう言う事だい!?」
「夢で語りかけてきたんだ、特異点を過ぎたと…」
「……私は経験しなかったし……お師匠にも……」
「お師匠?」
「君が見た黒髪の女性…それが七代目継承者…グラントリノの盟友であり私の師匠だ……既に亡くなっている」
オール・フォー・ワンに殺された事を察しった龍悟は何も言わなかった。
「………現状わかるのは、私にもわからない事態が起きたという事だけだ……この事態、歴代最強である君だからこそなのか…オール・フォー・ワンが関係しているのか……他には?」
「二人だけ見えなくて…オールマイトも曖昧だった……何故かはわからねぇ…」
「私も詳しくはわからない…ごめんな…でも、その力は絶対に君の味方だよ。共に探っていこう」
「ああ……そうだ、オールマイトの師匠…かなりの美人さんだったぜ」
「………だろ。そうだ、この言葉も君に贈ろう…お師匠の言葉だ……『どんなに辛くても自分は大丈夫だって笑うんだ…世の中、笑ってる奴が一番強いんだからな』…だから…君も笑え、君は一人じゃない…」
「………笑ってる奴が一番強いか………確かに、その通りかもな」
どんな強敵でも、常にワクワクしながら戦った
この時、龍悟は気づいてなかった……自分の中にあるワン・フォー・オールの炎の中にある小さな核ーー
ーーそれが黒く輝いた。
END