絶対無敵のヒーローアカデミア   作:DestinyImpulse

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少し変えました、ご了承ください。


暗黒の魔女と仮面のサイヤ人(リメイク)

 飯田は現れた龍悟達に驚く。

 

 

「龍悟君…どうして此処に…」

「渋谷に行く途中、脳無に襲われてな…」

「俺は親父がヒーロー殺しを捕まえるために保須に来ていたんだよ」

 

「ハァ…体育祭一位と二位…そして偽物の息子か……貴様等はいい目をしてるな……」

「人殺しに褒められても嬉しくないし」

 

「ハァ…俺はコイツ等を殺す義務が有る。ぶつかり合えば当然……弱いほうが淘汰されるわけだが、さぁ、どうする」

 

 途端に、轟と響香の鳥肌が立つ。USJに現れたチンピラや何時も殺すと叫ぶ爆豪の非じゃない。

 

「気をつけてくれ!アイツに血を舐められると動けなくなるんだ!!」

「なるほどな」

 

 飯田の目立った外傷は無いのに動けない理由がわかった。

「俺は飯田をなんとかする…頼めるか?」

「任せろ…」

「とんだ職場体験だね……」

 

 轟と響香が前に出る。

 

「ハァ……」

 

 そう言うと即座にナイフを投げつける。

 

「アイスメイクーー(シールド)!!」

 

 轟が八方に広がる花のような形状の盾を造形しナイフを防ぐ。だが、ヒーロー殺しは頭上に飛び上がり刀を振るう。

 

「やらせないし!」

 

 響香のプラグがヒーロー殺しを囲み距離と方向を変えた立体音響が襲いかかる。

 

「グゥ…!」

 

 いくら高い身体能力を持とうと響香の音は防げない…バランスを崩し不時着する。

 

「音か……厄介だ!」

 

 響香へと狙いを定めたヒーロー殺しは刀を振るう。音の予測で対処するが…

 

(コイツ、爆豪よりも!)

 

 ヒーロー殺しの身体能力は爆豪を上回る、加えて技術も高い…龍悟程ではないが段々対処が難しくなってくる。

 

「この!」

 

 腕の装置から音の衝撃波を出そうとするが…その腕を蹴られバランスが崩れる。

 

「しまっ!!」

「横に飛べ!」

 

 轟の叫びで咄嗟に横に飛ぶ。そして先程、響香が居た場所に轟が踏み込む。

 

(コイツは後方支援ではないのか!?)

 

 支援型だと思っていた轟が踏み込んで来た事に驚愕する。轟は左拳を握り…そこから炎が燃え上がる。轟はまだ左の制御が不十分……だからエンデヴァーは言った。

 

『いっその事、左は愚直にいけばいい……臨機応変に対応する氷…愚直で力強い炎……使いこなすのはお前だ』

 

 左が熱く燃える…竜の火の様に……

 

「火竜の鉄拳!!」

 

 炎を纏った轟の拳は刀を砕き、ヒーロー殺しを殴り飛ばした。

 

「ゲホァ!まだだ!!」

 

 それでもヒーロー殺しは立ち上がる。

 

「いいや、終わりだ!!ヒーロー殺し!!」

 

 叫びが聞こえ上を見る……其処には龍悟に気を送り込んで貰い、動ける様になった飯田と龍悟が飛び上がり、その後ろにはゴッドドラゴン・ブレイズが佇む。

 

「超龍爆炎脚!!」

 

「レシプロエクステンデッド!!」

 

 龍悟と飯田の蹴りがヒーロー殺しに突き刺さり沈黙した。そして、よろよろとネイティブが起き上がった。どうやら動ける様になったらしい。

 

「悪ぃ……俺は、プロヒーローなのに君達に救けられちまった……本当に済まない」

「気にしないでください…」

「アイツが強すぎただけです」

 

 申し訳無さそうなネイティブに、轟と響香がフォローを入れる。実際、恐ろしい相手だった……

 

「龍悟君……皆、ありがとう」

 

 飯田が頭を下げる。その目には涙が流れていた。

 

「気にするな…俺達は友達だろ」

「龍悟君……ああ!」

 

 ヒーロー殺しを拘束し大通りに出た。

 

「とりあえずヒーロー殺しを警察に……」

 

「それじゃあつまらないわ」

 

 その声が聞こえた時、龍悟達が立っていた所に魔法陣の様な物が浮かび上がる。

 

「!?」

 

 龍悟が咄嗟に反応して魔法陣にソウルパニッシャーをぶつけ虹色の光が魔法陣を砕き龍悟達を守る。

 

「グハァ!!」

「ネイティブさん!!」

 

 だが、その隙に何者かがネイティブを殴り飛ばし彼が担いでいたヒーロー殺しが奪われる。

 

「流石ね…私のキリゾーンをいとも容易く破壊するなんて」

 

 其処には赤いスーツを着た青い肌の女性と同じく赤いスーツと青い肌の男性が居た。

 

「何だコイツ等!?」

「一体何処から!?」

 

 轟達が驚愕する中、龍悟が前に出る。

 

「何者だ……」

「まさか、敵連合!?」

「違うわよ、可愛いお嬢さん……私達はちょっと面白くしたいだけよ……」

 

 女性は持って居た杖を掲げる、すると空間が割れそこから何かの装置が現れた。

 

「ワープ個性!?」

「何をするか知らねぇが!!」

 

 何者か知らないが好きにはさせない。

 

「アイスメイク!!「邪魔をするな」なっ!?」

 

 轟が行動を起こした瞬間、男が一瞬で轟の懐に踏み込み拳を振るう。だが、それを龍悟が受け止めた。

 

「流石だな……“最強の融合戦士”」

「!?」

 

 男は龍悟にしか聞こえない様に呟く…その言葉に龍悟は驚愕する。その隙に女性はヒーロー殺しと装置の下に魔法陣を展開する。

 

「さぁ、貴方のヒーロー社会に対する怨念…“ハッチヒャック”に捧げなさい!!」

 

 その時、黒く眩い輝きがヒーロー殺しと怨念増加装置ハッチヒャックを包み込む。

 

「一体何が…」

 

 その光景に響香達は唖然とする。やがて光が納まりその姿が明らかになる。

 

 其処には赤い鎧の様な肌を持ち至る所に緑色の水晶の様な物が埋め込まれている異形の生命体が居た。

 

「アレが、さっきの機械とヒーロー殺しか!?」

「合体…したのか!?」

「嘘でしょ…!」

 

 あまりに現実離れの出来事に轟達は驚愕する。

 

「ふふふ、実験は成功ね…じゃね」

 

 女は男に触れると一種でその場から消えた。

 

 赤い異形…“ハッチヒャック”が動き出す。龍悟が構えたその時……

 

「龍悟!行って!!」

「響香!?だが…」

「アイツ等を追えるのは君だけだ!!」

「飯田…」

「いいから行け!!」

「轟…」

 

 響香達が前に出て構える。

 

 

『此処は任せて早く行け!!』

 

 

「…………最高だぜ、オメェ等」

 

 龍悟は瞬間移動で追う。

 

 其処は遥か空、雲の上だった。目の前には先程の男女が佇んでいた。

 

「仲間を見捨てて来たのかしら?」

「アイツ等はそんな弱くねぇよ……お前等…“アッチの住人”だな?」

「ええ、そうよ。私は“トワ”こっちは“ミラ”…しかし驚いたわ、この世界に貴方が居るなんてね…孫悟空とベジータの融合…最強の戦士、ゴジータ」

「俺を知っているのか……」

「ええ、勿論…どの歴史でも貴方は最強の一角」

「なるほど、道理で閻魔のおっちゃんや界王様達だけが知ってる…地獄の事件…俺の事を知ってる訳だ…お前等は時空を移動していろんな歴史に行くことができる」

「ええ、そうよ…時空を移動してる時、不思議な亀裂を通ると全く別の世界…此処に来たと言う訳よ」

 

(それを通って俺の魂は転生したのか)

 

「後一つ言っておくわ、あのお嬢さんが敵連合って言ってたけど、本当に違うわよ…ただ、彼等に面白い物を拾わせたの」

「何!?」

「それじゃあ…また、会いましょう…最強の戦士」

 

 トワがミラを連れて消えようとするが……

 

「逃がす訳ねぇだろ」

「なっ!?」

 

 超サイヤ人Ⅱに変身した龍悟が一瞬でトワの懐に踏み込み拳を握っていた。トワは咄嗟に杖を掲げる。拳がトワに当たる瞬間、龍悟とトワの間に何者かが現れる。

 

 それは特徴的な髪型に仮面を付けた男だった。

 

 龍悟の拳は仮面の男に当たりトワには当たらなかった。しかし、男の仮面の一部が砕かれ素顔が明らかになった。

 

「え?」

 

 それは自分(悟空)と瓜二つだった。その時、激しい頭痛がする……記憶が呼び起こされる様な……

 

「ハッ!!」

 

 気づいた時にはトワ達は消えていた……この世界から…

 

「今のは…悟空としての部分構えて反応したのか?……あのサイヤ人に……」

 

 不思議と懐かしい気持ちになる。

 

 

「誰なんだ?」

 

 

 龍悟の呟きが虚しく響いた。

 

 

END

 

 

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