絶対無敵のヒーローアカデミア 作:DestinyImpulse
2日後の朝刊、一面はヒーロー殺しの逮捕の記事だった。テレビでも連日トップニュースであり、ワイドショーでも繰り返しその様子を伝えている。事件の最中、テレビのカメラは死柄木と黒霧の二人が保済市に居るのを偶然捉えておりヒーロー殺しは敵連合と繋がっているのかと言う噂で流れている。
「凄い事になってるね…」
「そうだな…」
龍悟と響香はナイトアイ事務所に戻り…保済市での疲れを癒していた。響香はテレビを見ながら世間の状況を確認し、龍悟は週刊誌を見ていた…内容は…【期待の新星ゴジータが仲間達と共にヒーロー殺しを撃破!!】というものであった。
龍悟達が居た大通りにあった監視カメラが捉えてたらしく、ハッチヒャックになったヒーロー殺しとの戦いが載っていた。当然マスコミが喰い付き龍悟達に押し寄せてきた。その為、昨日今日は外には出ず書類等の仕事をしていた。
(やはり、居ないか…)
週刊誌にもアップされた動画にもトワとミラは写ってなかった。恐らく魔術で何かしたのだろう。勿論、龍悟達はトワ達の事は伝えてある。別世界の存在とは伝えてないが。警察もヒーロー殺しが変異した事も含めて調査中だが……見つからないだろう。
(そろそろ…次のステージを見せる時か……)
窓から見える青空を見ながら…龍悟は思考を巡らせていた。
それから職場体験が終わるまでの数日間は外で本格的なヒーロー活動を体験した。東京の様な都会はトラブルが多発し事件も起こりやすいが……保済市の出来事を経験した龍悟達ならそこまで問題ではなかった。
あるとすれば……
「あの、すいません!ゴジータさんですよね!!」
「そうだが…」
「私、ファンなんです!!一緒に写真いいですか!?」
体育祭での活躍とヒーロー殺しとの戦闘で龍悟はそこ等のプロよりも有名になり、職場体験の身でありながらサインや写真を求められたりする時が多くなった。
「ああ、構わない」
「ありがとうございます!!」
「あ、私も私も!!」
「私もいいですか!?」
求めてくるのは女子高生が大半だが、子供にも人気があった。
「あの!僕も写真いいですか?」
「ふっ、勿論だ」
無表情から暖かな笑みを浮かべ了承する。子供は更に明るくなり龍悟に抱き着いた。
「やっぱ、いいよね〜!」
「強いし、イケメンだし〜!」
「俺様系だけど、優しい時は優しいし〜!」
「「「きゃあーー///!!」」」
ファンクラブができるのも時間の問題だろう……言っておくがこれが問題ではない……問題なのは……
上鳴『お前!!何、職場体験で女子に囲まれてんだ!!チクショォォォォオ!!』
峰田『爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ…!!そしてモゲロモゲロモゲロモゲロ!リア充!!」
麗日『楽しそうやね…………龍悟君』
拳籐『………会えるの、楽しみにしてる』
ツイッター等に写真が流出し……それを見た皆からのメールに頭を抱えていた。最強のゴジータでもどうしようもなかった……龍悟はクリリンみたいな親友ポジションになってくれると密かに期待してる飯田といい友人関係を築いている轟に助けを求める。
飯田『職場体験でもう人気があるなんて…友人として誇らしいよ!』
轟『すげぇよ…龍悟は』
更に頭を抱えた…其処に背後から響香が抱き着いてくる……不機嫌な顔をしながら頬を膨らませプラグを絡ませてくる。
助けを求めようとナイトアイ達を見るが……バブルガールは目をキラキラさせながらこちらを見ており…ミリオは【君なら大丈夫!!】と言わんばかりの目で見てくる…ナイトアイはブラックコーヒーを飲みながら最新のオールマイトグッズのカタログを見ていた……
「クソッタレェェェエ…!」
こうして時は過ぎていき…いよいよ職場体験も終わり時がやってきた。
「寂しく…なっちゃうね」
「そうですね…」
荷物を纏めた龍悟達はナイトアイ達に別れの挨拶をしていた。仲良くなっていたバブルガールと響香は寂しそうに言葉を交わす。
「何、君達の実力なら8月、9月頃に行われる仮免試験に無事合格できるだろう…そしたらインターンで活躍できる……また来る時を楽しみにしてるよ!!」
「ああ、必ず」
龍悟はミリオと握手を交わす。
「ゴジータ、イヤホン=ジャック……職場体験と言いつつ、書類仕事からヒーロー活動…ほぼ正規の仕事をさせてしまった……これを受け取ってくれ」
ナイトアイが龍悟と響香にそれぞれ厚みのある封筒を渡す。
「あ、あの、これってまさか…」
「今回の給金だ。学校側にも話を通してある。これは、君達が稼いだ正当な報酬だ。遠慮はしないように…ご両親への親孝行に使うもよしだ」
響香は震えながらありがたく受け取った。
「さて、これで君達の職場体験は終了だ……ご苦労だった」
「「ありがとうございました!」」
こうして…龍悟達の職場体験が幕を閉じた。
龍悟達が帰った後、ナイトアイはオールマイトに電話をしていた。
「オールマイト……貴方は正しかった…その……」
「いいんだ…謝るべきなのは私だよ……ナイトアイ」
どちらの道も正しかった…どちらも譲れなかった…
「凄いな…彼は…強さだけじゃない…互いを高めあえる仲間が居る。周りの人間が不思議と引き付けられる…それが孫龍悟と言う希望なんだな…」
「そうだな……君も私もその引き寄せられた者……孫少年ならきっと私を超える存在になれる」
誇らしげにオールマイトは語る。そんなオールマイトにナイトアイは申し訳なさそうに言った。
「すまない…私は彼に予知の事を伝えたんだ」
「なん……だと!」
それは知ってほしくない事実……龍悟の成長の妨げになってしまうと…オールマイトの血相が変わる。伝えるにしてもまだ早すぎる。
「だけど…見えなかったんだ…彼の未来が……」
「え?」
「まるで、絵を描く前の様に白紙だったんだ!確かに未来を見る事はできる、だけど未来は決まってないんだ!だから、生きてくれ!!貴方が死ぬ未来は決まったものじゃない!!」
「……決まっていないか…ああ、その通りだ……運命すら君を止める事はできないんだね、孫少年…」
生きる未来がある…それは己を犠牲にして戦い続けてきた男の胸に深く溶け込んだ。
END
予告
世界総人口の約八割が何らかの特異体質…“個性”を持って生まれる超人社会…これは最強の融合戦士が絶対無敵のヒーローになるまでの物語だ!!
響香「龍悟、ここが?」
龍悟「ああ、一万人以上の科学者達が住む“I・アイランド”だ」
海外の人工島…【I・アイランド】体育祭で優勝した龍悟は其処でおこなわれるエキスポに招待され響香を付き添いに訪れていた。
龍悟「驚いたな…」
麗日「他の女子も来てるんよ」
拳籐「そう言う事♪」
響香「せっかく、龍悟と二人きりの海外デートだったのに〜!!」
これは夏休みに起きた出来事。
オールマイト「紹介しよう!私の親友、デヴィッド・シールド!」
デヴィット「君のコスチュームを開発したあの時が懐かしいよ」
そして出会った無個性の少女、メリッサ。
龍悟「ヒーローを助ける存在?」
メリッサ「そう、それが私の目指すヒーローのあり方」
龍悟「ふっ、格好いいじゃねぇか」
メリッサ「ふふ、ありがとう♬」
響香・麗日・拳籐(タダでさえ期末テスト編で新しく登場するのに、立て続けにライバル登場だと!?)
敵襲来!!
?「人質はこの島に居る、全ての人間だ!」
命を掛けて、守れ。
オール・フォー・ワン「無力な、オールマイトよ…君は親友が苦しむ様をタダ見届ける事しかできない」
メリッサ「パパを返して!!」
きっと誰もが、誰かのヒーロー!
轟「此処は!!」
飯田「僕達に任せろ!!」
?「さっさと潰れろ!!」
龍悟「貴様だけはゼッテェに許さねぇ!」
強さしかなかったゴジータには今…
上鳴・峰田・八百万「龍悟(さん)!!」
轟・飯田「龍悟(君)!!」
麗日・拳籐「行けぇぇええ!!」
響香・メリッサ「ヒーロー!!」
頼ってくれる仲間が居る!!
龍悟「俺がやらなきゃあ…誰がやる!!」
劇場版・絶対無敵のヒーローアカデミア
【激闘のI・アイランド!ゴジータがやらねば誰がやる!!】
次章の期末テスト編が終わり次第作成予定!