絶対無敵のヒーローアカデミア 作:DestinyImpulse
ベジット「ゴジータ!!」
ゴジータ「ベジット!?何故ここに!?また自力で出演を!?」
ベジット「朗報だ!!お前……遂に吸収から抜け出したぞ!!」
ゴジータ「きたぁぁぁあ!!」
ベジット「“俺を取り込めるとでも思っているのか”と言うセリフもあるし、良かったな!」
ゴジータ「やられたらやり返す………百倍ビックバン・かめはめ波だ!!」
ベジット「しかし、久しぶりだな…このコーナも」
ゴジータ「前回は体育祭編だったからな」
ベジット「ゴジータ復活はいいんだが……ヒーローズアニメは今回は酷かったな」
ゴジータ「反撃と言っておきながら、悟空は新キャラにやられるし、パチモンベビーは合体するし……」
ベジット「次回でハーツが動くみたいだが……コレでキュアベジータやジレンがやられたら……」
ゴジータ「言うな……充分ありえる」
ベジット「まぁ、それはそれとして……この作品はどうするだ?出すのか…キュアゴジータ?」
ゴジータ「検討中だ……身勝手は出るかもしれないが」
ベジット「そうか……じゃあ今回はここまでだな」
ゴジータ「ああ、これからも絶対無敵のヒーローアカデミアをよろしくな!!」
セントラルタワー内の診察室、そこでデヴィットはオールマイトの診察を行っていた。これは“個性”の診察もできる。カプセルの中のトゥルーフォームのオールマイトは弱々しかった。
検査が終わり、モニターに映し出された数値を見る。
「……個性数値が下がっている」
モニターに映し出された数値は今まで緩やかに下降していた物が、更に下がっている。
「何故だ!?体は完治している!それなのに何故!?」
確かにソウルパニッシャーで体は完全に完治している。それでも、オールマイトの中にあるワン・フォー・オールは残り火……いくら万能のソウルパニッシャーでもコレばかりは元に戻せなかった。
「このままでは、平和の象徴が失われてしまう……君のお陰で日本の敵犯罪発生率は世界平均より遥かに低い……。何度、君がアメリカに残ってくれればと思ったことか……」
親友が見せた不安に改めてオールマイトは己の存在の大きさを確認させられる。オールマイトの胸が痛む。
(すまない、デイヴ。君やメリッサを巻き込むわけには行かない……)
しかしそれが友人を苦しめている。苦悩するオールマイトはそっと龍悟が言った言葉を思い出す。
『時に想いは言葉に出さなければ相手に伝わらない。それに、アンタを支えてきた相棒何だろ、大丈夫さ』
「…………………デイヴ、真実を話そう」
「トシ?」
「これから言うことはとても信じられないかも知れないし、君を巻き込んでしまう…「今更何を言っているんだ」…ありがとう、デイヴ」
迷わず信頼してくれる親友。そんな親友にも今までひた隠しにしてきた事に胸が痛みつつ、一つ深呼吸する。
「もう、私には“個性”が無いんだ」
「――は?」
オールマイトの言葉は想像を大きく超えた、流石に一瞬思考が停止する。
「ど、どう言う意味だ!?まさか、オール・フォー・ワンに!!」
困惑するデヴィッドにオールマイトはゆっくりと告げる。
「違うんだ…私が持っていた個性は、オール・フォー・ワンと対となる個性。ワン・フォー・オール。これは、オール・フォー・ワンと同時代から聖火の如く引き継がれてきた個性なんだ」
「なん…だと!?」
耳を疑う情報ばかりだが、デヴィットの頭脳は衝撃を抑え、事実を知っていく。
「じゃあ、君の個性数値が急激に下がっていたのは……」
「そう。個性が消えたんじゃない。個性を次の世代に受け継がせたんだよ。それが――孫龍悟……私の自慢の弟子だ」
「……」
震えるデヴィット、もう親友はナンバーワンヒーローではいられないのだ。如何に天才のデヴィッドでもコレばかりはどうしようも出来ない。自分が彼のためにしてやれることは無い。だが、そんなデヴィットにオールマイトは安心させるように声を掛ける。
「そう悲観しないでくれデイヴ。彼は、私を超え始めている」
「何を……?」
学生時代から、オールマイトの活躍は散々見てきたデヴィッドにはとても信じきれなかった。
「ワン・フォー・オールは聖火の如く引き継がれてきたと言っただろう。この個性はそれぞれの想いと力を次へと託す。……私も、昔はメリッサと同じく“無個性”だったんだ」
「まさかそんな、トシが……!?」
あの圧倒的なオールマイトが元は自分の娘と同じく無個性だとはとても信じられなかった。
「孫少年はこの前の試験なんて私とマジで殴り合ってたしね」
「なっ!?」
全盛期とはいかなくてもオールマイトとまともに戦える…それはデヴィッドを驚愕させるには充分だった。
「だから、見守ってほしい……孫少年をメリッサを、新しい希望達は確実に育っている」
オールマイトの目に有ったのは、あの頃と何も変わらない深い信頼だった。
「……分かった。見させてもらうよ、彼を……彼等を」
「……ありがとう」
初めて出会ったあの時のように、二人は笑顔を浮かべ握手をした。
日も暮れはじめ閉園になりパーティーに参加するため6時30分にセントラルタワーに集合と約束しそれぞれの場所に戻った龍悟達……龍悟はメリッサに案内され研究室にやってきた。
「凄いな……こんな場所で研究してるとは……」
設備の整った部屋であり資料棚の上にはたくさんのトロフィーや盾が飾られている。
「実はね、私、そんなに成績良くなかったの。だから一生懸命勉強したわ。どうしてもヒーローになりたかったから」
「プロヒーローにか?」
「……それは直ぐに諦めた。だって私、無個性だし」
「……………………」
「勿論ショックだったわ。でも私には、すぐ近くに目標があったから」
「目標?」
「私のパパ」
写真にあるデヴィッドがメリッサに惜しみのない愛情を向けている。
「パパはヒーローになれる“個性”は持ってなかったけど、科学の力でマイトおじさまやヒーロー達のサポートをしている。間接的にだけど平和の為に戦っている」
「ヒーローを助ける存在?」
「そう、それが私の目指すヒーローのあり方」
メリッサの横顔は誇らしげに輝いていた。
「ふっ、格好いいじゃねぇか」
「ふふ、ありがとう♬」
メリッサは持ってきた箱をテーブルの上に置き蓋を開ける。其処には上部にボタンのついた細いベルトの様な物があった。
「このサポートアイテムね、前にマイトおじさまを参考に作ったの」
「オールマイトを?」
メリッサは龍悟の右手首にベルトを巻くと、「ここのパネル、押してみて」と言う。龍悟は言われるままにボタンを押した。ハチの巣の様な六角形の様な紋様が不規則に浮かび上がったと思うや、変形し勢いよく伸びたベルトが腕と手を覆う様に巻き付いていった。まるで体の一部の様に装着される。
「これは?」
「名付けるなら“フルガントレット”かしら」
「耳郎ちゃんに聞いたの、龍悟君の個性には負荷が強くかかるって」
「まぁな…」
受け継いだワン・フォー・オールは強大な個性……強い出力で発動すれば並の体なら数秒で壊れてしまう。オールマイトですら高出力で常時発動はしていない。常時低出力で攻撃の時だけ出力を上げている。
龍悟はそれを超サイヤ人と言う力で覆ったのだ。体力は多く消費してしまうが体へのダメージを軽減している。ワン・フォー・オール単体のパワーは下がるが総合戦闘力が2つの力を別々に使うよりも高い形態。それが超サイヤ人・フルカウルなのだ。だが、それでも抑えられる力に限度はある。超サイヤ人・フルカウルなら20%。超サイヤ人Ⅱなら40%。超サイヤ人Ⅲなら60%。これが戦闘を続ける事が出来るラインだ。これ以上の出力を常時発動して戦闘を行うには“究極の肉体”を手に入れるか“究極のコントロール”を習得するしかない。
「このフルガントレット、マイトおじさま並のパワーで拳を放っても、三回は耐えられるくらいの強度があるわ。きっと龍悟君の本来の力を発揮できると思う」
それ程のアイテムを作れるメリッサはやはり天才だろう。フルガントレットを見つめる龍悟にメリッサは言う。
「それ、龍悟君が使って」
「…大切な物何だろ?」
「だから使ってほしいの」
「…………」
「困っている人達を助けられる、素敵なヒーローになってね」
それは未来のヒーローへの応援だった。
「…………ああ!」
力強く答えた時、スマホがなった。
「もしもし」
『何をしている龍悟君!もうすぐ時間だぞ!!』
「あ………」
ヒーローも遅刻は厳禁なのだ。
パーティーが始まる前、デヴィットはある一室でサムと話していた。
「計画を中止する!?どう言う事ですか!?」
「言葉通りの意味だよ……やはり、犯罪に手を染める事は出来ない………雇った者達にはすまないと思っている。報酬の倍……三倍の金額を払う。サム、勿論君にもだ、わかってくれ」
わかってくれると…そう信じていたデヴィット……だが、サムからの返答は………拒否だった。いきなりサムは近くにあった分厚い資料本でデヴィットの頭部を強打した。
「サ、サム…?」
倒れ伏したデヴィット、意識がどんどん遠くなる。
「あ、貴方が悪いんですよ。長年、貴方に支えてきたのにあっさり研究は凍結、手に入れるはずだった栄誉、名声……全てなくしてしまった……貴方のせいだ!」
サムは責める声で言い放ちその目には涙が浮かんでいた。目のしわは深く弱々しい。
(すまない……トシ、メリッサ……)
その思いを最後にデヴィットは意識を手放した。
END