絶対無敵のヒーローアカデミア 作:DestinyImpulse
ゴジータ「祝、UAが200000突破!」
ベジット「いや〜めでたい!これも見てくれる皆のおかげだな!本当にありがとう!!」
ゴジータ「しかし、平成も終わったな………」
ベジット「ああ、令和になって……ドラゴンボールはどうなるんだろうな……俺等出るかな……とう言うか俺は今まで敵を倒した試しがないんだが……」
ゴジータ「………………それはともかくこの劇場版もいよいよ2、3話で終わりそうだな」
ベジット「そしたらアニメ3期に突入だ、それじゃあ令和最初の投稿をどうぞ!!」
実験場を出たあと、全力で非常階段を180階まで駆け上がってきた龍悟達はメリッサの案内である扉の前に来た。その扉を破壊すると、とたんに風が吹きこんでくる。
「此処は?」
「風力発電システムよ」
其処はタワーの空洞部分に作られた風力発電エリアだった。
「どうして此処に?」
「タワーの中を昇れば、警備マシンが待ち構えている筈。だから此処から一気に上層部へ向かうの。あの非常口まで行ければ………」
およそ20階ぶんの高さはあるような発電エリアの天井に、小さな非常口の扉があった。だがその時、少し離れた所で音がした。振り返った一同が見たのは、奥の扉からぞろぞろと入ってきた警備マシンだった。
「迷ってる暇はないな…俺に掴まれ!」
その言葉に頷き、メリッサと拳藤は龍悟にしっかりと掴まる。それを確認した龍悟は舞空術で一気に飛び上がった。すぐに発電エリアの天井が見えてきた。
「使わせて貰うぞ、メリッサ!」
龍悟がボタンを押すとフルガントレットが右腕に装着される。龍悟は渾身の力を込めて叫んだ。
「ワン・フォー・オール、フルカウル!デトロイト・スマーッシュ!!」
指先までワン・フォー・オールが行き渡った拳が天井にある非常口の扉を破壊した。
管制室の眼鏡の男から追っ手を潜り抜けた龍悟達の報告を聞いたウォルフラムは僅かに顔を曇らせた。
「ソキル達を向かわせろ」
『はい!』
「俺が行くまで制御ルームは死守しろ」
そう指示を出し会場を出ていくウォルフラムの後ろ姿を見ながらオールマイトは必死に耐えていた。
(彼等ならきっとやってくれる!)
内部へと侵入した龍悟達、メリッサが聞いてくる。
「持ってきたのね」
「時間が無かったのと外し方がわからねえ…」
「あ……」
そういえば伝えてなかったとメリッサは照れ笑いを浮かべる。だが次の瞬間、僅かな音と気配を察知した龍悟がメリッサを庇うように抱き込み離れる。間髪入れずにその場所に刃物が突き刺さった。襲いかかってきたのは、刃物の敵・ソキル。刃物に変化した腕を素早く抜き龍悟達に飛び掛かった。だが、龍悟はメリッサを抱えている、そんな龍悟の前に拳藤が出て刃物化していない部分を掴み抑える。
「胸糞悪い、ヒーロー気取りのガキ共が!!」
今までの苛立ちをぶつけるように感情丸出しで吠えるソキルに拳藤が言う。
「そりゃ…私等はヒーロー目指してやってるんだ!!」
拳藤はソキルの腹に膝蹴りを叩き込み引き離す。そしてすぐさま……
「双大拳!!」
強烈な一撃を叩き込んだ。ふっ飛ばされたソキルは階段に激突し気を失った。
「わりぃ…助かった」
「気にしない、気にしない……先に行こう」
その後、階段に待ちかまえて居た手下達を倒し階段を上った龍悟達は200階の通路に出た。様子を伺いながら誰もいない事を確認して駆けだす。
「制御ルームの場所は?」
「中央エレベーターの前よ」
一気に角まで走り、周囲を警戒する。すると何処かへの入り口が開け放されていた。
「誰か居るよ」
その中の人影に気づき敵かと身を潜める。その人物を見たメリッサがハッとした。
「サムさん?」
「確かにそうだ……だが、近くに何か…」
それは保管室で懸命にコンソールを操作しているサムだった。そして近くには……
「パパ!?」
金属の様な物で拘束されて転がっているデヴィットが居た。
「龍悟……もしかして」
「ああ…」
「助けないと!」
何かを察した龍悟と拳藤…心配に顔を歪めるメリッサと共に慎重に近づいていく。
ブロックの様なボックスが壁に敷き詰められ天井まで続いている保管室で、敵達に連れてこられプロテクト解除を続けていたサムの顔が突然歓喜に溢れる。
「や、やった!解除できた!!」
急いで階段を上がり、一一四七と書かれたブロックに近づく、中にはアタッシュケースが入っていた。
「全て揃ってる」
中に入っていたのはデータの入ったケースと、小さめの丸い形の物に大きなフックがついている装置だった。拘束され動けないデヴィットが顔を上げる。
「サム……」
「………貴方が悪いんですよ……博士」
「パパ!!」
その時だった。メリッサが保管室に現れサムとデヴィットは驚く。
「メ、メリッサ…!」
「お嬢さん、どうして此処に?」
「どうしてって……こっちこそ聞きたいわよ!パパが悪いってどう言う事なの!?」
「簡単だ、メリッサ」
メリッサに続いて龍悟と拳藤が入ってくる。
「今回の首謀者はそいつなんだ」
「!?」
龍悟の言葉にメリッサは言葉が出なかった。父の助手として長年仕えてきたサムが首謀者だと言う事実が……
「その装置を手に入れる為か」
「……ええ、機械的に“個性”を増幅させる、この画期的な発明を……」
サムの言葉にメリッサと拳藤は疑問を抱き、龍悟は嫌な思い出を思い出すように口を開いた。
「…個性の増幅…4、5年前…鳴羽田で頻繁に起きた…敵事件の原因…【薬物・トリガー】……それと同じか?」
「そんな物じゃあありません。薬物などとは違い、人体に影響を与えず“個性”を増幅させる事ができます。しかしこの発明と研究データはスポンサーによって没収。研究そのものが凍結された………手に入れる筈だった栄誉も名声も……全て消えてしまった!」
そう叫ぶサムの顔は酷く弱々しいものだった。だが、龍悟達は引かなかった。
「その為に敵を呼び寄せたのか」
「この島の人達を危険にさらして……皆がどんな目にあったか!」
龍悟と拳藤の言葉にデヴィットは困惑する。
「どう言う事だ……敵は偽物、全ては芝居の筈…」
その時、入り口から高圧的な声がした。
「勿論芝居をしてたぜ。偽物敵という芝居をな」
眼鏡の男を連れ笑うウォルフラムの姿に龍悟はハッとする。
「ーー奴は!」
会場にいた敵だと認識し、龍悟は行動に移そうとするが、その前にウォルフラムの鉄製の扉に触れていた手が光った。直後、手すりがメキメキと外れたかと思うや否や、まるで生き物のように龍悟と拳藤に襲いかかる。絡め取られ壁にぶつけられ、全身を鉄で貼り付けにされた。
「龍悟君!拳藤さん!」
メリッサが慌てて駆け寄る。
(金属を操る“個性”か……!)
「大人しくしていろ。サム、装置は?」
ウォルフラムはサムを見る。サムは小走りでウォルフラムの元に駆け寄っていく」
「こ、ここに」
「サム……?」
唖然としていたデヴィットの顔が徐々に驚愕に歪んでいく。
「……まさか、最初から敵に渡すつもりで……」
デヴィットは己を恨んだ。自分がもっと早く計画を中止させていればこんな事にはならなかった……自分の弱さがこの結末を呼んでしまった。
「約束の謝礼だ」
そう言ってウォルフラムが向けたのは銃口だった。挨拶する様に発砲された弾がサムの肩口に命中する。
「ぐ、はあっ!」
倒れ込むサムにデヴィットが驚愕する。メリッサも思わず口元を抑える。
「な、なぜ……約束が違う!」
「約束?忘れたな〜」
計画を立てたサムも敵に利用されていたのだ。ウォルフラムはサムを無視し拘束されているデヴィットの背中を強く踏みつけた。
「がはっ!」
「しかし、つまんねぇな〜オールマイトの親友が悪事に手を染める…なのに踏みとどまりやがって、“あの方”もがっかりするだろうよ!」
苦しそうなデヴィットを見下ろし更に踏みつける足に力を込めた。
「パパッ!」
「来るな!!」
駆け寄ってきたメリッサに向かってデヴィットが叫ぶ。だがウォルフラムがメリッサを容赦なく殴り飛ばした。
「ああっ!!」
「メリッサ!」
床を転がるメリッサにデヴィットが悲痛な声をあげる。ウォルフラムは下衆な笑みを浮かべ銃口を向ける。
「とりあえず……アンタには絶望してもらおうか」
メリッサは思わず目を瞑る……だが、何時までたっても痛みがこない、不思議に思って目を開けると。
「いい加減にしろよ……このクズ野郎!!」
「ぐはっ!!」
超サイヤ人Ⅱになり拘束を破った龍悟がウォルフラムを殴り飛ばしていた。
「
その後ろ姿が重なる……自分の大好きなヒーローの姿と。
「
END