絶対無敵のヒーローアカデミア   作:DestinyImpulse

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遂に原作開始です。

それではどうぞ!


大いなる運命

 学校が終わり隣町の商店街まで買い物をしに来た龍悟…すると突然裏通りが爆発した。

 

「な!?」

 

 龍悟は足を止め、商店街の人達はパニックになり逃げ出す。

 

 

 爆発の中心にはヘドロの様な男とそれに囚われている龍悟と同じくらいの少年が居た。爆発は人質の個性だろう暴れまわるせいで商店街は火の海に変わっていく。

 

 

「敵か!?っ!あぶねぇ!!」

 

 泣き叫ぶ子供に電柱が倒れてくる、慌てて子供を抱えて避ける。

 

 

「大丈夫か…?」

 

 

「うん……怖いよ…」

 

 

 子供に怪我はなかったが涙は止まらず…周りにも悲鳴が聞こえる。ヒーローはまだ来ない。

 

 

「助けてくれ!!誰か!!」

 

「早く来てくれ!!ヒーロー!!」

 

 

 悲鳴は止まらない…

 

 

「大当たりじゃねーかっ!!ありがとう!キミは俺のヒーローだ!!」

 

 

 敵の笑い声は止まらない…たが、だからこそ輝くものだ…ヒーローの大前提…自己犠牲の精神は!!

 

 

 子供を避難させた龍悟はヘドロ敵に走り出す、この絶望を終わらせる為に。

 

 

「なんだ!このガキ!!」

 

 

 ヘドロ敵が龍悟に気づき攻撃を仕掛けようとするが龍悟は手のひらからエネルギー弾……気弾を放ち顔面に命中し視界を潰す。その隙に気を纏いヘドロに囚われた人質を救出する。

 

 

「てめぇ!俺は一人で「早く逃げるぞ」

 

 爆発頭の少年が何か叫ぶが無視してこの場を離れようとする、だがその時一つの声が聞こえた。

 

 

「その勇気、行動…素晴らしいものだ!少年!」

 

 

 一人の大きな男が現れた。龍悟は…いや、誰もがこの男を知っている。

 

 

「オール……マイト…」

 

 

 そうナンバーワンヒーロー“オールマイト”が龍悟の前に現れたのだ。

 

 

 オールマイトは握った拳を振り下ろした。

 

 

 

「DETROIT SMAAAASH!!」

 

 

 振るわれたその右拳から、竜巻が巻き起こった。その凄まじい拳圧は周りの炎をろうそくの様に吹き消し、上昇気流を作り出して上空に打ち上げた結果、雨を降らせ始めた。たった一発のパンチが、天候をも変えたのである。

 

 

 事態は一気に収束へと向かい、ヘドロ男は警察に引き取られ、オールマイトはマスコミ群に応対し、龍悟は静かにその場を去ろうとすると……

 

 

「お兄ちゃん!!」

 

 

 さっき助けた子供が近づいてきた。

 

 

「助けてくれてありがとう!!」

 

 その笑顔はその言葉はとても輝いていた。

 

「……ふっ、怪我がなくて良かった…」

 

 

 龍悟は温かな笑みを浮かべ子供の頭を撫で…去っていった。

 

 

「………………」

 

 

 その背中をオールマイトは静かに見ていた。

 

 

 

 

 

 夕陽が眩しい帰り道…龍悟が静かに歩いていると…

 

 

「ちょっといいかな…少年」

 

 

 骸骨のような男が龍悟に近づいた。

 

 

「(どっかで感じた気だ…)なんでしょうか…?」

 

 

「私はこういう者でね」

 

 

 骸骨男が龍悟に名刺を差し出す。龍悟はそれを不思議そうに読み上げた。

 

 

「八木俊典………マイツプロ!!?」

 

 

 驚くのも無理はない…マイツプロはあのオールマイトの事務所なのだから。

 

 

「あの敵はオールマイトが追って一度振り切られ、結局事件には間に合わなかった。マスコミはまだ来てなく報道されてないが人質を助けた君の話を是非聞きたいと思ってね」

 

 

 龍悟は男が嘘を言ってない事を確認すると…体を向けた。

 

 

「何故、君はあの場で動いたんだい…?ヒーローに任せず何故……」

 

 

 八木の言葉は最もだろう……敵の前にして龍悟だけが勇気を持って立ち向かったのだから。

 

 

「……俺はヒーローになる……そう心に決めた………あの場で多くの悲鳴が聞こえた、『助けて』と……その悲鳴をなくしてあげたかった…あの子供の涙を止めたかった………それが『あいつならなんとかしてくれる』そう思わせる…オールマイトの様な誰かの希望……俺の目指すヒーローの行動だと思ったから」

 

 

 そう、龍悟(ゴジータ)が目指すヒーローは自分であり自分じゃない孫悟空の様な誰かの希望……オールマイトに憧れがあるのは孫悟空と同質なヒーローだからだ。

 

 

 声が震えることもなく、淡々と答える。すでに決意したことを口に出しているだけだからこそだ。迷いや不安があればこうは言えない。しばし無言が続き、八木が静寂を破った。

 

 

「まさか……こんな形で出会うとは…君になら話しても大丈夫そうだ」

 

 

 そう言うと八木の肉体が膨れ上がり別人になる……それは……

 

 

「なん……だと……!」

 

 

「HAHAHA、驚いているようだね少年、私だ!!」

 

 

 なんと八木の正体はオールマイトだったのだ……流石の龍悟も驚きが隠せない。

 

 

(フュージョンの失敗と成功レベルの別人だぞ……!)

 

 

 オールマイトは直ぐに骸骨姿に戻る。

 

 

「まず説明しなくちゃな」

 

 

 

 これから話すことは他言無用と念押しした上で説明してくれた。

 

 

 

 5年前、ある大物敵との戦いで重傷を負い、その後遺症でヒーローとしての活動限界に大幅な制限がかかってしまった事。

 

 

 そして、人々を笑顔で救い出す“平和の象徴”は決して悪に屈してはならない。との思いから、その事実を世間に公表していない事。 

 

 

 

「そしてここからは私の個性の話だ孫少年」

 

 

 

 

「写真週刊誌には幾度も“怪力”だの“ブースト”だの書かれインタビューでは常に爆笑ジョークで茶を濁してきた。“平和の象徴”オールマイトはナチュラルボーンヒーローでなければならないからね」

 

 

「一体、どんな個性なんですか…?」

 

 

「私の個性は聖火の如く引き継がれてきたものなんだ」

 

 

「引き継がれてきた…個性!?」

 

 

「個性を“譲渡”する個性…それが私の受け継いだ“個性”!冠された名は【ワン・フォー・オール】!!」

 

 

「ワン・フォー・オール……」

 

 

 

「一人が力を培い、その力を一人へ渡し、また次へ…そうして救いを求める声と義勇の心が紡いできた力の結晶!!!」

 

 

 

「私は後継を探しそして今日、君に出会った!」

 

 

 

「君は、ヒーローになれる」

 

 

 その言葉が龍悟の胸を熱くする。

 

 

「さぁ、どうする?」

 

 

 龍悟は静かに目を閉じ…そして開く…答えは出た。

 

 

「お願いします!!」

 

 

「即答…そう言ってくれると思ったぜ!!」

 

 

 

 これが最強のワン・フォー・オール…九代目所有者…孫龍悟の始まりの瞬間だった。

 

 

 

END

 

 





 遂に譲渡される……次回もお楽しみに!
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