絶対無敵のヒーローアカデミア 作:DestinyImpulse
話の構成に手間取ってしまいました。
最近、耳郎が多かったので…今回は麗日です。
それではどうぞ。
轟が激闘を繰り広げているその頃…拳藤チームはビルが立ち並ぶエリアに移動したのだが、かなりの数の他校が襲いかかってきておりバラバラになってしまった。
「アンタ…鬱陶しい!!」
そして今現在、響香は拳藤とペアを組んで戦っていたが一人の相手に集中しなくてはならない状況だった。
「そんな事言わないでよ〜私は士傑高校、現見ケミィ。龍悟君に興味があるだけの、乙女だよ♪」
「うるさい!!」
そう叫んで放たれた拳が空を切る。響香が戦っているのはライダースーツのような衣装に身を包んだ士傑の帽子を被った女…現見ケミィだった。
拳藤と一緒に他校の連中と戦っていた響香だが、突然襲いかかってきたケミィにロックオンされたらしく…戦闘を繰り広げている。
(何なの、コイツ!?)
ハッキリ言えばケミィは強い…響香の格闘戦に問題なくついてきており、不意に放ったイヤホン=ジャックすら避けられる、爆豪の反射速度を明らかに超えている。
「ねぇねぇ、教えて?龍悟君って普段どんな感じなのちょー気になる!」
「アンタに教える義理はない!!」
さっきから龍悟の質問ばかりしてくる、コレだけでもムカムカするのに、ケミィは胸もデカイ…響香の怒りは超天元突破だ。
「龍悟の馬鹿ー!!」
・・・・・・・・
そして、麗日と塩崎は近くの高速道路で戦っていた…のだが…
「我々、士傑生は活動時、制帽の着用を義務づけられている。それは何故か?我々の一挙手一投足が伝統ある士傑高校の名を冠しているからだ」
麗日の目の前には髪は紫色で細目で左目が髪で隠れている優男が立っており、士傑生だとわかる。
「これは示威である。就学時より責務と矜持を涵養する我々と粗野で徒者のまま英雄を志す諸君との水準差」
「ちょと、何言ってるかわからない」
麗日には理解できない事を言っているが…重要なのはそこではない。士傑生の男…肉倉精児の周りには多くの肉塊があり、目や口等の体の一部や服の一部がある。
彼の“個性”【精肉】
揉んで”肉体”を変化させてしまう。 他人の体はこねて丸くするに留まるが………自身の肉体は自身の肉体だけあり自由度が高い! 切り離して操作したり肉を寄せ集めて大きく出来たりするぞ!!
「茨ちゃん…」
そして、麗日の腕には肉塊にされてしまった塩崎があった。戦闘中に肉倉が突然襲いかかって、次々と肉塊にしてしまった。塩崎もツルで迎撃したのだか…ツルごと肉倉の肉に包まれてしまい肉塊にされてしまった。
「雄英高校…私は尊敬している。御校と伍する事に誇りすら感じていたのだ。それを諸君らは品位を貶めてばかり!!」
肉倉は自身の肉を切り離し宙に浮かべ麗日へと攻撃を開始する。塩崎を安全な場所に置いた麗日は回避しながら肉倉の“個性”について予測をたてた。
(あの肉に触れられたら終わり……防御は捨てて回避重視で!)
「オールマイトの無期限休止により世は荒れることが予想される。その中でこの様な大会が行われたのはヒーローという職をより高次のモノにする選別……すなわち、今のヒーロー生に未来のヒーローたる資格があるかを見極めると推察する。私はそれに賛助したくこうして諸君等の様な有象無象を排している」
「まるで、自分だけが正しいみたいな言い方ですね」
麗日の一言は肉倉を反応させるには十分だった。
「なに?」
「自分の価値観だけで周り人の価値を決める。ヴィランならまだわかりますけど、それ以外の相手が自分と違う場合、自分の意見を押し付ける。そんなのヒーローじゃないですよ」
「っ!言わせておけば!!」
次々と肉が襲いかかるが麗日には当たらず逆に詰め寄られる。
「断片的な情報だけで人の価値を決めるな!!」
「立場を自覚しろと言う話だ、馬鹿者が!!」
そして遂に麗日が肉倉の懐に足を踏み入れる、右拳を強く握り締め…
「賢いってのがそう言う事なら……私は一生、馬鹿でいい!」
右ストレートを顔面に叩き込みその勢いで回転して左裏拳そのまま左アッパーで空中に飛ばし右回し蹴りを叩き込む…
「があっ!!」
重い連撃に肺の空気も出され、反撃が肉倉にはできない。麗日は左手を突き出し肉倉に狙いを定め右拳を握り力を籠めて駆け出す、麗日の必殺の五連撃。
「超龍撃拳!!」
力を籠めて放たれた拳は肉倉を打ち抜き大きく吹き飛ばされる。その時、ある変化が現れる…丸くこねられた奴等が戻ったのだ。
「ダメージしだいで解除される……道理で遠距離ばかりだったんだ」
どうやら肉塊にされても意識はあった様で…手足を動かして確認した後に先程の事もあり肉倉を攻撃するが何人かは麗日に一斉攻撃を仕掛けてきた。
「悪いがヤラせてもらうぜ雄英生!」
接近戦主体の者達が次々と麗日に迫るが…次の瞬間、大量のツルに薙ぎ払われる。
「助かりました、お茶子さん」
彼等が戻ったんだ…当然、塩崎も戻る。接近してくる連中は次々と塩崎のツルによって薙ぎ払われる。
肉倉に攻撃を仕掛けた何人かはまた肉塊にされるが、多勢に無勢で追い詰められる。この状況に追い込まれた恨みもあってか苦肉の策として、麗日に突っ込む。
「よくもこの様な…!麗日お茶子!!」
再び己の肉を飛ばしてくる。先程の事もあり塩崎は手が出せない。
しかし、肉の弾丸は麗日に当たる事なく地面に落ちた。いや…押さえつけられたと言う方が正しいか…
「な、何をした!?お前の“個性”は触れた物を浮かすだけの筈だ!!」
必死に動かそうとするがビクともしない事に戸惑う肉倉に麗日は「してやったり」と笑みを浮かべた。
「それは前の私……今の私とは違う!」
麗日に何が起きたか……それはビルス達が来た日まで遡る。
『そうだ、麗日さん、拳藤さん。ちょといいですか?』
帰る間際、ウィスに呼ばれ何だと首を傾げながら前にでる麗日と拳藤…ウィスは杖を掲げる。すると、麗日と拳藤が一瞬、翠の光に包まれた。
『あの、今のは?』
『貴方達二人の“個性”と呼ばれるモノを強化しました』
あっさりと答えたウィスの言葉に麗日と拳藤は勿論。響香達も驚きの声をあげる。龍悟ですら目を見開いている。
『こ、“個性”を強化!?』
『そんな事!?』
『お前達も見た筈だ、ウィスは時間を巻き戻す事すら朝飯前だ、死者すら蘇らせる事ができる。そんなウィスなら“個性”の強化なんて容易い』
ビルスの言葉になんとなくわかった様な気がするが、現実味がなさ過ぎて実感がわかない。
『ウィスさんは神龍の親戚か何かか?』
『オホホホ、私は天使ですよ』
天使だったんだ……そんな龍悟達の心の声を無視しながらウィスは言った。
『まぁ、お詫びだと思ってください』
『僕は破壊神だけど“神様”だ。捧げ物を受け取る存在だけど与える存在でもある。この世界は僕達の世界と繋がりを持った、君達は大きな運命に直面するかもしれない。神からの贈り物……無駄にするなよ』
「コレが私の新たな力…
「一気に終わらせる!」
戦闘の余波で周りにある瓦礫と共に麗日は空を飛ぶ、
「超銀河エクスプロージョン!」
共に飛ばした瓦礫の重力を倍以上に変える。瓦礫は流星群の如く降り注ぎ周りに居た他校の連中を吹き飛ばす。麗日は流星群と共に降下し肉倉に強烈な飛び蹴りを叩きつける。
肉倉は大きく吹き飛ばされ気絶、降り注いだ流星群によって周りの連中も気絶……絶滅だ。
(父ちゃん、母ちゃん……私、強くなったよ!心配せんでも大丈夫!!)
麗日は右手を突き上げる。きっと見ているだろう、両親に自分は大丈夫だと伝える為に…
END
作者「祝え!宇宙最強、ギンガウラビティ!……これ以上思いつかないので、短縮版である」
・
ウィスによって強化された事により“個性”の幅が広がった事により触れた空間の重力を重くも軽くもできる。
舞空術と同等の飛行能力を獲得し仲間の空間に触れる事によりその人物にも飛行能力を付与できる。
・超銀河エクスプロージョン
麗日の新たな必殺技。
近くにある瓦礫と共に浮かび上がり、重さを付与し瓦礫を流星群の如く降り注がせ、流星群共にライダーキックを叩き込む。
元ネタは仮面ライダーウォズギンガファイナリー