絶対無敵のヒーローアカデミア 作:DestinyImpulse
サイヤ人について教えてもらったもらった次の日、響香達はまた龍悟の部屋に集まっていた。
「今回も教えて、ゴジータ先生!!」
「この時間はその呼び方に違和感がなくなったぞ」
麗日の先生呼びに苦笑しながらも龍悟は今回のテーマを話す。
「じゃ今回は前回のサイヤ人の時に少し触れたフリーザについてだ」
フリーザ……サイヤ人を滅ぼした宇宙の帝王……その名を聞いた響香達の緊張も高まる。
「……その力は敵はおろか味方さえ恐れをなす程だった。そんなフリーザが指揮するフリーザ軍は宇宙の地上げ屋としてある日に突然攻め込んで来て、惑星の住民全てを殺し尽くして星を奪い、他の宇宙人に売りさばく。オール・フォー・ワンが可愛く見える程の悪のカリスマ……それこそがフリーザ。宇宙の帝王だ」
「酷い…!」
あまりの行いに響香達は震え思わず拳藤が言葉をもらしてしまう。龍悟の言う通りオール・フォー・ワンが可愛く思えてしまう。
「だ、誰も止められなかったのか!」
「確かに宇宙の治安を守る組織としては銀河パトロールがいるが、奴等はフリーザどころか俺達サイヤ人にすら太刀打ち出来ない、だからアイツ等はフリーザ軍の悪行を見て見ぬ振りをしていた」
ヒーロー科として納得のできない事だろう。しかし当時のフリーザ軍はヤバすぎた。
「…………俺達の宇宙には戦闘力、読んで字のごとく戦闘能力を数値化したモノがあった。普通、戦闘力が1000もあれば十分に強いレベルだ。
他にもナメック星人と言う強種族もいるが一般的に1000以下なのだ。
「話を戻すが、フリーザ軍の戦士達は各惑星における最強の戦士ばかりを集めた精鋭中の精鋭だ。質も数も銀河パトロールを遥かに凌駕している。そして、それを束ねるフリーザの戦闘力は…………53万だ」
53万………先程まで千単位だったのにいきなり万だ。響香達が驚くのは当然だろう。
「53万……それがフリーザの……」
「あぁ、力だと当時の
だが、そんなモノではなかったのだ。
「え?」
「戦闘力53万。それは軍の中では有名な話だった。当時にとってこれは破格の数値だ。フリーザ軍のナンバー2でさえその戦闘力は12万。まさに帝王だった」
そして龍悟は唖然としている響香達に当時の
「フリーザは変身タイプの宇宙人なんだよ。53万はその第一形態の力でしかない」
あまりの事実に響香達が固まってしまった。それにお構い無しに龍悟は言い放った。
「最初に言っておくフリーザの本当の戦闘力は一億二千万だ」
先程まで普通1000あれば強者と説明され其処から万単位まで飛んだのに更に一億……もう狂ってるとしか言い様がない。
「一億!?そんな…つまりフリーザは……!」
「そうだ。一%以下の力で宇宙の帝王とまで言われた、宇宙一の大悪党。それがフリーザだ」
瞬時に計算した八百万は流石と言うべきだろう。改めて響香達がフリーザの恐ろしさを理解した所で龍悟はフリーザの解説を始めた。
「じゃ、フリーザの形態について説明するぜ」
そう言って龍悟が取り出したのは歴史が記されている終わりと始まりの書。それを開くとある映像が浮かび上がる。
「まずは第1形態だ」
そうして浮かび上がったのは小柄な体躯、短い円錐型の黒い2本の角、紫色と白色を基調とした宇宙人。今では懐かしく思うフリーザの第一形態だ。ちなみに移動ポッドに乗っている馴染みの姿で映っている。
「これがフリーザ」
轟が冷や汗を拭いながらその姿を見る、見た目は然程強そうに見えないが龍悟の話からそんな考えは消え去った。
「奴の基本形態でパワーを抑えて普通に生活できる姿にもかかわらず惑星ベジータを滅ぼしたときもこの形態だった。フリーザ自身も飛行可能だが、普段は「楽だから」という理由で映像に移っている専用の移動ポッドに乗って浮遊移動している」
ちなみにあのポッドはフリーザの脳波を受信し彼のコントロールで動いているので、他人が乗っても操縦は不可能と言う超ハイテクな代物である。
「そして次が第2形態だ」
次に映ったのは第1形態の2倍程度の身長となる。角が牛のように伸び曲がり威圧感か倍増した姿、フリーザ第二形態だ。
「いきなり印象が変わったね」
拳藤の言う通りいきなり身長が倍になっている。峰田が見れば羨ましがるだろう。
「第一変身形態とも呼ばれるモノで変身する際には、まず外殻を自ら破壊してから変身しているんだ。パワーがありすぎるため自分でもうまくコントロールできないほどで戦闘力は倍の100万以上は確実だ。ちなみに奴の父親のコルド大王はこれに似た姿をしている」
更に言うとフリーザの部下たちはフリーザへの信奉から、フリーザの体の硬組織を参考にして戦闘ジャケットを開発し装備するようになりフリーザ軍の兵士らが装備する戦闘ジャケットがフリーザ第1形態の上半身の鎧のような部位と似ているのはそれが理由だ。
「それから第3形態」
次に映ったのは第二変身形態とも呼ばれる。肩が尖り、頭部は後ろに長く伸び、異形と言う言葉が当てはまる姿。フリーザ第三形態だ。
「この前、三奈に見せてもらった映画の宇宙人みたい」
響香の言う通り、ザ・エイリアンと言った禍々しい見た目だ。
「この形態に変身した際には、第二形態の時に切断された尻尾はそのままではあるが、それまで受けたダメージがなくなり、パワー・スピードがさらに向上。指先から視認できないスピードの衝撃波を連射するのが主な攻撃方法で、その際には奇声を上げていたな……後、この形態でいた時間は短くてなすぐに奴は最終形態になったんだ」
遂に最終形態、響香達は息を飲みながら映像を見る。映像が変わり外見は角や殻など余計な器官が全て取り除かれたシンプルなもので、体躯も第1形態と同じほどの小柄になったフリーザ最終形態が映った。
「これがフリーザの最終形態…!全然強そうに見えないけど……!」
麗日の言う通り見た目はかなりシンプルでお世辞にも強そうには見えないが………
「あぁ、第三変身形態とも呼ばれる。これがフリーザ本来の姿でもあり、4つの形態の中では最も人型に近い。見た目はこんなだがその力を感じ取れば「今までの方がずっと可愛かった」……と感じるだろう。変身後にはそれ以前に切れた尻尾なども再生されて無傷の姿となる」
「奴の力は圧倒的でな、ベジータは殺され。悟空の20倍界王拳でさえ全く歯が立たなかった。だがなフリーザはやり過ぎた、アイツは悟空の親友を殺し悟空を本気でキレさせて超サイヤ人にしてしまったのさ」
そうして映ったのは崩壊するナメック星で死闘を繰り広げる超サイヤ人の悟空と最終形態のフリーザの姿。その圧倒的な光景に言葉も出ない。
「超サイヤ人になった悟空の強さは圧倒的でそれまで50〜70%程度の力で戦っていたフリーザでは手も足も出せず、遂にフルパワーで悟空と戦った」
「戦いは正に死闘と呼ぶに相応しいモノだったが……最終的に悟空が勝ったんだ。フリーザの体はフルパワーに耐えられなかったんだ。その結果パワーダウンしてしまい悟空に破れ去った」
これで終わりだ。龍悟の言葉を聞いて流していた冷や汗を拭いながら響香達は改めてフリーザの力を思い知る。
「宇宙の帝王フリーザ……とんでもない奴が居たんだな」
「それにしてもサイヤ人程でもないけどフリーザーも随分形態があるもんだな。全部で四形態もあるなんて」
「そうでもないぜ。アイツは生まれながらの強者、トレーニングをしたことがない。もしアイツが修行して力をつければ第五形態があったかもな」
龍悟はそんな有り得たかもしれないifの話をする。
しかし、まさかそんな第五形態を見る日がくるとは響香達は愚か、龍悟でさえ気づかなかった。
END
おまけ
「ちなみに悟空破れたフリーザは辛うじて生きていて戦いで大部分を失った肉体を、最終形態を基に機械で補完したメガフリーザって姿もあるんだが……復讐の為に地球にやって来て早々に殺された」
「え!誰に?」
「響香は会ったことがあるだろ。トランクスだ」
そう言われ響香の脳裏に過るのはあの時にバーダックと共に力を貸してくれたサイヤ人。
「あの人か……今度お礼が言いたいな」
「そうだな……そんなトランクスはベジータの息子でな、タイムマシンで未来からやって来たんだ。これがフリーザを倒した悟空達の新たな戦いの始まりだった」
宇宙の次は未来、スケールの広がる話に誰もが唖然とする。
「トランクスは未来を変えるためにやって来たんだ。アイツの未来は人造人間によって破滅しまったから」
「人造人間にですか!?」
同じ人造人間の21号にとっては驚きだろう。
「地球の天才科学者である[ドクターゲロ]の作った人造人間達によってな」
「でも、超サイヤ人があるじゃん!」
拳藤の言う通りフリーザを倒した超サイヤ人があれば恐れる事はないだろう。
「……………負けたんだよフリーザを倒した伝説の戦士は地球の科学者が作った人造人間にな」
「……ハアアア!?嘘でしょ!?宇宙の帝王を倒した伝説の戦士より強い人造人間ってナニ!?」
皆の気持ちを代弁した響香のツッコミを受けながら龍悟は今にして思う。
何で辺境の星と呼ばれた地球の科学者がフリーザや超サイヤ人より強い人造人間を作れたのだと
活動報告の方にも出すんですが。最近、新しい話を出す度にお気に入りとかが減って思ったんですが全体的に書き直した方がいいですかね?