絶対無敵のヒーローアカデミア   作:DestinyImpulse

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遅れてしまい申し訳ありませんでした。
インターン編も本格的に動き出します、どうぞ!


九章・ヒーローインターン編
始まるヒーローインターン


 

 ナイトアイ事務所をインターン先と決めた龍悟と響香は必要な契約のやり取りをするために再びナイトアイ事務所へとやって来た。

 

「久しぶりー!響香ちゃん!!」

 

 入って来て早々、バブルガールが響香に抱きついた。職場体験で仲良くなった響香は彼女の可愛い妹分、そんな響香がインターンにやって来たのだ、テンションはバク上がりだ。満更でもなさそうな響香に微笑みながら龍悟はナイトアイに雄英の契約書を提出する。

 

「また、よろしく頼む」

「あぁ、こちらこそ」

 

 そう言ってナイトアイは契約書に印鑑を押す。

 

「これで契約完了だ。ヒーローインターンは職場体験とは違い本格的なヒーロー活動を予定している。必要ない言葉だが気を抜く事のない様に…!」

 

「あぁ、勿論だ」

「よろしくお願いします!」

 

 こうして龍悟達のヒーローインターンが始まった。

 

 

翌日・インターン初日

 

 

「本日はパトロール兼監視。私とバブルガールとゴジータ、ミリオとイヤホン=ジャックの二手に別れて行う」

「監視?」

「ナイトアイ事務所は今秘密の捜査中なんだ」

「【死穢八斎會】と呼ばれる小さな指定敵団体だ」

 

 そう言って男の写真を見せる。

 

「ここの若頭“治崎”と呼ばれる男が妙な動きを見せ始めた」

 

 その写真を受け取る。ペストマスクがトレードマークだった。

 

指定敵団体(ヤクザ者)…今は時代遅れのイメージがありますが…」

「過去に大解体されてるからね…でもこの治崎は最近あの敵連合と接触をはかったわ」

 

 その言葉に響香は目を見開き、龍悟は目を細める。

 

「敵連合…!?」

 

「我がナイトアイ事務所が狙うのは奴等の犯行証拠…くれぐれも向こうに気取られないように」

 

『イエッサー!!』

 

 

・・・・・・

 

 

 ナイトアイに付いて行った龍悟が目にしたのは和風建築の屋敷だった。

 

「此処が奴等の…」

 

 細通りに隠れながら様子を覗う。

 

「その通りだ…先日、強盗団が逃走中に人を巻き込むトラック事故を起こした…巻き込まれたのは治崎等…八斎會…だが、死傷者は“ゼロ”だった…」

 

「?」

 

「強盗団の連中は『激痛を感じ気を失った』が何故か傷一つないどころか虫歯などが綺麗に治っていたそうだ…治崎の個性だと思われるが結果的に怪我人ゼロ…敵逮捕となった為特に罪には問われなかった…」

 

「でも奪われたお金だけ綺麗に燃えて無くなっちゃたんだよね…警察は事件性なしって結論をだしたんだけど…どう考えても怪しいって事でナイトアイ事務所は本格マークを始めたの」

 

「なるほど…」

 

「ゴジータ、屋敷の中を探ってくれ」

 

「了解」

 

 目を瞑り集中力を高め気を探る。屋敷も気を感じたが…地下にも気を感じた。

 

「これは……地下にも施設がある」

 

「何…やはり唯のヤクザじゃないということか……瞬間移動は可能か?」

 

 龍悟は指を額に当て目を閉じ意識を集中させる。様々な情報が脳裏を過る。

 

(?、なんだ?)

 

 どれも地下室と言った部屋だが一つだけ"子供部屋"があった。幸い部屋には誰も居ない上の部屋にいる気を使えば行ける、ナイトアイ達を連れてその部屋へと瞬間移動した。

 

「何、此処?子供部屋……どうして地下に」

 

 バブルガールが奇っ怪に辺りを見渡す、確かにそれも疑問だがナイトアイはあることに注目した。

 

「どの玩具も未開封…」

 

 散らばっているのは幼い少女を対象とした玩具。普通なら興味を持つはず…ナイトアイが思考を巡らせているなか龍悟の視界にあるものが入った。

 

「パソコン?」

 

 それはパソコンだった。マウスを動かすと画面がひかり、映ったのは動画サイトだった。

 

 しかも…

 

『ヴィクトリースラッシュ!!」

 

 

「英雄祭の時の響香だ」

 

 動画に映っていたのは英雄祭で活躍する究極化した響香。今、彼女は小さな女の子達に変身ヒロインとしてとても人気となっていた。

 

 しかし龍悟が目をつけたのはそこではなくコメント、そこに書かれていたのは……

 

 

 

 助けて

 

 

 

 投稿はされていない…ばれて間違いなく"何か"をされる。そしてなにより…玩具の対象年齢から見て幼い少女がその事を理解している…それはすなわち

 

「虐待か…反吐がでる」

 

 

 龍悟がそう吐き捨てたその時…

 

「サー、ゴジータ!こっちへ!」

 

 バブルガールが周りにバレないように声を落として呼び掛ける。彼女が指差したのは隣の部屋、龍悟とナイトアイがその部屋を覗くと…

 

「!?、これは…」

「……………どうやら俺達の想像以上にヤバい組織のようだな」

 

 

 その部屋は何かの実験場と言った方が分かりやすい部屋だった。対象を逃がさないよう拘束する椅子を始めに非人道的な道具が数多くあり、その対象は……

 

 

「エリ……」

 

 近くにあった写真には腰近くまである無造作な白い髪、赤い瞳と額の右側に生えた茶色味掛かった角が特徴の五~六歳の少女が写っていた。

 

(彼女について何を研究していた?)

 

 写真と共にあった研究資料を手に取り中身を見ようとした龍悟だが…

 

「これは!?」

 

 ナイトアイの驚愕の声が聞こえ視線を向ける、何か重要な証拠が見つかったのだろうか。

 

「どうしたんですか?サー?」

「違法薬物販売グループとの取引書類だ。違法薬物販売の犯行証拠としては十分だ」

 

 そう言ってナイトアイが見せた書類の意味は経験のない龍悟にはわからないが、そのグループとの取引を確定付ける証拠であることには間違いないだろう。

 

「証拠は十分なんだろ、引っ捕らえるか?」

「いや、証拠はあるがまだ奴等が何を企んでいるか明らかになっていない。下手に大きく出て捕ら損ねた場合、火種が大きくなることもある。この件に関しては他の事務所とのチームアップを要請している、今はもっと情報を集める時だ」

(なるほど……オールマイトとは正反対だな)

 

 ナイトアイの意見に賛成し龍悟は二人を連れて先程いた細道理に瞬間移動した。別の場所でパトロールをしている二人を呼び寄せようとナイトアイが通形に連絡をいれようとしたその時……ナイトアイは硬直した。

 

「?、どうしたんだ、ナイトアイ?」

 

 不思議に思った龍悟がナイトアイのスマホを覗くと目を見開いた。

 

 虐待されたと思わしき少女を保護したと書かれており、送られてきたのは画像に写っていたのは……龍悟が手に持っている研究資料と共にある写真の少女。

 

 

 

 

 エリだった。

 

 

 END

 




前回、後書きコーナーに現れた耳郞によって70話以上もあるのにデート回が一つしかないことを知った作者達は会議を始めたのであった。


作者「マジだ…38話の波動先輩メインのデート大作戦しかデート回がない」

パラガス「それ移行はGT編のクライマックスに突入したからな…」

ベジット「超編に入ってからはバトル回が多かったからな~」

耳郞「そう言うこと、ウチは設定上いろいろ龍悟とデートはしているけど描写されてない!」

作者「よし、番外編でデート回をだす!」

『異議なし!!』

ゴジータ(今回、話に入れなかった…)

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