絶対無敵のヒーローアカデミア 作:DestinyImpulse
その後、インターン終了の時間となったが響香が帰った後にエリが目覚めてパニックになる可能性と話だけでも聞きたい響香の意見を取り入れ龍悟達は残る事にした。
「雄英に連絡しておいた。帰りは送ろう」
「ありがとうございます、サー…エリちゃんについてはどうします?」
「…………暫くは此処で保護しようと思うが、もしかしたら耳郞君に保護された事がバレるかもしれない」
そう言ってナイトアイが取り出したスマホには今日、響香が敵を倒した事がネットニュースにのっていた。幸いエリの姿は映ってないが他の画像には映るかもしれない、死穢八斎會も馬鹿ではない今頃必死に捜索しているだろう。
「これからはゴジータの瞬間移動で来てくれ」
「はい、わかりました」
通形と共に今後について話しているその時、バブルガールが部屋に入ってくる。
「サー、エリちゃんが目覚めました」
その言葉に大きく反応した二人はすぐさまエリが居る客室に移動する。客室に入るとお客様ようの豪華な椅子に響香と一緒に座っているエリがいたが知らないナイトアイと通形が入ってきたことに動揺して響香の服を掴み怯えてしまった。
「驚かせてすまない。私はサー・ナイトアイ。此処の事務所を運営しているヒーローだ」
「ヒー……ロー……?」
「そう、あの金髪のお兄さんや青いお姉さん……そして目付きの怖いお兄ちゃんも皆ヒーローなんだよ」
「目付きの怖いは余計だ」
そう言って部屋の壁に寄りかかっていた龍悟が反応する。響香の説明でいくぶんか安心したのか警戒心は薄れたようだ。
「…………辛い事を思い出させる形で悪いが死穢八斎會に……治崎に何をされたか、できれば教えてほしい」
「!……あの……その……」
「すまない、辛い事はわかっている。言えないのなら言わなくて大丈夫だ」
重々しく話を始めたナイトアイに対して予想道理、エリは辛い表情で震えだした。伝えようとしてはくれるが余程辛い過去なのだろう、うまく喋れていない。
「俺に任せてくれ」
「龍悟君、でも…」
「心配すんな先輩、彼女には何もしない」
そう言って龍悟は静かにエリの頭に手をのせる。エリは一瞬怯えるが何もしないことに気づき龍悟を見つめる。龍悟は目をつぶりじっとしていた。
それから数分龍悟はじっとしていたが目を開き
「…………辛かったな」
そう言って龍悟はエリの頭を撫でる。そんな龍悟を不思議そうに見つめるが…
「俺達はアイツ等をぶっ潰そうと思ってる」
「え!?」
龍悟の言葉にエリは目を見開く、治崎の恐ろしさを誰よりも知るエリにとっては信じられない言葉だった。
「だから心配すんな、お前をアイツ等に指一本触れさせねえ」
「………どうして?」
「ん?」
「どうしてそこまでしてくれるの?わ、わたし……呪われているって……わたしのせいで…みんな、不幸にな「だからなんだ」……え」
龍悟を見つめるエリの瞳は今にも涙で溢れそうだった、そんなエリに龍悟は強く優しく言った。
「お前が助けてほしくて伸ばしたその手を掴むのがヒーローだ」
そう言って龍悟は響香達の方を見る。
「だろ」
「勿論だし!」
「あぁ!」
「やれやれ、格好いい後輩だね」
「フッ」
同意件だと笑う響香達、彼女達を暫く見つめていたエリは……
「あの、名前…」
「あぁ、まだ言ってなかったな。俺は孫龍悟、ヒーロー名はゴジータだ」
「ゴジータ…」
「あぁ、これからよろしくな。エリ」
「うん」
その後、エリを響香に任せ龍悟は先程の行為で見ていたエリの記憶をナイトアイ達に話した。その内容はナイトアイ達を戦慄させるには十分だった。
「そんな…!酷い…!」
「あんな幼い子供を………アイツ等の血は何色だ!」
口元を抑え戦慄するバブルガール、怒る通形……ナイトアイは龍悟の話した内容を冷静に整理していた。
「狂っているな……彼女を保護できたのは幸運だった。一刻も早く奴等を壊滅させる!十分な確信は得た、他事務所への説明資料の製作を始めよう。ミリオ、ゴジータもう遅い。耳郞君と一緒に雄英へ送ろう」
そうして荷物をまとめ終わった龍悟達、響香は最後に不安そうなエリの頭を撫でる。
「響香お姉ちゃん……」
「そんな顔しないの……また会いにいくから」
「ほんとだって、ほら指出して」
そう言って響香はエリの小指と自分の小指を絡ませる、そして…
「指切りげんまん、嘘ついたら針千本飲まーす!指切った!!」
「?」
「これね、約束する時に使うヤツなの」
「約束?」
「そ、約束。必ず会いに来るから」
そうして響香は龍悟達と共に雄英へと帰った、暫く指切りした小指を見つめていたエリは残ったバブルガールに持ち上げられる、とつぜんの事にビックリしたエリだが…
「じゃ、一緒にお風呂、入ろっか」
「……うん」
温かい人の温もりを確かに感じていた。
同時刻・死穢八斎會
「ま、まってくれ!若頭!」
仮面を被った男が必死に弁解をする、震える声の彼の仮面の下はきっと恐怖に歪んでいるだろう。
「………………」
そして無言で歩みよる鳥の嘴のようなマスクをしたこの男こそ死穢八斎會の若頭「治崎廻」、別名「オーバーホール」だ。
「あのガキは俺が必━━━━━━」
バシャッ、という音と共に男が赤い液体へ変わり、廊下の壁と床を鮮やかに染め上げる。オーバーホールの後ろに立つ側近が動揺しない所を見るに此処ではよく見る光景なのだろう。暫く静寂が世界を支配していたが……オーバーホールの手が小刻みに震え。
「何処へいった!?」
オーバーホールが力任せに振るった腕が実験場にあった計器等を吹き飛ばす。エリは死穢八斎會の…オーバーホールによって管理されていた。しかしそのエリは先程の男が粗末な管理をしたせいで脱走、今だに見つかっていない。
「オール・フォー・ワンが消え、オールマイトも消えた!!敵連合だって傘下に加えられる!!ようやく動き出す時がきたんだ!!それなのに………アイツが居なければ始まらない!!何処に………何処に行った、エリ!!」
声を上げ荒ぶるオーバーホール、側近と思わしき男が宥めようとするが………
「落ち着「落ち着けるか!!アイツが居なければ"アレ"が量産できない!何処へ行ったんだ"……お前はこの"病人"だらけの世界を変える俺の"道具"!持ち主の側から勝手に離れるな!!」
周りにあるものをとにかく破壊するオーバーホール、その時重々しい機械音が鳴りドアが開けば、オーバーホールの部下である印の仮面を付けた赤ん坊のように小柄な男、死穢八斎會の本部長ミミックがそこにいた。
その手には携帯電話が握られている。
「オーバーホール、電話」
そう言うとミミックは携帯電話を差し出してきた。
「敵連合、死柄木からだ。この前の返事を聞かせてやる…と」
その言葉を聞くとオーバーホールは暫く動きを止め携帯を受けとると、側近の男……クロノに命令する。
「……………まずは敵連合と話をつける。クロノどれだけ人員を使ってもいい…エリを探し出せ!!」
それだけ言い残すと、オーバーホールはミミックを伴って廊下へと歩き出した。残されたクロノはすぐに部下に連絡する。
「何処へ消えやがった…!」
そんなクロノの言葉が薄暗い実験場に響いた。
そして翌日、響香と共に教室へ入り席に付くと障子が…
「耳郞…お前の事がネットニュースに載っているぞ」
そう言ってスマホを見せてくれる。其処には昨日の響香の活躍がのっていた。
「嬉しいんだけど……変態が相手だからな~」
「それでも活躍じゃないか耳郞君!」
飯田の称賛に照れる響香、そんな響香に微笑みながらもクラスを見回すと……
「麗日はいないのか」
「あぁ、切島君や梅雨ちゃんもインターンで居ないようだな」
「後、常闇もインターンで九州に行っているぞ」
「そうか、皆頑張ってるんだな」
そう言って龍悟は窓から見える青空を見つめていた。
その夜町中で巨大化個性の敵が二名争いその影響で町は破壊されていた。
逃げ惑う民間人。
「敵グループ同士の抗争です!巨大化個性二名!!エスパ通りを巻き込み戦闘中!至急ヒーローをーー」
警官が要請をしている中…
「エネルギー満タン出力30
突然、横から放たれた衝撃波が二体の巨大敵を吹き飛ばした。
「なぁんだ!?」
「ねぇねぇなんで喧嘩するの?個性同じだから?変なの」
空に浮かぶビック3の波動ねじれが"個性"の波動で敵を吹き飛ばした。
「今だよ!二人共!!」
その言葉を聞き空に浮かぶ
「「必殺!!」」
瓦礫を麗日の個性で浮かせ蛙吹のベロで弾く…
「「メテオファロッキーズ!!」」
瓦礫が隕石の様に降り注ぎ敵は沈黙した。地面に降りた二人を波動と一人の女性が迎えた。
「よかったーよ、ねぇ緊張した!?」
「指示どおり動けました」
「意外と落ち着いてやれたわ」
「ねじれが連れてくるだけあって二人共、筋が良いね」
そう言うのは麗日達のインターン先、ドラグーンヒーロー“リューキュウ”…波動のインターン先、そして響香の救出作戦に参加したナンバー9と絶大な支持を受けるトップヒーローだ。
「「採用して頂きありがとうございます」」
「学生といえどインターンで来たからには立派に戦力、これなら“あの案件”も活躍できそうね」
「あの案件?」
「オールマイトの元サイドキック・ナイトアイからのチームアップ要請……指定敵団体【死穢八斎會】の調査及び包囲……敵連合に繋がるかもしれない大仕事よ」
END
龍悟がしたのはフリーザー編で悟空がクリリンの記憶を見たのと同じことです。内容については先の話で明らかにします。
後、忘れているかもしれませんがこのssのリューキュウやファットガムは波動や天喰と一緒に六章の耳郞救出作戦に参加しています。