絶対無敵のヒーローアカデミア   作:DestinyImpulse

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今年最後の投稿です!
よいお年を!!


約束はこの胸に

 

 作戦結構は三日後、それまで龍悟達はそれぞれの事をしていた。気持ちを落ち着かせるもの、己を鍛えるもの、各々が各々のするべき事をし突入一日前となった。授業を終らせ寮へと帰ってきた響香達。各々の部屋に行こうとしたが相澤に呼び止められる。

 

「実は今日を合わせて三日間。ウチで面倒を見る事になった子がいる」

 

 相澤がそう言うと相澤の隣に龍悟が瞬間移動で現れその横には………

 

「エリです……」

 

 ナイトアイ事務所で保護していたエリが居た。何故エリが寮に呼ばれたのか。それは、明日の突入で事務所のメンバーは誰も居なくなる。その間エリは何処で保護するか議題となったが……更に警備が厳重となり多くのプロヒーローがいる雄英に決まり……龍悟が瞬間移動で連れてきたのだ。

 

「だから帰る時居なかったんだね」

「便利だよな~瞬間移動」

 

 事情を知っている響香達は納得したが他の皆はわからない。すこし困惑しているが委員長である飯田が少し怯え気味のエリにコンタクトをとる。

 

「僕はA組の委員長、飯田だ。短い期間だが仲良くしよう!」

「え、あの……よろしくお願いします」

 

 今まで接された事がないのだろう、飯田の雰囲気に戸惑いながらも差し出された手を掴む。それから解散となり皆が各々エリに自己紹介を始める。事務所でも響香達は積極的に関わり最初と比べて人とのコミュニケーションは良くなっていた。

 

「……じゅるり……十年後が楽し「おい、峰田」ヒッ」

 

 邪な事を考えていた峰田は後ろから聞こえる低いトーンの声に震えながら振り返ると。

 

 龍悟・超サイヤ人3

 究極・響香

 超銀河・お茶子

 切島・安無嶺過武瑠

 補食五秒前な梅雨ちゃん

 

 

「変な気は起こすなよ?」

 

 

「………はい」

 

 ヤバイ五人に釘を刺された。

 

 その後、終った自己紹介。十数人とのお喋りはまだエリには難しいだろう。少し疲れ気味だ、そんなエリを響香は持ち上げる。

 

「お疲れ、まずはお風呂だから一緒に入ろう」

「……うん!」

 

 やっぱりエリは一番響香と一緒がいいのだろう。少し頬が緩んでいた。

 

 

 

 

「つまり、その子は響香がインターンで保護したって事なんだ」

 

 入浴が終わり、夕飯を食べながら響香はA組女性陣の質問に答えていた。龍悟達インターン組がエリと面識があり、一番懐かれている響香に質問するのは突然だろう。

 

「うん、偶然見つけてね。身元も不明って言われてとりあえず此処で面倒を見ようって話になってね」

 

 そう言って響香は隣でデザートのリンゴを食べるエリを優しく撫でる。少し嬉しそうだ。

 

「だから響香さんに懐いているのですね」ソワソワ

 

 羨ましかったのか八百万がエリを撫でようとする。しかし、初対面な事もあってビクッ…と警戒されてしまう。

 

 

「…………」

「ほ、ほら。まだ出会ったばかりなんですから!これから進行を深めましょう!」

 

 沈んでしまった八百万をフォローする21号。もう彼女も立派なA組の一人だ。それを龍悟と切島は近くのテーブルで見守っていた。

 

「このまま響香以外とも仲良くなってくれれば」

「芦戸も居るんだ。大丈夫だろ」

 

 夕方を食べ終ったら各自自由時間になる。龍悟と切島は明日の突入の話をするために龍悟の部屋に向かう。

 

 

 一方で響香の部屋には麗日や蛙吹のインターン組と八百万、21号……そしてエリがいた。

 

「…………」

「ご、ごめんね。楽器だらけで……」

 

 響香の部屋は楽器だらけで申し訳なさそうに苦笑いを浮かべる響香。そんな時、楽器を見つめていたエリが響香に聞いてくる。

 

「響香お姉ちゃん……これ全部弾けるの?」

「え、うん。一通りはできるよ」

 

 それを聞くとエリは興味深く楽器を見つめる。それを見た響香は………

 

「…………一緒にやってみる?」

「!、いいの?」

「勿論!やってみよう」

「うん!」

 

 そして近くのギターを掴み一緒に弾こうとする二人を微笑ましそうに麗日達は見ていた。

 

「微笑ましい~」

「ええ、姉妹のようですわ!」

「少し羨ましいですね」

 

 21号は勿論だが、一人っ子の麗日と八百万には響香とエリのような関係が少し羨ましいようだ。

 蛙吹は家に弟や妹とエリ重ねてはいたが少し悲しくなる………あんな自分の弟達よりも幼い少女が想像もできない苦痛を味わっていたことに憤りを……それを与えてきた【死穢八斎會】への怒りを………

 

「八百万ちゃん、21号ちゃん。頼みがあるの」

「?、何ですか?蛙吹さん」

「頼みですか」

 

 蛙吹からの頼み事は珍しいので不思議に思った二人だが………

 

「明日……私達、早くからインターンにいかないといけないの」

 

 その一言で全てを察した。

 

「………はい、わかりました」

「エリちゃんが寂しくないようについてますから梅雨ちゃんもお茶子さんも安心してインターン……頑張ってください」

 

「………うん、ありがと!」

 

 こうして、小さな誓いをたてた四人はまた微笑ましそうに響香とエリを見つめていた。

 

 

 

 

_______

 

 

「どう、着心地は?」

「あぁ、バッチリだ。サンキュー"メリッサ"」

 

 一方で切島と話をすませた龍悟は瞬間移動でI・アイランドに来ていた。

 今、龍悟はヒーローコスチュームを着ていたがそれは従来とは所々変化していた。

 

 

 今まで着ていた物は黒く塗装され新しくなり中には黒いインナーと黒いズボンと主に黒で統一されており。左目には通信や状況を詳しく知るために用意してもらった主にフリーザ軍で使用されたスカウターを装着していた。

 

「そう言ってもらってよかった。自信作なのよ、その【コスチューム・ゼノ】は!」

 

 目を輝かせ語るメリッサ。あのI・アイランドの一件の後、メリッサは龍悟のコスチュームの改良を提案した。龍悟のコスチュームには何の仕掛けも機能もない少し頑丈なだけの服だ。

 

 それに龍悟のコスチュームは言ってしまえば半裸だ、これをきっかけに改善しろと、周りからも言われお願いしたのが今日完成し、取りに来たのだ。

 

「そのコスチュームは最新の素材で作って前のよりも丈夫になって、中のインナー部分でも一トンの衝撃に耐えられる。斬撃、刺突、銃弾に対して強く耐熱性もある優れ物よ!」

 

 自信満々に叫びながらメリッサは次にスカウターを指差す。

 

「そして龍悟君の要望に合わせて製作した【スカウター】だっけ呼び方?スイッチ押してみて」

 

 メリッサの言われた通りに押すとスカウターの極薄の液晶ディスプレイが光る。

 

「それはね、極薄の液晶ディスプレイ、超高性能超軽量コンピュータが一体となって警察等の様々な無線を傍受して情報を読み取り、ディスプレイに表示。また、SNSに投稿される事件や写真を分析し必要な情報だけを抜き取り龍悟君に伝える事ができるわ。勿論、最初の要望通りに仲間との通信やレーダー機能も搭載しているわ」

 

 

 メリッサの説明に目を見開く、龍悟の要望は仲間との通信や敵や民間人を探るレーダーだけだったのだがまさかこれ程の機能を搭載するとは。

 

「凄いな…!」

「でしょ!あっ、時間はいいの?結構話したけど」

 

 そう言われて時計を見ると夜の10時。明日の突入もあるそろそろ帰って寝るべきだ。

 

「そうだな……そろそろ戻る。ありがとなメリッサ」

 

 そう言ってA組寮へ戻るために気を探る。

 

「龍悟君……明日、頑張ってね!」

 

 メリッサからの応援。明日の事は勿論メリッサには伝えてない。もしかして表情に出ていたのか?

 もしそうなら……随分、人間くさくなったものだと苦笑した。

 

「おう、いってくる」

 

 こうして各々の夜は終わりを迎えた。

 

 

_________

 

 

 そして翌日、朝の6時。A組寮の前に龍悟達や通形達ビック3が集まっていた。

 

「ねぇねえ。それが新しいコスチュームなの!」

 

 皆コスチュームを着ており波動は新しくなった龍悟のコスチュームに興味心身のようだ。

 

「あぁ、コスチューム・ゼノだ」

「へぇ~!このインナー変な感じ。強く突くと固いのにゆっくり触るとふにふにする」

 

 指で腹や胸のあたりをつついている。

 

「波動先輩ずるい!ウチも触ります!!」

「私も!!」

 

 そう言いつつ突いてくる響香と麗日。女子三人に指でつつかれる龍悟……困惑が取れてなかった。

 

「わりい、遅れた……って、何やってんだ」

「………気にするな、これで揃ったし行くか」

 

 少し遅れて切島が来て出発しようとしたその時…

 

「ま、待って!」

 

 幼い声が聞こえてきた。まさかと思い振り返ると……エリが悲しげな表情で駆け寄って響香にギュッとしがみついてくる

 

「エ、エリちゃん!?どうして!?」

 

 驚愕する響香。 勿論、龍悟や通形達も目を見開いていた。

 

「どうやら、わかってたみたいですね。龍悟さん達が行ってしまう事が……」

 

 遅れて21号と八百万がやってくる。どうやら止められなかったようだ。

 

「いか…ないで!お姉ちゃん!」

 

 オーバーホールの恐怖を誰よりも知るエリからすれば、戦いに行く響香達が居なくなってしまう。そう考えるのは当然のことだった。

 涙を流すエリを抱きしまる響香は優しく語りかける。

 

「でもね。アイツを倒さないとエリちゃんはずっと怯えなくちゃならない……ウチはそんなの認めない。だからアイツを倒しに行く。エリちゃんが笑って生きていける様にするために」

 

 響香の胸に顔を埋め泣いていたエリはしばらくすると離れ小指を出し手きた。

 

「なら……ゆび、きり…して。帰ってくる……って」

「うん。勿論!」

 

 微笑みながら響香はエリの小指と自分の小指を絡ませる。

 

「そして帰って来たらさ。美味しいモノ食べに行こ。龍悟の瞬間移動なら何処でも行けるから!」

「俺はタクシーか……ふっ、それなら俺も帰って来なくちゃな」

 

 そう言って龍悟は小指をそえる。

 

「通形先輩達も行くだろ」

 

「勿論!いいお店を紹介するよ!!」

「私も行きたーい!!」

 

 通形や波動に続き、これから向かう全員が小指を合わせる。

 

 

 そして………

 

『指切りげんまん、嘘ついたら針千本飲まーす!指切った!!』

 

 

 

 

 

 

 

 絶対に帰るとこの胸に約束した。

 

 

END

 

 




予告!

 世界総人口の約八割が何らかの特異体質…“個性”を持って生まれる超人社会…これは最強の融合戦士が絶対無敵のヒーローになるまでの物語だ!!
 

死柄木「やっぱり生きてた…!」

 決してに触れてはならない最恐の敵!

?「君は八つの"個性"を奪え九つの"個性"を使う事ができる存在だ!」

《ナイン》!!


 映画編・第二章!!

 龍悟達、雄英高校ヒーロー科1年A組の生徒たちは、ナンバーワンヒーロー・オールマイトの跡を継ぐ「次世代のヒーロー育成プロジェクト」の一環として、日本のはるか南に位置する那歩島へやって来る。

 其所で出会った二人の姉弟。

活真「ヒーローが一杯!ゴジータも居るよ!!」

真幌「でも、こんな小さな島で事件なんて起こる訳ないのに」


 そんな時…


ナイン「邪魔をするなら殺す……遊びは終わりだ!!」

スライス「実現する…私達の新世界が!!」

響香「まるで…オール・フォー・ワン!!」
ナイン「この"個性"……奪う価値がある!」

切島「何だコレ!?」
マミー「包帯に巻き付かれた者は拙者の意のままに動く!!」

キメラ「歯ごたえねぇな!!消えろ!!」
轟「クソ!」
八百万「轟さん!?」


 従来する最恐の敵達……しかしそれは……

トランク「時の界王神様!?」
時の界王神「不味いわね…!何でアイツがこの世界に居るのよ!?」


 更なる最悪の余興に過ぎなかった。

?「見つけたぞ。サイヤ人!」
龍悟「お前は…!?」

ベビー「俺は……ツフル王、【ベビー】だ」


 最恐を取り込み…最悪の王(ベビー・ナイン)が降臨する!!

ベビー・ナイン「この島の全ての民達よ!ゴジータを探し出せ!!」


龍悟「奴の狙いは俺だ。お前達は活真と真幌を連れて島を「龍悟、ウチ等は仲間でしょ。そんな選択しないから」……全く、馬鹿な奴等だ」


 立ち向かうのは!!

龍悟「いくぞ皆!!」


 雄英高校1年A組!全員集結!!


A組『PLUS ULTRA(プルスウルトラ)!!!!』


轟「お前を止めるのは!」
八百万「私達ですわ!」


麗日「戦おう!!」
飯田「あぁ!!」

切島「俺もいくぜ!!」


 そして目覚めろ!!

真幌「響香ー!!」
活真「ゴジータ!!」


 神の御技!!

時の界王神「まさかアレは!?」




ゴジータ・?「「さぁベビー。お前の罪を……全て数えろ!!」」


 ヒーローよ一つになれ。


ベビー・ナイン「俺様にたてつく存在は一人残らず殺す!!」

ゴジータ・?「「この世界を一人で生きてる奴なんで居る訳ねぇだろ!!」」


 最悪を越えろ!!



劇場版・絶対無敵のヒーローアカデミア

【ヒーローズ・ヴィクトリー!!】


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