しかしソフィー強すぎません?挑戦してみたら開幕で前衛が全員沈んだのですが...。
さてさて、今回でウィーレン編は終了です!そして久々の彼女の出番!
次回からはフィリス編です!ただ全員やるとなると人数が多すぎるので、主にパーティメンバーだった人達との絡みとなります。DLCキャラどうしよう。未プレイなので少し考えます。
アレンとトウカ(君づけちゃんづけは嫌がられた)に錬金術を教えるようになってから、二人は毎日と言っていいほどに俺のアトリエにやってくるようになった。
二人は俺の説明を熱心に聞いてくれるので、教えがいがあるのだが、少し休憩をしようものなら、
「師匠これなーに!?」
「それはフラムだ、爆弾だぞ、取り扱いには気をつけろー。」
「師匠コイツは!?」
「それはレヘルン、爆弾だぞ、取り扱いには気をつけろー。」
「師匠コレはコレは!?」
「最近作ったルフトアイゼンより強い風の爆弾ってどっから持ち出したそれぇ!?落とすなよ!?絶対に落とすなよ!?」
アレンは隙あらばアトリエの中にあるものを漁りまくる、しかも大体が危険物。おかしいな、危なそうなものは簡単に取り出せないように仕舞っているはずなのに。
あ、ちなみに師匠ってのは俺のことね。錬金術を教えることになった次の日から、そう呼ばれるようになった。
「師匠ぉ~パンちょ~だい~。」
「あん?パンならそこに...って無い!?」
「もう全部食べちゃったよ~だからちょ~だ~い。」
「あのなぁ...材料費だってタダじゃねぇんだぞ?」
「師匠のパンが美味しすぎるのが悪いんだも~ん。はやくちょ~だ~い。」
「えぇ...まぁ美味しいって言ってくれてるだけいいか。ほら待ってろ、時間無いから錬金術でパッと作ってやる。」
「やった~!師匠の錬金術見れて、パン食べれて、トウカちゃんは幸せだよ~。」
トウカに至っては、これでもかと言うぐらい、パンを食べまくる。その体の何処にパンが入っていくのか不思議でしょうがない。今で一度に菓子パン10個ぐらい食べるのだから、もう少し大きくなったらもっと食べるんだろうなぁ。今からトウカの将来が楽しみでしょうがない(震え声)
ちなみに二人のご両親とは物凄く仲良くなった。というか二人に許可もらいに行けと言った次の日に俺のアトリエに二人と一緒にやってきて、いきなり頭を下げられたのだ。
突然お礼を言われるもんだから何事かと思えば、どうやら異変の件でアレンとトウカはだいぶ弱ってたらしく、俺が作った薬で助かったのだとか。
薬を作ったことと異変解決の件も含め、命の恩人にどうしてもお礼が言いたかったと、涙ながらに言われた時はちょっと困ってしまった。
でも自分の行動で目の前の家族を笑顔にできたようでよかった。
錬金術は皆に笑顔と幸せを運んでくれるもの。二人のご家族の姿を見て、これからも頑張ろうって思えた瞬間だった。
そんなこんなで弟子達に楽しく錬金術を教えていたら、ウィーレンに来てから半年以上が経過していた。アレンとトウカも最初と比べれば見違えるほど上達して、これ以上は俺がいなくても充分やっていけると判断した俺は街を出ることに決めた。
コルネリアからは旅の安全を願って、全商品半額セール(俺限定)をしてくれた。これまで助けられた分のお返しです。と言われたので、たくさん買わせてもらった。
クレアさんからは、いくつか楽器を譲ってもらった。というのも、錬金術で楽器の修理をしているうちに、ちょっと演奏してみたくなって、クレアさんやアレンとトウカのご両親に少し手解きしてもらっていたのだ。
この街の人々は風習なのか、必ず子供に何かしらの楽器を教えるようで、アレンとトウカも例に漏れず、ご両親から教わっており、俺も一緒に教わっていたのだ。
おかげさまで簡単なものなら演奏できるようになった。
ふふっ、これでまた1つソフィーを驚かせるネタが増えたぜ。
ん?楽器の置き場があるかって?そっちも問題は無い。ようやく、持ち歩き型アトリエテントなるものを作ることに成功したのだ!師匠がくれた、見た目以上にいろいろ入る異次元空間肩掛け鞄を参考にどうにかできないかと思ってたんだけど、ようやくできた。これで毎回毎回、鞄の中から釜とか本とか出さなくて済むよ。
あ、これ応用したら爆弾とかもポケットから取り出したりする動作を短縮できたりするかも?今度考えよーっと。
そして、肝心の弟子たち二人なんだが。俺が近いうちに街を離れると伝えるやいなや、
「いやだよぉ!師匠もっと一緒にいてくれよぉ!」
「師匠がいなくなったら、誰がトウカちゃんのパンを作るのさ~!」
と泣きつかれてしまった。トウカの理由がちょっとアレだけど、本人にとっては死活問題なのは知っている。
「まったくもう...ほらシャキっとしろ俺の一番弟子っ!俺の一番弟子を名乗るなら、これぐらいの事で泣くんじゃあない!」
「「でもぉ...!」」
どうにか泣き止んでほしいところだが言葉では止まらない二人。うーん、最後の最後で渡そうと思ってたんだけどしょうがない。一端アレンとトウカを引き離して、アトリエの奥からある物を持ってくる。
「ほら、お前たちにコレやるよ。」
「ぐすっ...この杖っ!?」
「わぁ~!この杖可愛い~!」
おーおー驚いてくれたな。そういう顔を見ると頑張った甲斐があったってもんよな。
二人に渡したのは杖だ。それもちゃんと二人が扱えるように素材とか厳選して作ってある。
アレンにはルビナイトを使って黒と赤を基調として、装飾に太陽を意識したかっこいいデザインを。
トウカにはスマラクトを使って白と緑を基調として、装飾に月を意識したデザインを作った。まぁ、その月の部分はクロワッサンみたいにしてあるけどね。トウカならこっちの方が喜ぶと思ったけど、正解だったな。
「見ろよトウカ!この杖すげぇかっこいいぞ!杖の先が太陽みたいだ!」
「それならこっちのも負けてないよぉ~。この杖の先の月、クロワッサンだよ~♪トウカちゃんポイント振りきれてるよ~♪」
目の前で新しい杖を自慢し合う二人。どうやら俺のデザインは間違っていなかったようだ。
「師匠~、ホントにこれもらっていいの~?今から返してって言っても返さないけど~。」
「あぁもちろん。それは俺が二人のために作った杖だからな。あーでも、一つ約束してくれ。」
「何でも言ってよ!師匠との約束なら絶対守るからな!」
胸を張って答えるアレン。人見知りとかその辺が無ければ、今みたいに頼りになる人物なんだけどなぁ。
「また今度、二人と会えた時、その杖が似合うような立派な錬金術師になってくれ。どうだ、約束できるか?」
「とーぜん!だから師匠も約束してよ!」
「ん?」
「絶対に~またトウカちゃん達に会いに来るって約束~。」
「!」
アレンとトウカの出した約束に、彼女の姿を思い出す。
『また会おうなっ!』
『ぐすっ...うんっ!絶対!絶対だよっ!』
そういや、あの時の約束も10歳の出来事だったか。
「...おう、約束だ。絶対に会いに来るよ。」
「それなら、『ゆびきり』しよう!約束のおまじない!」
そう言って差し出される小指。俺は両手で二人の小指にそれぞれ小指をひっかける。
「「「ゆびきりげんまんうそついたら、はりせんぼんの~ますっ!ゆ~びきった!」」」
果たさなければならない約束がまた一つ。二人がどんな成長をするのか、とっても楽しみだ。
ライゼンベルグでの公認錬金術師の最後に、アタシは一年前にエルトナで出会い、弟子となったフィリスちゃんと戦うことになった。
ちょっと前まで錬金術を教えたばかりなのに、もう同じ場所に立っているフィリスちゃん。なんだかちょっと変な感じ。
フィリスちゃんは、この一年で経験したこと全部をあたしにぶつけてきた。
だからあたしも、本気でぶつかったんだ。
ふふ、たった一年でホントに大きく成長してて、先生としてはとっても嬉しかった!
結果は、あたしとフィリスちゃん、それにイルメリアちゃんの三人が見事に合格!やったぁ!
と、いうところまではよかったんだけど...。
「うーん...。」
「あ、あのー、あたしの顔に何かついてます?」
どうしてかはわからないけど、試験の監督にして町長のエーデルさんが、さっきからずっとあたしを見てるんだよね。
「い、いえ。ごめんなさいね。ただ、貴女の名前をどこかで聞いた気がして。とりあえず皆さん、少しお待ちになって。渡すものがありますから。」
そう言って出ていったエーデルさん。
「先生なにかしたんですか?」
「ううん、なにもしてないはずなんだけどなぁ。」
フィリスちゃんが聞いてくるけど、心当たりは全く無いし、なんだろう?
「これですわあぁぁぁ!!!!」
「きゃっ!?」
「ひぅっ!?」
「うわっ!?何事よ!?」
突然響いた声に、この場にいた皆はびっくり。イルメリアちゃんも身構えてるし。
「せ、先生。エーデルさん、何かあったんでしょうか?」
「う、うん。とりあえず戻ってくるの待とうか。」
「わ、わかりました。」
思ったよりも早くエーデルさんは戻ってきた。その顔はさっきと違って晴れやかだ。
「あの~、何か思い出したんですか?」
「えぇ、彼からの頼まれごとを思い出しましたの。とりあえずそれは後にして...コホン。」
咳払いして、一端仕切り直すエーデルさん。
「おめでとう。これで貴殿方は公認の錬金術師。今後の一層の活躍を願って...こちらをお渡ししますわ。」
エーデルさんから渡されたのは、自分の名前が入った四角い紙。
「これは、あなた方が公認の錬金術師であることを証明する身分証。お持ちになって。」
「うわぁ...わたし、本当に公認の錬金術師になれたんだ...。」
「えぇ。ただ、これで満足せず、錬金術師として更なる高みを目指すように。それと、あなたにこれを。」
身分証をもらったフィリスちゃんの呟きにエーデルさんは答えたあと、私の方へと向き直り、封筒のようなものを渡してきた。裏を見てみると「ソフィー.ノイエンミュラー殿へ。」と書いてあった。
「これは、手紙?」
「えぇ、もしも貴女が試験を受けにくることがあったら渡してほしいと頼まれていたものですわ。もちろん中身は見ておりません。」
なるほど、さっきの叫びはこれを思い出したからってわけか。
「今、開けてみても?」
「えぇ、どうぞ。わたくしも彼が何を書いたのか気になりますし。」
「彼?ってことは男の人?ってことは先生にラブレター!?」
「ちょっと落ち着きなさいフィリス。ラブレターとかなら、わざわざエーデルさんに渡すわけないでしょ。」
「あ、それもそうだね。」
フィリスちゃんが一人で盛り上がってるのは置いておいて、あたし宛に手紙なんて誰だろう?それもエーデルさんの知り合いなんて言われても、この場で会ったばかりの人だし。
封を開けてみる。中には二つ折りの紙が一枚だけ。
「さてさて、何が書いてあるのかなー...っ!?」
中に書いてある文字を見て、あたしは目を見開いた。なんで、どうして。どうして此処にあなたの名前があるの?
「...エーデルさん。この手紙、いつ預かったんですか?」
「えっと...確か四年前ですわね。」
四年前。ということは、彼はあの事故で死んでないということ。つまり、つまりは...!
「あ...はは...生きてる...?」
その事実を頭が認識した途端、脚から力が抜けて座り込んでしまう。
生きてるんだ...『マナス』は...生きてる!
「うぁ...うわぁぁぁぁぁんんん!!!よかった、よかったよぉぉぉぉ!!!」
最初の涙がこぼれると、もう止まらない。あたしはその場で涙が止まってくれるまで泣き続けた。
「あ~..,お恥ずかしいところをお見せしました。」
人前で、こんなに泣いちゃうとは...我ながら不覚。
「そんなことはありませんわ。彼の事情は少しばかり聞いていますし。」
「あの、マナスの様子はどうでしたか?元気でしたか?」
「えぇ、結構明るくて、なんだかんだで真面目な性格の錬金術師でしたわ。貴方に会うために故郷に戻るんだと言ってましたわ。この手紙は、すれ違いが起きた時の為の保険と言ってましたが、彼の判断は間違ってなかったようですわね。」
もう一度、手紙を読む。そこに書いてあったのは短い一文だけ。
『絶対に、また会おうなっ!』
マナスらしい短い文章だけど、約束を覚えていてくれたことが何より嬉しかった。もちろん一番は生きてることがわかったことだよ?今までマナスのマの字も話は聞かなかったんだから。
「さて、わたくしはもう行きますわ。改めてお疲れ様。彼と早い内に再開できるといいですわね。」
そう言ってエーデルさんは去っていきました。
「あのあのっ!そのマナスさんってどんな人なんですかっ!?」
「こ、こらフィリス!ちょっと訳ありみたいな感じなのに直球で聞くようなもんじゃないでしょ!」
フィリスちゃんは興味津々って感じであたしと手紙を交互に見ている。イルメリアちゃんもフィリスを嗜めているけど、その目は気になりますって言ってるようなもの。
「あーそっか。フィリスちゃんには、まだ話してなかったっけ。マナスって言うのは、あたしの幼馴染みで...。」
マナス、今どこで何をしてるかはわからないけど、絶対、絶対にまた会おうね!
いつの間にか令和となりましたね。変わった瞬間何をしてたか?同人ゲーをちょっと...。