やはり俺が幻想郷で本物を探すのは間違っていない...?   作:れぐるぐる

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皆さんこんにちわ、れぐるです
とりあえずテキトーに書いてみましたが...温度差が酷いです。閲覧注意です。キャラ崩壊しますが悪しからず。ではどうぞ!


1章
ハプニングは突然に起こるものである。


ジリリリリリ、ジリリリリリ...と、無音だった室内に目覚まし時計の音がけたたましく鳴り響く。

 

「ん...んぅ...朝...か。うっ、眩しい...ったく...カーテン開けたのは小町か...あいつ...」カチッ

 

朝日に照らされ、目覚まし時計を止めながら、ベットに沈んだ重い体を持ち上げる。この瞬間が毎日の憂鬱である。分かる人いるでしょ。

 

「小町がなんだって?お兄ちゃん...?」

 

「うおっ、居たのか小町...あぁ、えぇっと...なんでもありません。本当に。いやぁ気持ちのいい朝だよなぁ妹よ!こんな時には自転車をかっ飛ばしたくならないかい!?」

 

ははは、全く。小町ちゃんは何を言っているのかなぁ!

 

「うん、そうだね!だから小町も一緒に乗せていってね!あっ、今の小町的にポイント高い!」

 

「はいはい、八幡的にもポイントたかーい。ってかいつも乗ってるだろ」

 

「むぅ...そういう事は思ってても言わなくていいの。そんなんだからお兄ちゃんはいつまでたってもぼっちなんだよ?」

 

「うっせ...ん?クンクン...なんか焦げ臭くないか?」

 

「あっ!目玉焼き焼いてる途中だった...!お兄ちゃんのばか!ボケナス!八幡!」

 

「八幡は悪口じゃねぇよ...ほら、はやく行ってこい」

 

「んもう!ちゃんと顔洗って着替えてきてよ!?学校遅刻しちゃうから!」

 

「へいへい...」

 

修学旅行の一件が終わってから、小町との距離も前より近くなった気がする。俺は高校3年生になり、小町は高校1年生になった。修学旅行の後、『お兄ちゃんと同じ高校に行く!』と言い放った小町は、学力的にも厳しいと思われていた総武高校を第1志望とし、必死に勉強し、無事合格した。それから毎日、一緒に自転車登校をしている。

 

「お兄ちゃん!ご飯出来たよー!顔洗った?着替えた?歯磨きした!?」

 

「お前は俺のおかんか。てか、飯食うんだから歯磨きしても意味ないだろ」

 

「2回やって悪いことは無いんだよ、お兄ちゃん!」

 

「はぁ...わかったよ。んじゃ先食べといてくれ。歯洗ってくる」

 

「はーい!なるべく早く来てね!一緒に食べられないから!あっ、今の小町的にポイント高い!」

 

「はいはい高い高い」

 

「むぅ...お兄ちゃん思ってないでしょ!」

 

「思ってるから。てか、いい加減歯磨かせれてくれ」

 

「あっそうだった!てへぺろ☆」

 

可愛い。守りたい...この笑顔。

 

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あれから10数分後。歯磨きをして朝ご飯を食べ歯磨きをして...やっぱり違和感あるな。とりあえず、今から学校に向かうところだ。

 

「もうお兄ちゃんおそ〜い!早くしないと本当に遅刻しちゃうよ!?」

「はいはい、もう少し待てって」

 

「むぅ...お兄ちゃんのんびりし過ぎ!」プクゥ

 

可愛すぎる。抱き締めたい。

 

「っし、んじゃ行くか」

 

「おっけー!じゃあ、レッツゴー!」

 

「ぶち飛ばしていくぜぇ!」

 

「お兄ちゃんうるさい」

 

「ごめんなさい」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「やっぱ自転車は気持ちいいな...」

 

「そうだねぇ〜。あっお兄ちゃん、赤信号だよ!」

 

「おっ、本当だ。ありがとな、小町」

 

「いえいえ〜。あっ、猫ちゃん...ねぇお兄ちゃん...」チョンチョン

 

「あぁ、可愛いな。だけど今は登校中だ、諦めろ」

 

「ぶぅ〜、お兄ちゃんのばか...っ!お兄ちゃん!猫ちゃんが...!」

 

「ちっ...道路に飛び出しやがって...っ!!やべぇ!!」ガタン

 

「あっ...!」

 

このままじゃトラックに...くそ、間に合え...間に合えぇぇぇぇ!

「捕まえたっ...がっ...!?」ドン!!

 

いって...!?この感覚...轢かれたのか...

 

「お兄ちゃん!?お兄ちゃん!!起きてよお兄ちゃん...!」

 

「ご...めん、小町...トラックは...無理...だ」

 

「そんな...お兄ちゃん...お兄ちゃん...!救急車...救急車...!」シクシク

 

また...自分を犠牲にして...もう...小町と会うことが出来ない...のか...

 

「アァ...!アタイ...アタイハ...!」

 

「ダイジョウブヨ...オリン...」

 

なんだ...?この声...

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

???

 

はっ...!?なんだここは...なんだか目が沢山あるところに...って、俺は死んだずじゃ...

 

ーまだ...やり残したことがあるのかしら?ー

 

「うおっ!?びっくりした...ここは何処でお前は誰だ...!?」

 

ー質問に質問で返すのは良くないと思うのだけど?ー

 

「ちっ...あぁそうだ。俺にはまだやり残した事がある...だから...!」

 

ーそう...でも、ごめんなさいね?貴方を元の場所に戻すことは出来ないわー

 

「なに...?今の俺には意識も肉体もある。なのになんでだよ!?」

 

ー確かに意識も肉体もあるかもしれない...けどね、貴方はあの時確かに轢かれたの。その事実に揺るぎはないわー

 

「つまり何が言いたいんだよ...?」

 

ー頭が良い貴方なら分かるはずだわ...私が言わんとしていることー

 

「...あそこで、あの時死んだはずの俺が何故生きているのか...という矛盾が生じてしまうから...か?」

 

ーそういう事ね。で、何故私が貴方を助けたのか...こうして生かしているのかというとね...?ー

 

「大方、あの二又の猫だろうな。あれは明らかに現実に居るような生き物じゃなかった...つまり、あんたの居る世界の住人...違うか?」

 

ー...私が現実に居ないと思っているようだけど、それは何故?ー

 

「誰がどう見てもこの空間、おかしなものだろ。こんな不気味な空間を作れるやつが現実にいてたまるか。だからお前も別の世界の住人で、あの猫もお前のいる世界の住人...違うか?」

 

ー...正解よ。あの時はあの猫...お燐が本当に迷惑をしたわ、ごめんなさい。だから、お詫びと言ってはなんだけど...もう一度、やり直してみないかしら?ー

 

「やり直すって何を...っ!まさか...!」

 

ー何のためにまた肉体と意識を復活させたと思ってるのよ...そのまさかよ。私のいる世界...詳しく言えば、私が管理する世界...幻想郷に招待してあげるわ。比企谷八幡君ー

 

「そうか...それは有難いな。まだ、見つかってないものがあるんだ...」

 

ーそれは、『本物』というやつかしら?ー

 

「...そうだよ。よく分かってるな...もしかして俺の事見てたのか?」

 

ーお、思い上がらないでちょうだい。そうね...もしかしたら...幻想郷なら、貴方の探し物も見つかるかもしれないわー

 

「そうか...よし、なら行くわ。だけどその前にひとつ、頼み事を聞いてくれないか...?」

 

ー...いいわ。聞いてあげましょう。まぁ大方、妹の小町ちゃんの現状を確認したいのでしょう?ー

 

「そうだ。第2の人生を用意してもらった挙句頼み事をするのは野暮ってもんかもしれないが...頼めないか?」

 

ーいいわ、見せてあげましょうー

 

『お兄ちゃん...お兄ちゃん...!なんでお兄ちゃんばっかり...小町は...小町は...!』

 

「小町...本当に悪かった。なぁ...」

 

ー私の名前は八雲紫よ。紫と呼びなさいー

 

「...わかった。なぁ八雲『紫よ』八雲『紫』八雲『紫』ちっ...紫。小町に俺の事を伝えてくれないか?あいつがもし死のうとしたなら...あいつも幻想郷に連れて行ってくれ。頼む」

 

ー全く...仕方ないわね、特別よ?ー

 

「ありかとう...よし、もう大丈夫だ。それじゃあ連れて行ってくれないか?」

 

ー分かったわ。けど...ー

 

「奉仕部の奴らか?...あいつらはいいよ。きっと俺の事、良く思っていないだろうからな」

 

ー...そう。貴方がそういうのなら...それじゃあ開けるわよ。博麗神社という所に繋げておいたから、そこに居る博麗霊夢という巫女に話を聞くといいわ。事情はもう説明してあるからー

 

「わざわざありがとな。じゃあ、いってくる」

 

ーえぇ、いってらっしゃい、八幡ー

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『比企谷君...!こんなの嘘よ...嘘と言って...!』

 

『ヒッキー...ヒッキー...!嫌だよ...死なないでよ...私達を置いていかないでよ!』

 

『先輩...!先輩が居なくなったら、誰にお手伝い頼めばいいんですか...!?嫌ですよ先輩...せんぱあい...』

 

「...あの子達も、貴方のこと心配していたのよ?八幡。全く...鈍感なんてレベルじゃないわね。けどあの子達までは...いえ、いつか連れて来てあげましょうか...幻想郷に」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

博麗神社の○○

小町...お兄ちゃん、頑張るからな。っと...紫に色々言われてしまったが...よく分かったな、俺の事...本当は俺の事好きなんじゃね?

 

「なわけないか...っしょっと...ちっ、出にくいなここ...よし、出れた...ってはぁ!?ここそrああああああああああああああ!?」ヒュン

 

なんで!?ちょっと紫さん!?うおおおおいあああああああああ!?

 

「やべやべやべやべやべ!ってそこの人!!上にいまーす!!上にいますよおおおおおおおお!!!」

 

「んー...?なによ...うるさいわね...ってえ...なんで上から...ん?あれはスキマ...また紫ね!?あのばばa...グエッ」

 

「あっすまん。グエッ...ぶふっ」

 

「早く降りなさいよ!このバカ!」ゴンッ

 

「グエッ」

 

「グエッ...ぷぷぷっ、変な声」ケラケラ

 

「お前も出しただろこの腋巫女」

 

「ちょっ...!?あんた!今腋巫女って言ったわね!?この腐り目!ゾンビ!ヒキガエル!」

 

「んなっ...!なんで俺のあだ名わかんだよ!」

 

「あんたの名前は聞いてるわよ。比企谷八幡...

だったわね?カエルみたいな声出したんだからそりゃヒキガエルになるわよ」

 

「うるせっ...しかもなんだ、腐り目って...俺のこの目はデフォルトだ。好きで腐ってるんじゃない!」

 

「そうですかー。てか、なんで腋巫女なのよ!それこそおかしいじゃないの!」

 

「そりゃあな。お前脇空いてるじゃないか。だから腋巫女。誰だってそう言う」

 

「うっさいね!しかもお前じゃなくて私には博麗霊夢って名前があるの。ちゃんと名前で頂戴!」

 

「はぁ...わかったよ、博麗「霊夢」...博麗「霊夢」博麗「霊夢」あああもうわかったよ!霊夢!」カァッ

 

「ぷぷぷっ、顔赤くなっちゃって...それでいいのよヒキガエル」

 

「霊夢も俺を八幡と呼ぶべきだろ、腋巫女」

 

「うっ...ああもうわかったわよ!八幡。これでいいでしょ!?」カァッ

 

「へっ、お前も赤くなってるじゃねぇか。なに?俺のこと好きなの?大好きなn」

 

「うるさいこのバカ!死ね!」ドンッ

 

「ガフッ...」チーン

 

「ってあ!八幡!ちょっと八幡!?はちまーん!こんな所で寝たら風邪引くわよー!?」ペチペチ

 

「いつつ...ってお前のせいだろ!?このバカ!」チョップ

 

「あうっ...もう、痛いじゃないの...はぁ...ここで話してるのもなんだし、詳しいことは神社で...」

 

「おーい!霊夢ぅ!...っ!?誰だお前!霊夢に近づくな!この妖怪!恋符!『マスタースパーク』!」

 

「うおっ!?危ねぇ...!いやいやなになに物騒なんだけど!?」

 

「八幡っ...!魔理沙!何やってるのよ!?」

 

「霊夢、今助けてやる!おい妖怪!私と弾幕ごっこで勝負だ!」

 

「私の話を...!ピカーン!いいわ、私が許可してあげる。あのわからず屋をぶっ倒してあげなさい、八幡!」

 

「なんで俺!?いやちょっと待て、俺やり方わからな...!?ドーン!ばか、金髪バナナ!」

 

「金髪バナッ...!?もう我慢できねぇ!覚悟しろ妖怪!」

 

「いやいや嘘嘘!ジョーク!あぁぁぁバカ危ねぇ!」

 

「死ねぇぇぇぇぇぇ!」

 

ひ、ひええええ!小町ちゃん、お兄ちゃん、幻想郷に来てすぐ死にそうです。助けてくださいいいい!!!




いかがでしたか?
中途半端に終わりましたが、疲れたのでここまで...
次回は弾幕ごっこです!早速八幡が無双します!
では次回まで、ばいちゃー

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