ハーメルンで初めて小説を投稿する『電波少年』というものです。
ここ最近になって五等分の花嫁を読みその面白さに感動し、衝動的にこの小説を書くに至りました。
自分が思い描いた小説を書くためにかなりの原作改変があるので、苦手な方はご注意を。
仮面ライダーに関しては響鬼、ウィザード、ゴースト以外と現在視聴中のジオウを除けば全て視聴しました。
初めての投稿で何かと至らぬことが有ると思いますが、コメント欄などで指摘していただければ幸いです。
そしてこの作品では原作の設定の一部を完全に改変して進行します。
苦手な方は即ブラウザバックすることをお勧めします。
「上杉風太郎」という少し曲がった不器用さではなく、「剣崎一真」という真っ直ぐすぎて不器用な青年が主人公ならこの物語はどうなるか。
暖かい目で見守っていただけると幸いです。
最後に一つ言うまでもないかもしれませんが一番好きな仮面ライダーの作品はは『仮面ライダー剣』です。
俺は忘れない。
あの日の君の笑顔を。
あの時何もかもを忘れてしまうかもしれなかった俺を救ってくれた君を。
この俺をもう一度だけ『人間』として生きさせてくれたことを。
目の前でまるで「生きているか」のように、そして幸せそうに眠る君の頬を撫でる
あぁ...夢が覚めてしまう。...
幸せで、それでいて儚い夢が覚めてしまう...
だけどそれでも俺は...
もう忘れない。
君が思い出させてくれた。
おれは... おれは...
人類を守るために...全ての人の『笑顔』を守るために戦うヒーロー
『仮面ライダー』だ
一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一
目が覚めた。見上げても映る景色は丸型の蛍光灯と少しばかり穴が空いたり汚れていたりする天井。
俺はゆっくりと体を起こす。
いつから寝ていたんだろう。確か自分はある紛争地帯で子供たちを逃がすために戦っていたはずである。
そしていきなり意識が消え、目が覚めたら全く見覚えのない建物の中にいる。この狭い部屋を見渡す限りここは恐らく誰かの家だろう。
だがそこで俺はある違和感に気付く。それは自身の『手』だ。
以前、といってもジョーカーとなった後の事だが俺の手は最早人とはは思えない、一言で形容するなら『化け物』とでもいえる手だったはずだ。
なのに今はどうだろう。俺の手の形は肌色より少し薄いただの『人間』の手である。
「なんだこれは...おれは人間に戻ったっていうのか?でもそしたらバトルファイトは...?」
脳裏に浮かぶの最悪の光景。俺が人間に戻ってしまったのならこの世に存在するアンデッドは相川始‐ジョーカーアンデッドのみになる。
もしそうなればまたあの黒い醜悪な異形、ダークローチが全ての人間を...いや人間だけではない。全ての地球上に生きる生命を駆逐しようとするはずである。
窓の外を見る。だが眼下に映る景色は平和そのものである。とても今から世界が終わるとは思えない。
だが違和感はそれだけでは終わらない。鏡に移る自分の姿に気付く。
それは前の自分の顔とは似ても似つかない、黒髪でかつ少し前髪で目元が隠れている暗そうなどこかの学校の制服を着た青年の姿だった。
.....訳が分からない。
率直な気持ちだ。一体何が起こっているというのか。
紛争は?ジョーカーは?アンデッドは?バトルファイトは?
様々な疑問が頭の中をぐちゃぐちゃにかき混ぜる。
「ダメだ...埒が明かない...」
そこで、俺はまず一旦冷静になることにした。
まず情報を得よう。ここはまず何処なのか。そもそもここは地球なのか。と、ふと耳にテレビかラジオらしきものの音が入る
『今日の東町の天気は雲ひとつない快晴です。洗濯物は...』
まずここが日本であることはハッキリした。そして次に耳に入ったのはまだ年端も行かない少女の声。
「よかった〜。これで洗濯物を外に干せるね〜。」
ただ今部屋から出るのはまずいだろう。まずは自分自身が何者かをできるだけ他の人物に頼らずに明らかにしなくては。
そこでポケットをまさぐるとなにか手帳らしきものが出てきた。学校という文字があるあたり恐らくこれは学生手帳だろうか。
めくると学生証と書かれた紙が出てくる
高校2年生
『上杉 風太郎』
そこに書かれていた文字でようやく自分の身分を理解することが出来た。
情報を纏めるとここは日本のどこかにある東町という街であり、自身は上杉風太郎という高校2年生だという事だ。ということは先程部屋の外から聞こえた少女の声はこの風太郎君という青年の妹なのだろうか。
ともかくこれで情報はまとまった。さぁ今すぐ部屋を出て...
「いやいやいや待て待て待て」
自分は『剣崎一真』だ。正確にはもう剣崎一真では無くなっていたけど。
今自分の身に何が起きている?俺はなぜこの上杉風太郎という青年になっている?もう訳が分からない。また頭の中がかき混ぜられるような感覚に襲われる。
だがその思考はある声で突然遮られた。
「あ、お兄ちゃんおはよう。もう起きてたんだ」
俺は何も言うことは出来ず目をパチクリとさせる。
「ちょっとどうしちゃったのお兄ちゃん。らいはのこと忘れちゃったの?」
と怪訝そうな顔で自分に尋ねてくる。
「あ、あぁ...らいはちゃんね...もちろんお兄ちゃん(?)はらいはちゃんのこと覚えているぞ」
と言うと、
「え、なんで急にちゃん付けしてるの...?お兄ちゃん頭でも打った?」
不思議そうでいてそれでいて少し引き気味に聞いてくる。
「い、いや全然俺は平気だぞ。らいは」
と、たどたどしく答える。
「ふーん、変なお兄ちゃん。てか早く朝ごはん食べちゃいなよ。今日学校でしょ?」
...まずは腹ごしらえにするとしよう。
この最初に出てきた『君』はもうかなり歳をとっているという解釈でお願いします。