異世界に転生した双子座 -Twin Dragon Saga-   作:神鳥ガルーダ

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再会と邂逅

 僕―――兵藤一誠が、【赤い龍(ウェルシュ・ドラゴン)】ドライグと【白い龍(バニシング・ドラゴン)】アルビオンと邂逅して、一年が過ぎた。

 僕は前世での戦闘力を取り戻すため、聖闘士としての修行を開始した。

 幸いな事に小宇宙(コスモ)自体は前世から引き継いでいたので、後はそれに見合う身体能力を取り戻す事だ。

 聖闘士の優劣は纏っている聖衣ではなく、小宇宙で決まる。

 しかし、肉体的な強さも必要なのだ。

 肉体が衰えれば、小宇宙を十全と使えない。

 とはいえ、時間はいくらでもある。

 ドライグとアルビオンも急ぐ必要はないと言ってくれていた。

 いずれ神器所有者(セイクリッド・ギア・ホルダー)である事がばれるのは確実だが、自分たちの力である程度は隠蔽できるとの事…。

 特にアルビオンは僕と同じ頃に神器(セイクリッド・ギア)が覚醒した先代の【白龍皇】が殺された事に忸怩たる思いを抱いているので、あまり出しゃばりたくないらしく、眠りについたので、ここ最近はもっぱらドライグとの会話がメインだ。

 

『まあ、アルビオンの奴もそれほど深い眠りについた訳ではないので、有事の際にはすぐに目覚めるから心配するな』

 

 僕の前世の世代の黄金聖闘士(ゴールド)たちは、ほぼ全員が天才的な才能によって幼いうちから黄金聖闘士になった奇跡の世代と言える。

 何しろ前聖戦の生き残りである【天秤座(ライブラ)】の老師を除けば、皆、は白銀聖闘士(シルバー)青銅聖闘士(ブロンズ)からの昇格ではなく、修行後すぐに黄金聖闘士の称号を得ている。

 この世代最年長だった僕ですら、黄金聖衣を授かったのが7歳の頃で、修行期間は1年程度だった。

 しかし、前世の時とは違い、今はそうは行かない。

 家族や友達が大事な今の僕にとって彼らと過す時間はとても大切な時間だ。

 だから、その合間を縫っての修行ゆえ、前世ほどの早さで鍛え上げられるわけじゃないと思うかもしれないが、聖闘士として根本である小宇宙には既に目覚めているので、前世のような死と隣り合わせの鍛錬を行わずとも短い時間である程度の実力を取り戻す事が出来た。

 そしてこれからの問題は両親や友達のイリナの事だ。

 ごく普通の一般人である両親にいきなり神器の事を話すわけにはいかない。

 只でさえ僕の両親であるという事でも危険なのに、知らなくてもいい事を知る事で更に危険が迫るのを避けなければならない。

 かといって、何も知らせないのも不味い。

 もし僕の神器の事が明るみでれば、僕をどうにかする為に父さんと母さんを人質にとろうとする輩が出る恐れもある。

 なので、僕が彼らを守れるくらいの強さになってから明かす事になるだろう。

 そして、イリナに関してだが、どうやらイリナの父親はただの牧師ではなく、教会に所属する悪魔祓い(エクソシスト)らしい。

 イリナの家に置いてある剣。

 ドライグが言うには、あれは悪魔を祓う為に使用される【聖剣】らしい。

 と、言ってもドライグは悪魔側の眷属ドラゴンではないので、聖なる力に滅ぼされる事はなく、十字架も聖水も特に問題はない。

 それでもキリスト教の教義にはドラゴンは邪悪な存在とされているので、余り知られるわけにはいかない。

 イリナ自身は天真爛漫な性格で、誰とでも打ち解けられるが、彼女もキリスト教徒であるので、余計な事に巻き込めば苦悩させてしまうので黙っているつもりだ。

 

 

 

 

 

『…相棒!』

 

「ああ…わかっている…」

 

 そんなこんなと考え事をしていたら、人の気配を感じ、ドライグも私に注意を喚起してきた。

 

「…こんな夜中に…子供がこんな所で何をしている?」

 

 近づいてきたのは、今の私よりも数歳くらい年上の少年だった。

 

「…アンタだって、こんな時間にうろちょろしていい年齢じゃないだろう?」

 

「…確かにな…。しかし、気になったのだ。まさか私以外に小宇宙(コスモ)を扱える者がいるとは…な」

 

 そう言った彼からかなり強大な小宇宙が発生した。

 なんという強大な小宇宙なんだ。

 黄金聖闘士級(ゴールドセイントレベル)…いや、下手をすればそれ以上…。

 私も対抗する為に、小宇宙を燃焼した。

 

「……お前の小宇宙は、私の知っている男のモノだ……多少変化があるが…」

 

 小宇宙の大きさはほぼ同格レベルだが、問題は身体能力だ。

 まだ修行中なので、私の身体能力はそこまで高くはない。

 と、いう事は歳の差がそのまま強さの差に繋がってしまう可能性もある。

 しかし、私の小宇宙を知っていて、しかも変化がある…。

 そういえば、この男の小宇宙には覚えが……?

 

「…!?あ…あなたはまさか……教皇!?」

 

「……私をそう呼ぶとは、お前は私同様、前世が聖闘士で記憶を持っているのか」

 

 やはりそうだったのか…まさかこの御方まで転生していようとは…。

 

「…今の私の名は、天国(あまくに)信家(のぶいえ)。お前の言う通り前世においてアテナの聖闘士を束ねる教皇…かつては【牡羊座(アリエス)】の黄金聖闘士シオンと呼ばれていた」

 

 私は、すぐさま膝を付き 頭を垂れた。

 

「教皇!私は【双子座】のサガにございます」

 

 ★☆★

 

 私―――天国信家は、かつて前世においてアテナの聖闘士たちを束ねる教皇にして、先代の【牡羊座】の黄金聖闘士であった。

 先の聖戦の折、アテナの聖衣を若き青銅聖闘士たちに託し、私は再び冥界の第八(プリズン)コキュートスで眠りついていた。

 しばらくして、冥界が崩壊していくのを見て、遂にアテナがハーデスを討ち、神話の時代から続く聖戦に終止符が打たれた事を悟った私だったが、気が付けば極東の国……日本に転生していた。

 外見は幼いとはいえ、私には248年間生きたという経験が今も宿っている。

 色々と調べているウチに、私が生を受けたこの世界は前世の世界と繋がっていない事を知った。

 この世界には聖闘士いう存在がいないのだ。

 似て非なる世界で孤独感を感じたが、今、私は己と同じ転生者と出会った。

 日々の日課がすぎ、そろそろ入浴しようかと思った矢先、強大な小宇宙を感知した。

 邪悪な小宇宙ではないので、脅威を感じるわけではないが、知っている者の小宇宙によく似ていた事で興味を抱き、家の者に気付かれぬよう、テレポーテーションを使い、現地に急行し、この男と出会った。

 まさか、かつて私を暗殺した【双子座】のサガも私同様、この世界に転生していたとはな。

 今の私はサガに対する蟠りはない。

 かつて共に冥闘士(スペクター)として、あえて逆賊の汚名を共に受けさせた事で、私に対する清算は済んだのだ。

 それに、あの男の心に邪悪が潜んでいるという危惧を持った時、直ぐにアテナの楯の光をサガに浴びせていれば、あの様な事変は起きなかったのだ。

 そうしていれば、私が次期教皇に選んだ【射手座(サジタリアス)】のアイオロスも、若い命を喪わずに済んだのだから……。

 

 

 

 

 

 私の生家は『天国金属』という金属加工関連では日本隋一の企業を営んでいる。

 いわゆる鍛冶屋の総元締め。

 父が言うには、我が家は奈良時代から平安時代の伝説的刀工、天国(あまくに)の子孫だという言い伝えがあるそうだが…定かではない。

 大企業の社長という立場ながら、父は金属加工技術者としても一流の職人であり、趣味で鍬やら鎌などを作ったりしている。

 ちなみに私も前世で教皇になる前は、聖衣の修復技術を持っていたせいか、鍛冶には興味がある。

 何時の頃からか、私は自分の中に小宇宙や念動力(サイコキネシス)とは違う妙な力を感じていた。

 そして、その力が発現した。

 何も無い無から、様々な武器や防具などを創り出せる様になったのだ。

 最も体はともかく精神が大人である私は、この能力が一般人に知られれば、良くて見世物、悪ければ迫害の対象になるのは容易に想像できたので、家族、友人にもこの能力を披露はしていない。

 だが、私と同じ境遇である兵藤一誠(サガ)には教えても問題はないので見せたら、何処からとも無く声が聞こえてきた。

 

『ほう。創造系神器の中でもかなり稀少(レア)なモノを持っているな』

 

「誰だ!?」

 

「大丈夫です教皇」

 

 サガが言うには、私に宿っているのは、聖書に記された神(ヤハウェ)が創った神器(セイクリット・ギア)というモノで、彼にもそれが宿っているとの事だ。

 彼に宿ってるのはウェールズの伝承にある【赤い龍(ウェルシュ・ドラゴン)】ア・ドライグ・ゴッホの魂が封印されている【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】というモノらしい。

 

『そして、お前に宿っている神器(セイクリット・ギア)は【武装創造(アームド・クリエイト)】と呼ばれている神器だ』

 

 聖書の神が創った神器(セイクリット・ギア)には系統があり、私が持っているのは本物には劣るが、さまざまな属性を持つ武器などを創る事の出来る【創造系】の神器で、【武装創造】というモノらしい。

 ちなみに一誠の持つ【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】とやらは、強大な神獣、魔獣などの魂を封じた【契約・封印系】の神器であり、他には炎などを操る【属性系】、意志を個別に持つので所有者から離れて行動できる【独立具現系】などがあるとの事だ。

 

『俺も神器(セイクリット・ギア)の事を詳しく知っているわけではないが、歴代の赤龍帝の一人が、一度だけその神器を持った者と対峙した事がある。』

 

 魔剣を創る事が出来る神器【魔剣創造(ソード・バース)】や聖剣を創れる【聖剣創造(ブレード・ブラックスミス)】より1ランク上位の神器で聖剣、魔剣だけでなく、それ以外の武具はおろか鎧や楯のような防具なども、さまざまな属性を付与して創造できるというモノらしい。

 但し、扱うには相当の能力が必要でありドライグが知っている所持者は、使いこなす事が出来ず結局、その所有者は赤龍帝に敗れたらしい。

 神器(セイクリット・ギア)とやらを使いこなせなければ待っているのは破滅…か。

 ならば、これを絶対に制御しなければならない。

 

「教皇はこれから、どうなさるつもりですか?」

 

「まあ、今までと変わらぬよ。いつか我が家の事業を継ぐ事になるだろう」

 

 私もサガ同様、今は家族を持つ身だ。

 更に私は企業の跡取り息子という立場にもある。

 私に何かあれば、家族だけでなく従業員にも影響があるだろう。

 まあ、必ずしも後継者は血を分けた息子である必要性はないが、私も鍛冶には興味があるし、継ぐの吝かではない。

 それに私だけでなく、サガも転生したというのなら、他の聖闘士も転生しているかもしれん。

 その聖闘士がサガの乱で命を落とした聖闘士で、この世界で生きる事に困窮しているのならば、救ってやらなければな。

 

「その為に経済力が必要だ。ならば事業を継ぐ必要があるだろうな」

 

 ★☆★

 

 僕―――兵藤一誠が、教皇と再会してしばらく経ったある日。

 全盛期とはいかないが、黄金聖闘士レベルの強さを身に付けた僕が彼…?と出会ったのは、修行の為にテレポーテーションで人気のない場所で鍛錬をしていた時だった。

 その日は珍しくアルビオンも起きていたので、【赤龍帝の篭手(ブーステッド・ギア)】と【白龍皇の光翼(ディバイン・ディバイディング)】の能力を使いこなす為の鍛錬をしていた。

 

「……驚いた。こんな事があるとは我は思わなかった…」

 

「誰だ!?」

 

『この気配はまさか!?』

 

『…よりにもよってアレと遭遇するとは…』

 

 声のする方に、一人の老人の姿があった。

 しかし、その外見からは考えられない程の力と重圧(プレッシャー)を感じる。

 これ程の力…まるでアテナやハーデスに対した時と同じ…いや、下手すればそれ以上……。

 

『相棒、奴こそが俺たちドラゴンの……いやこの世界で最強の一角に数えられる【無限の龍神(ウロポロス・ドラゴン)】オーフィスだ』

 

「…!?」

 

 【無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)】オーフィス。

 無限とされる「無」から生じた、混沌、無限、虚無を象徴する最強の龍神。

 神すら凌駕する天龍であるドライグやアルビオンですらも超越する最強の一角。

 なるほど、この力は間違いなく僕らの世界のアテナすらも上回っている。

 このドラゴンに勝つ為にはアテナはおろか【天帝】ゼウス、【冥王】ハーデス、【海皇】ポセイドンを含むすべてのオリンポスの神々の力を結集せねば倒す事は不可能だろう。

 と、いう事は最強のもう一角、黙示録に記される赤い龍、【真なる赤龍神帝(アポカリュプス・ドラゴン)】グレートレッドもこれと同等以上の力があるのか。

 

『それでオーフィスよ。何故お前がここにいるのだ?』

 

「我の目的はグレートレッドを倒し、静寂を取り戻す事」

 

 アルビオンの問いにオーフィスは答えだした。

 

「その為の方法を探る為、我、世界を回っている。たまたまここで考えていたら、ドライグとアルビオンがいた。しかも、以前と違い争っていない。それどころか、楽しそうにしていた。ドライグとアルビオンが一人の人間に宿るなど、お前達が神器に封じられてから初めての事……我、その事に驚いている」

 

『それは俺たちも同様だ』

 

『うむ。私達も今回の事は信じられん気持ちだった』

 

『それどころか俺とアルビオンが和解してしまった事もな』

 

『まあ、今は私もドライグに対し嫌悪感を抱いていない。むしろ今は同士として親近感を抱いているくらいだ』

 

「我は興味を持った。今までとまったく違う状況になったお前達に…。そしてお前達の所有者から感じる未知なる力…」

 

 未知なる力…?

 それは一体?

 

『ああ。相棒が持つ【小宇宙】の事だな』

 

『確かに。この力は未知なるモノだ』

 

「人から宇宙を感じるなど初めてだ」

 

 そうか。

 この世界には【小宇宙】という概念がない。

 並行世界(パラレルワールド)から転生した僕と教皇だけの力だという事か…?

 いや、決め付けるのは早い。

 もしかしたら、僕たちと同じ境遇の者がこの世界のどこかにいるかも知れない。

 

「その力は、グレートレッドを倒せる一手になるかも知れない」

 

「ドライグ、アルビオン…。もしオーフィスとグレートレッドが戦ったらどちらが勝つと思う?」

 

『はっきり言って想像がつかん……だが、もし2人が戦えば…』

 

『世界全体に凄まじい影響を与えるだろうな。何しろグレートレッドがいるのは次元の狭間……地上はおろか天界や冥界、オリュンポスやアースガルズ、須弥山など他の神話体系にも確実に影響が出るだろう』

 

 冗談じゃないな。

 そんな事になったら、父さんや母さんもイリナもトウジ小父さんも無事じゃ済まない。

 

「何故、そこまでグレートレッドに拘るんだい?」

 

「我は次元の狭間で生まれた。そしてそこで静寂の中で存在していた。しかし、グレートレッドが現れ、我は次元の狭間から離れる事になった。だから我は取り戻す、静寂を……」

 

「オーフィスにとって今いる此処には価値が無いの?」

 

「………」

 

 僕の問いにオーフィスは考え込んだ。

 

「……解らない。我は次元の狭間を離れ、この世界で生きてきた事によって変化している。それでも我は次元の狭間に帰り、静寂の中に戻る事以外知らない…」

 

 そうか…。

 僕はオーフィスの事が完全ではないにしろ解ったような気がした。

 

「君は、何も知らない無垢な存在なんだね。誰よりも強く無限だっただけ…。それ程の力を持つから皆は恐れた。君を恐れる余り、理解しようとすらしなかったんだね」

 

 彼から感じる圧倒的な力に目を奪われ、思考が停止してしまったんだろう。

 彼が純粋で何も知らないドラゴンなんだという事が……。

 嬉しさも怒りも哀しみも楽しみも、だからこそ静寂などいう何もない場所に戻ることしか考えられなかった。

 この世界は悲しみ事も苦しい事も多いけど、嬉しい事や楽しい事も存在する事を……。

 

「ならばオーフィス。僕の友になってくれないか?」

 

「…友…?」

 

「そうさ。友となっていっぱい語り合おうよ。何度でも何度でも。恐らく僕は君の全てを理解する事など出来ない。何故ならば人は、いやどんな存在も自分の事すら完全に理解出来ていない。でも、理解しようと努力する事は出来る。危険を冒してグレートレッドと戦うよりも、この世界で楽しく生きてみないか?」

 

「……友…。我には今までそんなモノはいなかった。我の居るべき場所…次元の狭間以外の場所…楽しく生きる……」

 

 オーフィスは僕の言った事を反芻しなから呟いていた。

 

「ドライグ・アルビオンと話し合い……それは確かに楽しそう…」

 

『そうだな。俺とアルビオンもお互い語り合う事で宿敵から友となりえた。』

 

「僕の名前は兵藤一誠だよ。親しい者たちはイッセーて呼ぶんだ」

 

「解ったイッセー!まだ我はイッセーが言っている事がしっくりと来ない。だから、イッセーと一緒に居て、語り合って答えを探す。静寂を求めるか、それともこの世界でイッセーと共に生きるか……」

 

 そう言うとオーフィスに変化が訪れた。

 男の老人の姿から、小さな女の子の姿になったのだ。

 なるほど、無垢なる存在であるオーフィスにはむしろこっちの方が似合うね。

 

 

 

 

 

 オーフィスとの邂逅を得て、僕は決心した。

 僕の忠誠はアテナに捧げている。

 それは生まれ変わった今でも変わらない。

 でも、忠誠とは別にオーフィスという存在を守る為に力を振るおう。

 純粋であるが故にオーフィスは、前世の悪の人格の僕や、かつて邪悪だった弟カノンの様な奴に利用され易い。

 望みを叶えると約束すれば、騙されてどんな相手にも力を貸してしまいかねない。

 だから僕はこの寂しいドラゴンの最初の友となり、あらゆる悪意から守ろう。

 彼の……いや今は彼女か。

 彼女はドライグとアルビオンの今の現状とその所有者である僕と語り合い、見定めようとしている。

 責任重大だな。

 彼女に僕の理想を押し付けず、答えを得る為の手伝いをする。

 そして、彼女を守る為には僕だけの力では無理。

 オーフィスを守る同士を集めなければならない。

 正直、教皇の協力を得たとしても、余りの前途多難ぶりに気が遠くなるだろうな。

 それでも守る為には必ず必要になる。

 さて、どうしようか?

 

 




今回もシオン=曹操の設定は使わず、シオン=オリキャラにします。
原作DX.4に曹操の過去話があり、こちらの設定にそぐわないからです。

オリジナルキャラクター紹介①

天国信家 あまくにのぶいえ

 大企業 天国金属の御曹司、
 教皇、【牡羊座アリエス】のシオンが転生した存在で、カノンこと兵藤一誠同様、前世の記憶と能力をそのまま持って転生している。
 名前の由来は、姓は作中で述べたとおり、奈良時代から平安時代に存在したとされる伝説の刀工、天国あまくにから、名は室町時代末期、日本最高の甲冑師と呼ばれた十七代明珍信家から。

オリジナル神器《セイクリット・ギア》
武装創造アームド・クリエイト
 木場祐斗が所持する神器セイクリット・ギア【魔剣創造ソード・バース】と【聖剣創造ブレード・ブラックスミス】より上位の創造系神器。
 様々な属性を持つ武器を創れ、剣だけに留まらず、斧や槍、手裏剣や弓などの飛び道具、鎧や楯などの防具など、様々なモノを創造できる。
 但し、人間がその手に持つ、もしくは身につけられる武器に限られ、乗り物でもある|戦車、戦闘機や、戦略兵器の類は流石に創れない。
 聖剣と魔剣に関しては、それぞれ単体でならば創れるが原作で木場が創った【聖魔剣】も現段階では創れない。(聖魔剣は木場祐斗の起こした奇跡である為)
 創造系神器最高峰であり生命を創造する神滅具ロンギヌス【魔獣創造アナイアレイション・メーカー】には創造という能力的には格下であるが、稀少度では勝っており、今までこの神器セイクリット・ギアを所持した者は五指にも満たない。
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