俺と、メリー?   作:コードネームTOSI

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本編
第一章:「はい、もしもし?」


ピピピッ、ピピピッ……

 

「…………」

 

ピピピッ、ピピピッ……

 

「…………」

 

ピピピッ、ピピ…

 

「うっせー!!休日くらい寝かせろー!!

たくっ…… あ、タイマーセットしたままだったか……

ん?えっ!?もう始まってんの!?」

 

どうも、この物語の主人公?の斎藤 亮(さいとう りょう)。

 

霊が見える以外、どこにでもいる高校生だ。

 

……すまない、調子こいた。

 

だが少なからず間違ってはない。

ちょっと霊感なるものがあるからだ。

まあ、火の玉とか、薄い人とかが少し見えるだけだ。

正直、どうでもいい……

 

だからと言って、陰陽師だとか、某霊能力教師だとか、某死神代行でもない。

 

ただ、親……

まあ父親との仲が最悪で独り暮らしをしている高校生だ。

ちなみに母親は小学生の時に不慮の事故で亡くなった。

妹もいたけど、生まれつき体が丈夫じゃなくて母親の後を追うように逝ってしまった。

 

っと若干重い話になりかけたけど、今日は休日で朝はゆっくり寝て、夜ゲームの予定だったんだが……とんだ早起きだ。

 

ちなみに今6:30分……

 

「二度寝するか……」

 

再び布団に潜ると。

 

♪~♪~♪~♪~

 

「ん?」

 

俺の携帯がなった。

メロディーと長さからして電話だ。

 

半目になりながらディスプレイを見ると、『非通知』と表示されていた。

 

うっし、放置。

 

携帯をそのまま放置し、また布団を被る。

 

しばらくすると電話は切れたが、またすぐにかかってきた。

 

「ちっ……」

 

面倒だから放置。

 

それが5回続いた。

 

「だー、くそっ!!

はい、もしもし?」

 

ウルサくて遂に電話に出た俺。

 

それが、新たな生活の始まりだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……のか?

 

「……おい?」

 

『グスッ…あ、あたし…メリー……

やっと、ヒック…出てくれた……』

ガチャッ、ツーツーツー

 

「……メリーって、あの怪談の?

てか泣いてたぞ……」

 

今まで普通に幽霊などを見ている俺に関しては驚きはしなかったが、新鮮な気持ちになった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

暫くしてまた電話がかかってきた。

 

「はい。」

 

『すぐ出てくれた。

あたしメリー。 今やっと地球に来たの。』

ガチャッ、ツーツーツー

 

「遠!!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

はい、また来ました。

 

「はい、もしもし。」

 

『あたしメリー。

やっとあなたのいる日本に来たの。で、あなたどこにいるの?』

ガチャッ、ツーツーツー

 

「ぜってー、教えねー

てか把握しておけよ。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

「…………」

 

♪~♪~♪~

 

「もしもし?」

 

『あたし…メリーゼエゼエ……

今…あなた…の…街に……いるの…ブハッ……』

ガチャッ、ツーツーツー

 

「どんだけ疲れとんねん。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

「……はぁ。」

 

♪~♪~

 

「はい……」

 

『あたしメリー。

今あなたの家の近くのファミレスにいるの。

ドリンクバーの種類少ないよね。』

ガチャッ、ツーツーツー

 

「あそこのファミレスにいるのかよ。うん、同感。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

「Zzzz……」

 

♪~♪~♪~♪~♪~

 

「ん? ふぁい、もひもひ?」

 

『あたしメリー。

って寝てた? もひもひって(笑)

私今あなたの家の前に……』

 

「あっ、俺マンションね。」

ガチャッ、ツーツーツー

 

『き、切られた……』

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

「ふぁ~、よく寝た…のか?」

 

♪~♪~♪~

 

「あの、来るなら早く来てもらえません?」

 

『あたしメリー。

今あなたのマンションのすぐ近くに……あ、あなたは!?

イヤ、こ、こないで……イヤー』

ガチャッ、ツーツーツー

 

「おーい、何があった?」

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

♪~♪~

 

「もう着きました?」

 

『あたしメリー。

今あなたの部屋の前にいるの。』

 

「やっとか……

とっとと入って用事すませろ。」

 

『あの……じゃあ、扉に貼ってある『悪霊退散南無阿弥陀物』っていう札、剥がして下さい。』

 

「あっ、本当に効果あったんだ。

じゃあ、剥がしておくから下のコンビニでジャンプでも読んでて。」

ガチャッ、ツーツーツー

 

『……あっ、まだ今週号読んでないや。』

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

♪~♪~

 

「もしもし?」

 

『あたしメリー。

今あなたの後ろにいるの。』

 

俺は無言で電話を切り、静かに後ろを振り向いた。

 

そこには俺の予想とは違ったメリーさんがいた。

 

 

俺の予想

金髪

ロング

人形が着ているような服

人形のような顔立ち

白い肌

外人

8、9歳くらいの幼女

 

 

いたの

黒髪

ロング

ワンピース

美少女

白い肌

日本人

14、5歳くらい

 

俺の予想、2つしかあってねー

 

その後、数分間互いに無言でお互いを見ていた。

 

「で、これからどうすんの?」

 

取りあえず無言ばっかもあれなので、聞いてみた。

 

『えっ!?あのー、正直これで終わりなんですけど……

取りあえず刺していいですか?

生死は知りませんが。』

 

「へ~で、これからどうすんの?」

 

俺は無言で模造刀の脇差をメリーさんの心臓あたりに突き立てた。

模造刀とは言え、突きに関しては殺傷能力がありますよ。

 

「で、どうすんの?」

 

突き立てたと同時に無言になったメリーさんにもう一度聞いてみた。

 

『いやー、成仏出来るまでここに住まわせて貰えませんかね?』

 

「だが断る。」

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