どうも、斎藤です。
昨日は深夜までメリーのゲームに付き合わされて、眠いです。
て言うか、何でメリーはもう俺の部屋に順応してんだ?
一応幽霊だよね?居候じゃないよね?
『おはこんにちわです、亮さん。
もうすぐなんでも鑑定団再放送始まっちゃいますよ。
後、朝ご飯食べてないをですから早く昼ご飯用意して下さい。』
ごめん、居候でいいわこいつ。
とりあえずご飯を作るのも面倒だったからカップラーメンわ渡した。
『全く、昼ご飯を楽しみにして朝ご飯抜いたのにカップラーメンですか……
やばっ、うまい。』
「文句言うか、誉めるかどっちかにしろボケ。」
『いきなり手厳しい。』
寝起きにこのテンションは軽くウザい。
『ウザい何て酷いですねー』
心読むなボケカス。
昼ご飯も食べ、顔も洗いやっと頭が回ってきました。
「さて、メリー。 今日は面と向かって話が……」
『うっそ、あんな壺が一千万!?』
「だからは本物だって、言ったんだ。」
話が進まないから、とりあえずテレビが終わるのを待った。
あっ、これやっぱ偽物だ。
「さて、今日は面と向かって話がしたいんだが。」
『愛の告白ですか?
俺の人生半分やるから、お前の人生半分くれですか?』
「いますぐ冥界の扉を開けれる錬金術師はないかな?」
『簡単に出来たら苦労しませんよ。』
「……だろーな。」
『で、話って何ですか?』
「聞きたいことがある。
答えれる範囲でいいから。」
『それなら私も質問があります。』
こうして俺達は交互に質問しあう事になった。
あっ、別に俺は強化系でも変化系の能力者でもないからな。
『私も自分の骨董品は回収しませんよ。』
「ジャンケン、グー!!」
『きゃー!!』
あっ、右ストレート入った。
まっ、入れる気で放ったんだけど。
……あれ?
「おい?大丈夫か?」
メリーは倒れたままピクリとも動かない。
えっ、嘘。
まさか死ん――いや元から死んでるか。
「……おい?」
『返事がない。ただの屍の――』
「ザオリク。」
とりあえず頭を床に叩きつけてやった。
・・・・・・・・・・・・・・・
『なる程、普段から幽霊が見えるから、私に驚かなかったんですね。』
「そういうこと。 次俺な。
お前は冥界のくじ引きで怪談のメリーさんになったって言ったけど、他にも怪談になったやつとかいるのか?」
『はい。私のお友達はトイレの花子さんになったり、合わせ鏡の霊になったりしてます。』
「怪談ばっかなんだな。」
『妖怪になった人もいましたけどね。』
「えっ!?妖怪?」
『今度は私の番ですね。』
「ちょっ……」
『昨日、鉄也さんが来たとき偽名をつかいましたね。
その理由と偽名の由来を。』
「はぁ……
使ったのは、見た目日本人なのにメリーってのは不自然過ぎだ。
由来はあそこの本棚が目に入って、いろいろ連想して、栞からとった。
……まあ、とっさとは言え皮肉だったがな。」
『えっ、何がですか?』
「なんでもねえ次俺な。
何で俺に憑いたんだ?」
『えーと…… 何故でしょう?』
「偶然…か……」
「はい……」
その事については私も知りたい。
霊魂から霊体になって、現世の様子を見られるようになった時に何故か、亮さんが目に入ってから気になってしょうがないだよね。
「おいおい、こんな顔も性格も下の下の人間のどこに気になる要素があるんだ?」
いやいや、性格は知らなくても顔は上の中はあ……る?
「どうした?」
『何で亮さんまで心読めるんですか?』
「ようやくコツを掴んだ。」
亮さん人間ですか?
人間だ。
『うはっ、テレパシーだ。』
「脱線してっから話を戻すぞ。」
『はい。
じゃあ、次は私の番ですね。
私からの質問はこれで最後です。』
「そうか。」
『亮さんって妹さんがいるんですか?』
「……何でそう思う?」
『昨日の鉄也さんが意味ありげな事を言っていたので。』
「……ああ、いたぞ。」
『過去形、何ですね。』
「ああ……
もう十年近く前に病気でな。
元々体も弱かったしな。」
『あの……すいません。』
「気にするな。」
『あの、亮さん……』
「ん?」
『小腹がすきました。』
「前言撤回。気にしろボケ。」
何なんだよ……
確かにちょっとシリアスな話になっていて、空気重かったけどよ……
『この羊羹、スッゴい美味しいです。』
小腹がすきました、の一言でぶち壊しだよ。
しかも俺が楽しみにとっていた羊羹を勝手に食ってるし。
おかげで俺は安いクリームパンだよ。
『ちっちゃいことをいちいち気にしていたら、長生き出来ませんよ。』
殴りたい。 殴りとばしたい。
そして幽霊にそんな事言われる筋合いはない。
『短気は損気ですよ。』
「はぁ……」
こいつと話していると疲れる。
『そんな褒めないで下さいよ。』
「ふっ……
スパーキング!!」
とりあえずメリーの顔面にクリームパンを投げつけてやった。
とりあえずおやつタイムが終わったので話を戻す事にした。
「お前の質問も終わったし、俺からも最後の質問だ。」
『何でも聞いちゃって下さい。』
「……失礼を承知で聞くし、言いたくなかったら言わなくてもいい。
その……死ぬ前の記憶があると言ったな。
その時の様子を教えてくれるなら教えて欲しい。」
『別にいいですよ。曖昧ですけど。』
「あれ!? 抵抗なし?」
『あの時は……道路があって、血が沢山出てましたから轢き逃げにあったんでしょうね。
あれ?
それから病院にいましたね。
多分そこで死んじゃったんだと思います。』
「あっさりと言ったな……」
『聞きたかった事はこれだけですか?』
「あっ、出来ればそこに何があったとか、誰かいたとかも教えて欲しい。」
『そう…ですね。
轢き逃げにあった時は……
そうですせ……車は青い乗用車でしたし……
後、近くで大きな橋が建設中でしたよ。完成間近みたいでしたけど。
病院の方は……
小さな男の子が私のそばで泣いてましたね。
それ位ですかね。』
「その橋はどんな橋か分かるか?」
『鳴門大橋みたいに大きな橋でしたよ。』
「デカすぎだろ。 何年頃の橋か分かるか?」
『流石にそこまでは……
でもそんなに昔じゃないハズですよ。数年位前じゃないでしょうか。』
「そうか。 ありがとな。
俺からの質問も以上だ。」
『ふー、やっと終わりましたか。
じゃあ、ゲームしましょ、ゲーム♪』
「さっそくゲームかよ。
モンハン?ガンダム?その他?」
『何があるんですか?』
「マルチ対応となると、遊戯王にメタルギアだろ。ゴッドイーター、ファンタシースター。それとブレイブルーに……」
『もう全部で!!』