直死の魔眼で千恋*万花   作:あるにき

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書きましたー
続きましたねw
今回ようやつちゃんとした意味で始まりましたね


登校日

というわけで穂織。

文明開化からも取り残され、周囲との交流を避けてきた、古きよき時代の街並みと温泉街。

そこに向かうに当たって、電車に乗ってタクシーに乗ってきた。

タクシーの運転手によくわからない小言を言われたので色々聞いてみたところここはどうやらすこし曰く付きの場所らしい。最後に『気をつけなよ?』と言ってくれたあたり根は優しい人とみた。

そして新しい家で何日か過ごした後についに登校日だ。

何事も区切りよくやりたい性なので、YAMAに行くは今日からにしようと思っている。既にご近所に挨拶はしたので家ですることもなく、かといって出かけるのも登校日からがいい…

少々難儀な性格だが、登校日までは家で惰眠を貪っていた。

そして登校日。

 

 

 

迷子

 

 

「どこやん…ここ…」

 

よくわからないが住宅街…ではないが

まだ時間的にしまっている店しかないが商店街?のようだ。

歩いているのは数人で学生服を着た人は見当たらない。

ちなみに、制服は…何というか和と洋をごちゃ混ぜにしたような服だ。ダサいわけではないが変わっている

もしやもう学校が始まっているのでは?と不安になる。

まずい!初日から遅刻は嫌だ!

仕方ない、誰かに聞こう…

そうおもいいたり、近くにいた女性に話しかけた。

 

「すみません、学校ってどこですか?」

 

「え、学校?…あ、もしかした君が七夜式君?」

 

驚いた。何で知っているのだろうか。挨拶に行った近所の家の娘さんなのだろうか?

 

「うふふ…何でって顔してるね?」

 

「そうですね、何でですか?」

 

「まぁ、もともと小さい街だからね。そーゆう情報はすぐ回ってくるのさ。…それに」

 

「それに?」

 

「あんな立派なお家作っちゃったらね、いやでもきになるよ。どんな人が暮らすんだろう…って」

 

「あー…なるほど。下ネタじゃないですよ。

それなりの家を建てましたからねぇ…納得です」

 

俺は家を建てさせたと前回言ったが、建てた家はかなりでかい日本家屋だ。(衛宮邸イメージ)

 

 

「あんなに大きな家を建てるなんて、お金持ちなのかな。おぼっちゃま?」

 

そう冗談交じりに聞いていた女性。嫌味とかではなく姉が弟をからかうような、そんな口調。

 

「まぁ、お金持ちではありますけどね、家も。

でもあれを建てたときに出したのば僕のお金ですよ?」

 

ここで拗ねたりせず、少しだけ砕けたように話す。

 

「ええ!…七夜ってなにもの?」

 

「ただのYAMA育ち系男子ですが?」

 

「ほんとにぃ?…あ!そういえば学校だったね。学校はね…」

 

そう言って道を教えてもらった。ふむ、俺は真逆を歩いていたようだ。

 

「ありゃ、真逆だったんですね。ありがとうございます、親切にしてくださって。よければ名前を聞いてもいいですか?」

 

「あ!そういえばなのってすらいなかったね。アタシは馬庭芦花だよ。」

 

「知ってるとおもいますが、七夜式です。よろしくお願いします」

 

「うん、よろしく!」

 

しかし、

 

「まにわろかさん…みたところ俺の少し上ぐらいだとおもいますけど、働いているんですか?」

 

高校生ではないのかな?というかニュアンスを込めていうと。それに気づいてか

 

「うん。アタシはそこにある甘味処でオーナーやってるの。」

 

「へぇ、若いのに。それに外国人の観光客も増えてるって聞きましたし、大変ですねぇ」

 

「そこらへんが原因で、お父さんにお店の営業押し付けられちゃってね」

 

「ありゃりゃ、それは災難?ですね」

 

「そうでもないよ?お店をやるのは楽しいし」

 

「そうなんですか。では災難、なんて言ってしまってすみません」

 

「そんな!頭上げて!…って!学校は?!」

 

「学校…は?!」

 

忘れてた!!やばい何時からなんだろ!もう遅刻?!ま、まずいぞぉ!

 

「たしか…あと五分ぐらいでホームルームが始まるね。ここからじゃもう間に合わないかなぁ…

ごめんね、引き止めて」

 

「いえいえ、楽しかったですから。それとよければ、話し方崩してもいいですか?僕も長く住むわけですから。早く友達も欲しいんですよ」

 

「そんなの学校でもできると思うけどね。キミ、コミュ力高そうだし」

 

「せっかく美人と知り合ったんですから。縁は大切にするものですよ」

 

「び、美人?!そ、そうかなぁ。お、お世辞でも嬉しいよ…」

 

いやべつにお世辞でもなんでもないんだがな。

すると、深呼吸をしたお姉ちゃん(芦花さん)が

 

「それで、話し方だっけ?いいよ全然、何なら『お姉ちゃん』なんて呼んでもいいんだよ?」

 

「そうか?じゃお姉ちゃん。これもきっと何かの縁だ。よろしくな」

 

「!!〜あはは…意外と恥ずかしいなぁ」

 

ならやるなよ。とはいえない

 

「じゃ!俺は行くよ。教えてくれてありがとう、お姉ちゃん」

 

まるでいたずらが成功した時のような表情で言ってみる。

 

「!!と、とっとと行ったーー!!」

 

「ありゃ、ぞんざい」

 

「じゃ、またなー」

 

 

————————————————————————————

 

 

少年が角を曲がって見えなくなったところで大きなため息を一つ。

 

「美人だなんて…あんな美形の子に言われたら照れちゃうよ…」

 

「それに、まー坊のこと言い忘れちゃったし。」

 

幼馴染にあたる彼がひょんな事に今日からここの学校に通うこととなっている。伝えて絵けばよかったと後悔しながら、式くんの容姿について想いを馳せる。

黒髪黒目。しかしそのどちらも少し青みがかっている。少し地味だが、それでも常にニコニコしていたことからその地味さを感じさせず、十分イケメンの類いだろう。

 

「あれ?」

 

そこで芦花は気づく。

 

「彼、東京生まれ東京育ちって話だったんだけどなぁ」

 

式がYAMAで育ったのは前世の話。今世においては東京生まれ東京育ちの都会っ子。

そこに疑問を抱きながらも、事情があるのかもしれない、と深く考えないようにする芦花であった。

 

そのころ式は、

 

「ふんぬーー!」

 

誰もいないことをいい事に七夜(前世)の身体能力をフル活用して1分で到着したのだった。




約2400文字ですが、まぁ、短い方なんですかね?個人的には結構長いつもりなんですけど
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