直死の魔眼で千恋*万花   作:あるにき

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続いた


入学

「あなたが、七夜式君ですね」

 

む?学校ついたら開口一番誰かに声をかけられた

 

「はい、そうですよ。あ、もしかして先生の方ですか?」

 

ふと思ったんだけどさ。

入学初日って最初に職員室行くじゃん?その…ホームルームまであと2、3分。

 

…遅刻じゃん…

 

「あ、あはは…ギリギリセーフだったりしませんかね?」

 

「職員室へ行くのを放課後にしたらとりあえず、問題ないでしょう」

 

お、よかったぁー

是非もないヨネ!!

 

「でもよかった、遅いから迷ってるんじゃないかって心配になったけど、案の定迷っていたんですね」

 

よかった?

そう、青色で軽くうねりのある髪をした女教諭言った。

 

「初めまして!あなたの担任になる中条比奈実です」

 

「よろしくおねがいします。七夜式です。」

 

「はい、よろしくお願いします」

 

「すみません、迷ったりなんかして」

 

「ほんとですよ?もう、もう1人の子は大丈夫だったんですけど…」

 

「む?もう1人いるんですか?転校生」

 

「え?あぁ、そうなんですよ。有地将臣君。教室で会えると思いますよ」

 

へぇ、仲間だ。

転校初日の妙な緊張感がなくなるなぁ…

 

「しかし、後回しにしてもいいんですか?本人確認の書類だってあるでしょうに」

 

「そのことですか?一応、事前にもらっている写真と顔も一致してますし、問題ないでしょう!」

 

大有りなような気もしなくはないなぁ

そうは思ったものの俺がなかなかこないことで気を遣わせていたとするなら申し訳ない。そういうことは言わない方がいいだろうか

 

「ではもうほんとに時間がありませんし、教室に行きましょう?」

 

「はーい、教諭」

 

この人の声は…覚えた

 

教室の前まで来た。「この学校かなり小さいんですねぇ」とか話題はあったが流石に時間もないので同級生に聞こう。

 

「ほら、そこにいるのが有地将臣君です」

 

「あの人が…………あっ!ねえ!」

 

「ん?先生に…そっちは?」

 

そこで気づいた。

こいつなんか変だ。微かに『魔』の匂いがする。なんだ…?

『魔』に触れたことがある?そんなところか…?わからない。

それよりも

 

「俺、七夜式。同じ転校生でね

よければ仲良くしてくれるとうれしいよ」

 

「有地将臣だ。よろしく」

 

そう言ってから

 

「しかし転校生?俺がいうことじゃないがこんな田舎に転校するなんて変わってるな」

 

「田舎がすきなんだ。ちなみに…有地は?なんで引越しして来たの?」

 

「え?!そりゃ、婚約とか」

 

聞こえるか聞こえないかそんな小さい声で言われたもののバッチリ聞こえた。が、からかうのはやめておこう。

 

「婚約?俺も何度か縁談組まれたことはあるけれど、やっぱり気は進まないよねアレ。妙にぎこちない空気がさ…苦手で」

 

「縁談ってお前。もしかしておぼっちゃまかなんかなのか?」

 

「2回目。まぁ、家は金持ちではあるかな。」

 

「2人とも!早く入って来てください!!」

 

「「は、はいっ!」」

 

怒られた。こりゃもう有地のせいだな。ほらっ、謝れ。迷惑かけてごめんなさいって!ほら!

そんなニュアンスを込めた目を察してか有地も

 

「いや、ふたりでな?」

 

はいはいはーい

 

 

 

——————————————————————————

 

「今日からお世話になります。有地将臣です。ここには家の事情で引越して来ました、以前は——」

 

そう有地が当たり障りのないことを言っている。

ここは俺が一発笑いをとらなければ…

 

▶︎昆布豆豆太郎

声マネ

脱ぐ

 

うむ。一本笑いをとらなければっ!

 

「ありがとうございます。じゃあ次七——-」

 

「はい!」

 

遮るようにして、一歩前に出る。

 

「ごほん。昆布豆豆太郎だ。気軽にお豆さんと呼んでいいぞ」

 

「「?!?!」」

 

教諭と有地は驚いている。一方生徒たちの頭にはハテナマークが浮かんでいる。

 

「昆布豆豆太郎…?そんな名前のやついるのか…?」

 

誰かか言った。

 

「お豆さん…合わない…」

 

また誰かが

 

「ふざけた名前だな…」

 

誰かが…

 

「お前名前違うじゃん。だいたいそんな名前のやつなんていないよ」

 

誰かが…って有地だ。

 

「おい。」

 

俺は有地に向きなおって。

 

「誰がいないと決めた?いるかもしれないだろ?いいか?この世の中にはな0と100はないんだ。お前は今全国の豆太郎さんを侮辱しているんだぞ?わかっているのか?

ほら、全国の豆太郎さんに謝るんだ」

 

俺が「お前最低だな」とでもいうような目でいうとその勢いに押されたのか有地は

 

「ぜ、全国の豆太郎さん…?すみません…」

 

「それでいい 反省することは大切だ」

 

と言いながら俺は頷いておく。正義はなされたぞ、全国の豆太郎さん。

一人でさも正論をかざして悪を倒したような気持ちに浸る

それはそうと

 

「七夜式だ。よろしく」

 

「「「「「お豆さん?!?!?!」」」」」

 

——————————————————————————————-

 

でさ、なんで教室に緑髪の幼女がいるわけ?しかも人間じゃない。例の類だ。コロシタイ

 

しかしまぁ、有地や銀髪の娘や黒髪の娘が周りにいるせいでどうにも殺せないな。そいつらには見えているようだがやはり一般人には見えないようだ。

 

 

俺が見えるのは浄眼があるおかげか?

始業式を終え職員室で手続きをしている

 

「ん。じゃあもう言って構わない。これからよろしくな、七夜」

 

「はい。よろしくおねがいします!式でいいですよ?」

 

職員室にいた教諭に言われるがまま手続きを済ませ、教諭と少し話している。

 

「お前は一人暮らしだったな。あんな立派な家を建てて。

やはり、あの七夜グループはすごいな。今度いい酒奢れよ」

 

「あはは、ちなみにあの家自腹ですけどね。あ、いいですよ?ググッと行きます?」

 

「おい未成年!…

って自腹って言った?」

 

「はい。うちの会社よりお金持ってますからね、俺」

 

ちなみに、今世における七夜はかなりの大企業だ。

 

「あ、じゃ俺戻りますね!明日からよろしくです!教諭」

 

「おお、また明日な」

 

軽く引いている教諭は無視

そのまま帰ろうとしたが、俺のクラスの方から話し声がする。

すると中条教諭が出てきた。

そのタイミングで気配を殺し、教諭と入れ替わるようにしてこっそり中に入る。

 

…気づかれてはいないようだ。

なかには有地。銀髪の娘、黒髪の娘、あと白衣の女性が1人と…

 

「叢雨丸を抜いたことによる影響は何かあったりしますか?」

 

なにそれ強そう

それにさっきの幽霊(?)幼女もいる。

にしてもあんな幽霊を十七分割にできたらどれだけ…!

…いかん。基本的に七夜の考え方は捨て用としているのだけれどねぇ

 

「特には。私自身は、いつもと何も変わりません」

 

話が読めないなぁ…

 

 

それからたわいない会話を少しし出して

 

「有地さんに、そこまで心配するほどの傷が?」

 

傷?あいつ怪我してるのか?そんなそぶりはなかったが…

 

「頭も打っていたし、祟り神に触れた部分もありましたから。あくまで念のためですよ」

 

祟り神…『魔』のことか…?

 

わからないことも多いが今日山に行ってみればわかるだろう…

 

む、有地と白衣の女性が保健室に行くようだ。

やべ、こっち来るじゃん。油断していた、ここまで近づかれるとあの黒髪の娘あたりには気づかれるかもしれない。

何故って?あの娘おそらくクノイチってやつだろう。

足運びとかが、主人を守る人間のそれだ。しかし大して強いようでもないようで、別段殺したいとも思わない。

っと、とにかく逃げねば

 

「だれっ?!」

 

やはりか。

うむ、しかしあれで顔を認識できないだなんてまだまだだな。

 

「ど、どうしたの茉子?」

 

「いえ、誰かいた気がするのですが…」

 

誰もいないよ。俺以外

 

「しかし…誰もいないようですね、思い過ごしでしたか。すみません…」

 

いいよ、許してやる

 

「そうかい?…じゃあ行こうか有地くん」

 

「はい」

 

「待つのじゃ、ご主人〜」

 

え、なにあの喋り方。

 

 

 

 

————————————————————————————————

 

 

家に帰った俺は山に行くための準備を進めた。

 

釣り道具だ。

なにを隠そう俺の趣味の一つは釣りだ。

都心にいたとこはあまりできなかったが前世ではかなりやった。

ここに来るにあたりそれなりのものを買ってしまったりもしたが、さていかなる魚がつれるのやら…

楽しみだ。

 

「やべ、『七ッ夜』忘れるとこだった」

 

『七ッ夜』とは七夜家(前世)に伝わる宝刀だ。とはいえ、別段値打ちものというわけではないのだが。恐ろしく頑丈だ。俺も何度こいつの耐久性に守られたかわからない。

 

「よしっ、行ってきますかね」

 

俺は山に行く。

この頃既に祟り神のことなど頭になかった




思いついたので暁の護衛ネタ
途中話してる教諭はオリキャラ
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