弦巻家の彼は普通になりたい!   作:オオル

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兄弟とゆうことで今回のスポットは…

それではどうぞ!!

誤字が多かったので訂正しました。


弦巻シンと兄弟

 こころ事件の後部屋にて待機していましたが途中でモカがやって来てな…相手をするのが大変だった。

 

 まあいくつか話をしてその後は

 

「パンがモカちゃんを呼んでいる〜」

 

 とか訳分からんことを言い出し俺の部屋をあとにした。

 

 まあその前から結構やばいこと言ってたけどな、あいつ…

 

※前話のことです

 

 部屋に一人でいるのも退屈だったためテレビの方へ向かうと何故かゲーム機があり、そして俺のゲームデータもあってだな!

 

「……だー!クソ!コイツ勝てねえよー!」

 

 家でやっているゲームを実家の屋敷でしていた。

 

「……ってちがーう!!」

 

 いや家と変わらんやんけ!?わざわざ戻ってきてまでゲームとかアホかよ俺!?でも暇なんだよ!

 

「まあコイツの攻略は会長にでも聞こう」

 

 幸い屋敷内の何処かにはいるからな!攻略方法さえ聞けばあんなやつ一落ちもせずに攻略できるっての!

 

「そうとなれば会長探しだ!」

 

 シンは勢いよく部屋を飛び出し屋敷内の何処かにいる会長こと白金燐子先輩を探すのだった。

 

「Roselia、Roseliaの部屋っと」

 

 Roseliaの部屋の前にやってきたが中からいかにも練習中ですよって音が聞こえてくるため今は諦め後で聞くことにした。

 

「……まあRoseliaの練習なんか止めれないよな」

 

 止めたら湊先輩からなんと言われるやら

 

 その後屋敷内をウロウロしていると

 

「……!こ、この匂いは!」

 

 昔の懐かしい匂いがした。この匂いは忘れない俺が小さい頃からの大好物

 

「お母様特性のカレー!」

 

 キッチンに付き俺はそんなことを言って姿を現すと

 

「あらシンさん、おかえりなさい♪」

「……ただいま、お母様、いや母さん」

 

 親父が親父と呼べって言ってたからな?お母様を母さんと呼んでも別にいいよな?

 

 母さんが料理を作る光景、俺とこころはいつも母さんの後ろから今日はどんな料理が作られるんだろうって楽しみしにしながら眺めていた。

 

 そんな光景が今も目の前にあるって言うのは俺達が変わっても母さんは変わらないって事なのかな?

 

「シン様遅いです!このカレーは私のものですからね!」

「お前はどこにでも居るなアレックス!?」

 

 さっきから毎回毎回お前は登場するよな!?なに!お前まだ俺に気があるのか!?

 

「アレックスいるところに弦巻家ありです!」ドヤ

「……逆だ逆」

 

 逆でもないかもしれん

 

「まあまあアレックスちゃんの分もあるから安心してね♪」

「わーい奥様大好きです!」

 

 お前はガキかよ!?

 

「てか今年で二十歳だろ!?そんなんでいいのかよ!」

「二十歳?知りませんね!私は永遠の十代なのです!」

「意味わからねーよ!」

 

 あーほんとコイツまじで意味わからん!!

 

「せっかくシンさんが帰ってきてくれたから私も気合い入れないとね♪」

 

 母さんは袖をまくりガッツポーズをしてカレー作りに専念する

 

「もう最近は黒服の人達に料理を作って貰ってたからだいぶ腕が鈍ってるわ」

「……まあ大丈夫でしょ、どんな料理でも喜んで食べますよーだ」

 

 久しぶりに母さんの料理が食えるならそれに越したことはない

 

「そう言えば蘭ちゃんは来てるのかしら?」

 

 そこでなんで蘭の名前が出るかをあえて聞かない

 

「……いるけどなんの話しをするんだ?」

「それはもちろん式の話しよ♪」

 

 で、ですよねー!まだ忘れてませんよね母さんは!

 

 ああ式って言うのはな?俺と蘭の結婚式の話だ。まあなんでこうなったかの原因は読んでくれればわかる、うん何言ってんだ俺は

 

「はあ…だから蘭とは結婚しないっての」

「なんでよ!蘭ちゃん可愛いじゃない♪」

 

 いや可愛いよ、可愛いけど

 

「……あいつ料理できねーもん」

 

 前にも言ったが俺は料理ができる人と結婚したいんだ!理由は単純、俺が料理できないからだ!

 

「わかったわ!じゃあ母さんが料理を一から叩き込むわ!」

「や、やめてあげて!蘭さんの作る料理は全部ダークマターになりますからね!?」

 

 母さんは知らないんだよ!俺が何度気を失いかけたことか、いや!気を失った時もあったな!

 

「ダークマターとかそんな二次元みたいなことがあるわけないじゃないですか、シン様はアニメの見すぎです」

「……いやお前は知らないんだよあの恐怖を」

 

 アレックス、お前も食べればわかる

 

「私はもう高級料理でしか腹を満たせれない体に改造されてしまったので無理ですね!」

「……あっそ」

 

 もうやだ、コイツの相手めんどいよ!

 

「あ、アレックスちゃん、シンジくん呼んできてくれる?そろそろご飯だってね♪」

「…………ッ!」

 

 ん?なんだアレックスやつ急に顔から元気が無くなったようにしゅんとなって

 

「……その実はシンジ様は部屋から出たくないと言ってまして」

「あらあらそれはどうして?」

「……なるほどな」

 

 何となく理由はわかった。

 

「……ガールズバンド集団がいるからだろ?」

「……恐らく」

 

 シンジは人見知りプラスあの見た目、オッドアイである自分が嫌だから周りに見られたくないと思ってるから部屋から出ないと言ってるんだろう

 

「今日の夜ご飯は家族みんなで食べようと思っていたのに…」

 

 母さんは見るからにとても落ち込んだようにそう言っていた。

 

 俺が屋敷を出ていき家族揃ってご飯なんてもう一年以上食べてないのだろう

 

「……それも伝えたのですが出たくないと」

 

 あいつ…どこまで頑固なんだ?って俺も言えたことじゃないか、俺は逃げたけどシンジは逃げてない、それだけであいつはまだ俺よりマシだな

 

「言っては悪いですがこのままだと前のシン様みたいに…なってしまうのではないかと」

「…………それはないな」

 

 俺は知ってるぞ、あいつには友達がいるってことをな

 

「俺とあいつは環境が違う、俺と同じになることはないだろう」

 

 前にプールであった時呼ばれていたからな、あれは友達だろう、だから…

 

 友達がいなかった俺とは違うってことだ

 

「……さてと、久しぶりにシンジと遊んでくるか」

 

 シンジとはまったく絡んでなかったからな、たまには兄貴らしいことしてやらないと嫌われちまうだろ?

 

「シン様…悔しいですがアレックスにもできないことがあるようです」

「ですのでどうかシンジ様を…」

「わかってるって、お前とは嫌な思い出しかないけど一応世話になったしな、そのお礼だよお礼」

 

 こうでも言わないとコイツは落ち着かないだろ?だからそう言ったんだ。

 

「じゃっ!行ってくる」

 

 キッチンを後にしてシンジの部屋に向かう。今夜は家族みんなで食べたいとのことだから何がなんでも俺はお前を連れていくぞシンジ!

 

「……あの子ったら本当にあの人似だわ」

「まあ旦那様の息子なんで」

「……さあ!私達は料理を作りましょう!」

「はい!私は机で優雅にお茶でも飲んで待ってますね!」

 

 おい!お前さっきまでのしょんぼりはどこいったんだよ!?と遠くからシンが叫んでいた。

 

 

 

◆◆◆◆

 

 

 

 シンジの部屋の前にやって来たが部屋からは特になんの音も聞こえない。何をしてるのか気になるがそんなことよりシンジを連れ出さないといけないな

 

コンコンコン

 

「……シンジー兄ちゃんが来たぞー」

 

 ドアをノックし話しかける

 

「……シン兄?」

「そうお兄ちゃんだぞ、シンジがかまってくれなくて拗ねそうなレベルまで来てるんだが」

 

 返事をしたシンジに俺はそう言う。まあ嘘ではない、シンジと絡んだのは挨拶して少しお喋りしただけだ。だからまじで絡んでないから拗ねるかもな?

 

「……母さんが家族みんなでご飯食べたいだってさ」

「………………」

「部屋にいないでさみんなでご飯食べようぜ?」

 

 これだけで出てきてくれたら気が楽なんだけどな

 

「いやだよ、今屋敷には他の人達がたくさんいるもん」

「……気にすんなってそれぐらい」

「気にするよ!」

 

 俺は気にするなって言ったが…シンジは俺が思ってる以上に気にしてるようだ。

 

「どうせみんな僕の眼を見て馬鹿にするんだ!ちゅうにびょう?なにそれ知らないよ!」

「僕だって好きでこんな眼になってるわけじゃないのに!」

「………………」

 

 やっぱりその眼のことか…どうしてシンジだけが左右対称の瞳を持って生まれたかなんて知らない、なんなら親父の眼も俺はかなり気になってるが…そんなのは後回しだ。

 

「あの人達だって僕の眼を見て笑うんだよ…!落ち着けるのは純君や紗南ちゃんといる時だけ!」

「……純?紗南?」

 

 どこかで聞いたような…って!

 

 沙綾の弟と妹とのことか!え!?シンジ面識あったのかよ

 

 いやそれは今どうでもいいんだよ

 

「……なんでそいつらといると落ち着くんだ?」

「……二人は僕の眼をカッコイイって言ってくれたんだ」

「だから、笑われないから落ち着く…」

 

 なんだよそれ…簡単なことじゃねーか

 

「シンジ、俺もその眼はカッコイイと思うぞ?」

「……嘘だ!話を聞いたらからそう言えばいいと思ったからそうい」

「違う!」

「……ッ!」

 

 俺がシンジの話を遮るように怒鳴ると話が止まった。

 

「急に怒鳴って悪かった、でも本当に違うんだ」

「……シンジ、お前のその眼はとてもカッコイイんだ」

「親父はカッコイイだろ?」

「……お父様はカッコイイよ」

「そうだろ?」

 

 親父のことカッコイイと思うなら話は早い

 

「だったらその眼を受け継いだシンジ、お前もカッコイイってことだろ?」

「……ッ!でも、片方だけ、どうせなら両方がよかったよ」

 

 まあ確かに両方の方がカッコイイかもしれない、けどさ

 

「ばーか、片方だけだから更にカッコイイんだよ」

「オッドアイが馬鹿にされる?ダサい?」

「アホか、そいつらも兄ちゃんと同じ歳になるとオッドアイカッケー!とか言うようになるんだよ」

「……本当に?」

 

 まあ一部の人だけだが嘘ではない!オッドアイがカッコイイってのは王道なんだよ!

 

「いいかシンジ!人と違うことを気にしてたって意味が無い!」

「その違いってのがお前を特別にするんだ!」

「……ッ!」

 

 そのあれだ、金持ちとか抜きでの話だぜ?

 

「そんな人の目ばっかり気にしてたら楽しくないぞ?」

 

 かなり前、モカに同じようなことを言われた気がする。

 

「……人生一度切りだ、楽しまなきゃ損だぞ?」

 

 ってな

 

「笑って、泣いて、生きていこうぜ?な?」

 

 これはそこから俺が見つけ出したことだ。人生笑って、時には泣いて、そうやって成長して生きていくんだ。

 

「……それに俺の友達はお前のこと馬鹿にしねーよ」

「……本当?」

「本当も本当!シンジのことを馬鹿にしたやつがいたら俺がそいつを馬鹿にしてやるしボコボコにしてやる!」

「兄ちゃんこう見えて結構強いんだぜ!」

 

 もし本当に馬鹿にするやつがいたら俺は許さないけどな?だって弟が馬鹿にされて切れない兄なんていないからな

 

ギイ

 

「……ほ、本当なんだよね?」

「シンジ!」

 

 シンジが自分で部屋から出てきてくれたんだ!もう無理だったら無理矢理連れていこうと思っていたが自分から出てきたくれて助かった!

 

「……ッ!シン兄その眼!」

「ん?ああ、なんか開眼した」

 

 ってのは冗談でカラーコンタクトを付けただけ、黒服さんに聞いたら何故か持ってると答えたから借りたんだ。

 

「どうだ?カッコイイか?」

「う、うん!シン兄のその眼カッコイイと思う!」

「だろ!だからシンジ!お前のその眼、本物の眼は更にカッコイイんだよ」

 

 所詮こっちはカラコン、だけどシンジ、お前の瞳は本物だ。ちゃんとカッコイイことを自覚するんだな

 

「ほらシンジ!久しぶりに肩車してやるよ!」

「……久しぶりにって初めてだよね?」

「さあ?いいから早く乗れよ!」

 

 俺はシンジの前で屈んでおりそういいかけシンジが俺の首もとに座る

 

「……じゃあ走るぞシンジ!」

「うわっ!?シン兄はやーい!あはは!」

 

 やば!俺めっちゃいいお兄ちゃんキャラじゃん!好感度上がりすぎて辛いわー

 

 すみません調子乗りました

 

「はあはあはあ、も、もういいかシンジ」

「えーもっと走ってよ!」

「さ、流石に兄ちゃんもう限界っすわ」

 

 シンジを下ろしてその場に座り込む、前にサッカーのために走り込みして体力そこそこついたと思っていたが少し間を開けるだけでこのザマか!毎日走れってことかよ!

 

「……よし!夕食食べに行くか」

「うん!」

 

 回復した俺は立ち上がりカラコンを外しシンジと手を繋ぎキッチンへ向かう。

 

「あ〜シン君だ〜」

「ッ!?」

 

 モカが俺の名前を呼んだ途端シンジのやつが反応して俺の後ろに隠れる

 

 目の前には何故かガールズバンドの集団がいやがる

 

「みんなでファミレスに行くの!シン君も来るよね!?」

 

 ひまりが俺に近づき話しかけてくるけど…ちょ、ち、近いから!?胸当たってますから!?

 

「……ひまりこころの話聞いてなかったの?」

「え?な、なにが?」

「今日は家族でご飯食べるんだよ、また今度な」

 

 前までひまりの目を見て答えることができていたのに今は目を合わせることすらできない…いやだから意識しちゃうんだって!?あ、あんなこと言われたら誰もがそうだろ!?

 

「そっか…じゃあ今度は二人っきりでご飯食べようね?」

「……ッ!そ、そうだな」

 

 俺ご飯食べれるのかな?

 

「……ら、蘭姉ちゃん」

「!シンジくん、こんばんは」

「……えへへ」

 

 後ろにいたシンジだがどうやら蘭とは仲がいいようだ。まあ前にあったしな

 

「あれ!もしかしてシン君の弟君!?」

「……ッ!」

「あっ」

 

 か、香澄ー!お前が叫ぶからシンジがビビって隠れただろ!蘭も自分が嫌われたのかって勘違いしてるぞ!?

 

「ああ、俺とこころの弟シンジだ」

 

 軽くシンジの自己紹介をした。

 

「こんにちは!じゃなくてこんばんは!」

「こ、こんばんはです」

「……へー珍しいな、オッドアイなのか?」

「……コク」

 

 市ヶ谷さんの問にシンジは頷く

 

「だったらオッちゃんと友達だねーあ、オッちゃんってゆうのはオッドアイのうさぎだよ」

「……オッドアイのうさぎ?」

「うん、今度見せてあげる」

 

 お、おたえー!お前結構子供を手なずけるのが上手いんだな!お、驚いたよ

 

「シンジ君…間違ってたら悪んいだけど純と紗南って子知ってるかな?」

「……!知ってる!友達!」

 

 あーやっぱり沙綾の所でもシンジの話を耳にするのか?

 

「やっぱりそうなんだ!いつも純と紗南がお世話になってます」

「……お姉ちゃん名前なんて言うの?」

「ん?私?私は山吹沙綾、純と紗南のお姉ちゃんだよ」

「……沙綾お姉ちゃん、お世話になってるのは僕の方だよ」

「……そっか、だったら今度伝えとくね♪」

 

 流石沙綾!同い歳の弟がいるだけ手馴れてる!

 

「な?みんないい人ばかりだろ?」

「……たまたまだよ」

 

 うう、まだ信じないのかよ!

 

「見てみてりんりん!あの子オッドアイだよ!」

「……ッ!」

「大丈夫だって、最後まで話を聞け」

 

 シンジはまた俺の後ろに隠れようとするがそれを止め話を聞くよう説得する

 

「とっってもカッコイイよね!いいな!あこもオッドアイになりたいなー!」

「こないだなってたよ?あこちゃん?」

「あれ?そーだっけ?」

 

 なんかよくわからん話をしてるがあえて無視しよう

 

 その後たくさんの人がシンジの存在に気づき話しかけてくる、だけど誰一人としてシンジの眼のことを馬鹿にすることは無く、逆にカッコイイの意見の方が多かった。

 

「これでわかっただろ?みんないい人達ばかりなんだよ」

 

 なんせ俺の友達と知り合いだ!いいヤツらに決まってるってな!

 

「……うん!みんないい人だし…僕なんか自信がついたかも!」

「そうか!?それは兄ちゃん嬉しいぞ!」

「もう……周りの目なんて気にしない!僕は僕でみんなはみんな!」

 

 シンジ…!お前成長したな!いやまじでさ!急成長すぎるだろ!?

 

 でも…本当によかったよ、もしこのまま行ってたら俺と同じになっていたかもしれない。俺はただ嫌なことから逃げて今とゆうこの環境を手に入れることが出来た

 

 けどシンジがそうとは限らないだろ?お前は現時点で友達がいる。俺とは違う環境だからこそお前は俺みたいになってはいけないんだ。

 

 今この時に友達がいることに感謝しながら生活を送りな、シンジ…

 

 

 

 

 

 

 その後少し落ち着いたところで

 

「シンジ君〜お兄ちゃんをモカちゃんにくださいな〜」

「お前はなーに言ってんだよ」

 

 モカがシンジに俺をくれと言っていた。シンジ一人で決める話じゃねーだろってな!?

 

「え?シン兄の婚約者って蘭姉ちゃんじゃないの?」

『………………』

 

 シンジはしまった!と思ったのか口を急いで抑えるが時すでに遅し、もうシンジが言った言葉はみんなに聞かれている

 

「よ、よーしシンジ、兄ちゃんと夕食食べに行こっか」

『待って(待ちなさい)』

 

 俺は制服を捕まれ動けない状況だ。

 

 恐る恐る後ろを見ると

 

 モカ、ひまり、沙綾に彩先輩、それと何故か千聖先輩もいた。

 

「シン君どーゆうことか説明してくれるかな〜?モカちゃんの脳がちょっと追いつけないって言ってるの」

 

 めっちゃ笑顔でいいますやんモカさん!?

 

「ら、蘭と結婚するってど、どどどうゆうことなのシン君!?」

 

 ひ、ひまり落ち着けよ!お前が動揺する理由は一番わかるけど落ちつけ!

 

「シン…私だけの正義のヒーローになってくれるんじゃないの?」

 

 な、ならないから!前にも言ったけど俺はみんなの正義の味方になるんですよ!?

 

「ちょっと、うん、モカちゃんと同じで私も理解できないかな…一から説明を要求します」

 

 そのアイドルスマイルで言うのやめてくれ彩先輩!?

 

「あらあら?まさか既に他の人と婚約してるとは聞いてないわよ?」

 

 顔が笑ってるが目は笑ってない。これはやばい、確実に説教確定だな!?

 

「てか蘭!?お前もなんとか言えよ!?」

「……なに?あたしとは結婚したくないの?」

 

 なんでお前までそっちの味方に!?

 

「か、香澄!助けてくれ!お前ならわかってくれるはず!」

「蘭ちゃんとお幸せに!」グッ!

 

 グッ!じゃねーよ!なにグットサイン出してんだよ香澄!助けてくれないのかよ!?

 

「おたえー!お前と俺との絆はかなり深いはず!助けてよ!?」

「そうだよ、なのにシン君はまた私以外の人達と浮気を、じゃなくて不倫を」

「だぁー!やっぱりお前使えねえ!!」

 

 そうだ!

 

「み、美咲!」

「……知りません」

 

 なっ!?お、お前まで俺を裏切るのか!?裏切るとかじゃないかもしれんがな!?

 

「シン!やっぱり蘭と結婚するのね!これで蘭も家族の一員ね!」

「ややこしくなるからこころは話に入ってくるなよ!!!!」

 

 く、クソ!俺の見方は誰もいないのか!?

 

「あーもう!!不幸だぁぁあああ!!!!」

 

 シンジの爆弾発言により一気に地の底まで落ちたシン、次回シンの運命はいかに!




さあ波乱ですね(笑)乞うご期待!

最近全くバンドリの二次創作が読めてないのでお勧めの作品を教えてくれると助かります。書き方の勉強にもなりますからね、まあ読む暇あれば書けって話ですけどね(笑)

あと少しで赤バーなんです!是非清き投票よろしくお願いします!!

では次回の話でお会いしましょう!

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