この状況から、抜け出す方法は…?
銃口が一切ブレずに俺の頭に向けられている。
サプレッサーまで付いている周到さ。
…久しぶりに、俺は生命の危機に直面していた。
「45、一つ聞く」
「質問してるのは私よ」
取り付く島もない。
「…分かった。答えられる事なら答えよう」
「物分りの良い子は好きよ指揮官。…あの外骨格は、何?」
…何となく、彼女とバンガードを会わせるのは不味いと思っていたけれど…。
これは、本当に厄ネタだ。
「アレは…BT-4040。強襲型人間用外骨格だ」
「どうしてそれを指揮官が?」
「俺の負傷が多いんでクルーガーがペルシカに要請したらしい。詳しい話は知らない」
「本当に?」
「本当だ」
部屋は薄暗くて表情は伺えない。
…どうして、彼女はここまでする?
「もう一つ。アレは、貴方も開発に噛んでる?」
「知らない。気が付いたら勝手に作られてた」
「…これ、なーんだ?」
銃を持っていない方の手に、注射器が握られていた。
…容器を満たす液体は、白い。
「…自白剤か?」
「正解…どう?まだしらばっくれる?」
…さて、困った。
どうにも45は俺の体質について知らないらしい。
打たせた方が良いのだろうか。
「真実を言ってるつもりなんだが…そんなに信用無い?」
「こんな事してる時点で生半可な事じゃ信じられないって察してるでしょ?」
「…君は、行動力溢れるのが美点だな」
「おだてたって何も出ないわよ」
にべもない。
ホント、どうすっかな…。
「45、これは…君個人の感情で動いてるんだろ」
「…なんで?」
「404の仕事なら、とっくに俺は死んでる」
少し気になっていた事。
今の状況は、404小隊が俺を亡きものにしようとしているかどうか。
「…まぁ、そうよね」
「タイタンに乗ってるAIの事か」
「そう、よ」
「…らしく無いな45」
彼女にそこまでさせる。
バンガードと45の関係は気にはなる。
けど触れるべきじゃない。
「45、証拠も無いし、こんな状況で申し訳ないけど…俺は何も知らない。…信じてくれないか?」
「聞かないのね。私達の事」
「他人の過去なんて抉り出すものじゃない。本人の折り合いが付かない時は、尚更な」
「ほんと、優しいわね…ジョージ」
銃口が降りた。
俺は、彼女に許されたらしい。
「……ごめんなさい」
「いいよ」
上体だけ起こして、45を抱き締めた。
「…っ、何するのよ。人を呼ぶわよ」
「俺がこうしたいから、こうしてる。嫌なら殴ってくれ」
「…嫌じゃないわ。落ち着く」
45が身体から力を抜くのが判る。
「私、ちょっと焦っちゃった」
「誰だってそうだよ…45、今度約束を果たすよ」
「約束?」
「サシで飲むって約束したろ?M4とか416とか乱入してそれどころじゃなかったし」
「…そうね。期待してるわ」
するり、と猫のように45が抱擁から抜け出す。
「ごめんね、ジョージ…許して欲しいって、言えないけど」
「気にしてない。そういう時もある」
「…相手、しようか」
「人形とはしない主義なの。…まぁ、お前から憎からず思われてるのは…嬉しいけど」
そう言うと、やっと45が笑った気がする。
「だって、貴方初対面で私に『綺麗な顔をしてる』って言ったじゃない。普通ならこの傷、消さないのとかそんな話するのに」
「綺麗な物は綺麗だよ。45」
「変な人…それじゃあ、指揮官…また明日」
「ああ」
45が部屋から出ていった。
……………一気に脱力してため息を吐いた。
「命拾ったぁ〜〜〜〜…マジで死ぬかと思った」
日に4ページ投稿とか狂ってるんじゃなかろうか。
でもページ辺り1000文字ちょっとなのでそんなに量はない…。
書きたい事思いついたら即執筆って刹那に生きてるのでご容赦を。
…そろそろ逆レかなぁ。