…さて、グリズリーにそんな事を言われたが…。
たまたま、本部の方に定期報告の時期が来ていた。
クルーガーと直で話す機会が、やって来てしまった。
「…本部に来るのは、初めてですね」
「そう言えばそうだったな、GrG3」
今回の護衛は、GrG3を選んだ。
正直、あの三人は顔が合わせ辛い。
そして、自分に好意を向けている相手を選ぶ勇気も、無かった。
「でも、護衛が私で良かったんですか?私より強い人形ならたくさん居るのに」
「…まぁ、あそこを開けるわけにも行かないからな。あまり戦力を割いてもしょうがない」
…と、ここまで言ってから慌てて付け加える。
「や、君が居なくなっても大丈夫な程度だなんて思ってる訳じゃなくてな?」
「…ふふ、大丈夫ですよ指揮官。信頼、してくれてるんですよね?」
「ああ。それじゃあ、ここで待っててくれ…行ってくる」
「行ってらっしゃいませ」
GrG3に見送られて、俺は会議室の扉をくぐった。
ーーーーーー
報告会が終わった、その後。
グリフィン本部、社長室。
「こうして顔を合わせるのは久しぶりだな、ジョージ指揮官」
「…久しぶりですね、社長」
「……………」
いや、まぁ、報告会のついでに話したい事があると言ったら…わざわざ時間を作ってくれるとは思っていなかった。
しかし、なんで…ヘリアンまで居るんだ!?
「それで、話とは?」
「話したいのは山々なんですが、その…」
「女だな」
「グッフゥッ、早い…」
思わず変に呻いてしまった。
クルーガーはため息を吐いて額を抑えた。
「やはり、蛙の子は蛙か…昔、ジョンの結婚の時も相談されたな…」
「…結婚、ですか。その話…詳しく聞かせてもらえませんかクルーガーさん」
おいこら合コンの敗北者。
相談してるのは俺なんだから割り込んでくるな。
「ベルロック指揮官、それで…その相手とは結婚するつもりなのか?」
「いや、ちょっと、ヘリアンさん?何仕切ってんの?」
「答えろ」
「そんながっつき過ぎるから失敗するのでは?」
「上等だベルロック。表へ出ろ」
「…ヘリアントス上級代行官。この話題は少しデリケートだ…済まないが退室しろ」
「………………わかりました」
…なんか、恨めしそうにこっちを見て退室していった。
「さて、本題に入ろうか…と、言いたいが…ジョージ。お前、酒は?」
「え?ああ…それなりには」
「ジョンも大佐も強かったからな…今夜、開けておけ。飲むぞ」
「えっ………………うえぇ!?」
今夜、社長とサシで飲むことが決まりました。
うそん?
感想からヒントを頂き30分クオリティの更新。
短いけどいつも通りなので許して。
この手の話題でヘリアンさんの安心と信頼の実績。
なお手応えは。
さて、今夜は社長とサシ飲みです…何を言われるのやら。