【完結】借金から始まる前線生活   作:塊ロック

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GrG3を探して夜の街を走り回る。


胸の痛み

…やってしまったなぁ。

GrG3を待機させて二軒目行くとか何を考えているんだ俺は。

 

焦って探し回ったよね。

…そしたら何故かいつもの服からウェイトレスの服に着替えたGrG3が客寄せをしていた。

 

「ホワッツ!?」

「あ、お帰りさない指揮官さん」

「ただいま…えっ、何してんの?」

「えーっと、指揮官を探していたら捕まって、あれよあれよと」

「捕まった!?どいつだ!風穴開けてやる!」

 

懐からウィングマンを抜き放とうとしてGrG3に止められる。

 

「ちょっと、指揮官さん!?」

「離せ!」

「もう!酔ってますね!?えいっ!」

「ごふっ」

 

鳩尾に良いものを貰った。

………あれ、なんかデジャヴ。

 

今回はしっかり意識を刈り取られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「( ゚д゚)ハッ!」

 

飛び起きる。

ウィングマンを抜こうとして…手が空を切る。

無い。

 

「やべっ、どこに…」

「おはようございます、指揮官さん。すっかり夜ですけど」

 

部屋にGrG3が入ってきた。

…よく見たらここ、本部から借りた俺の部屋じゃん。

 

机の上にしっかりウィングマンは置かれていた。

 

「すみません、目はさめましたか?」

「…バッチリ」

 

ビビるわ。

意外とGrG3が脳筋でびっくりしてる。

 

「プロトコルに抵触しなかったか?」

「一瞬でしたので耐えました」

「…ちょっと春に影響された?」

「どうなんですかね」

 

GrG3がベットサイドに腰掛ける。

 

「…着て帰ってきたのかそれ」

「これですか?いえ、着れる人形がもう居ないみたいで…処分に困っていたとか」

「押し付けられたのか…」

「…私、古い型らしくて。そんなに出回ってないみたいで」

「…そっか」

 

よく自信がないとか口にしていた彼女。

そんな事はないと、よく鼓舞していたのを思い出す。

 

「指揮官さん。少し、付き合ってもらえますか」

「付き合う…?」

「置き去りにしたうめ合わせを」

「うっ…分かった」

 

そう言うと、彼女は徐ろにワインとグラスを用意する。

 

「付き合うってそういう…」

「指揮官さん、どうぞ」

「ありがとう」

 

ワインを注いでもらい、グラスをお互いにぶつける。

 

「「乾杯」」

 

二人でグラスを扇いだ。

 

「…指揮官さん、覚えていますか?」

「…何を?」

「私が、自信がないと言うといつも言っていた言葉」

「…何だっけ」

「『少なくとも君の美貌は自信持ってもいい』ですよ」

 

頭を抱えた。

今思うと自覚なしに凄まじく口説いていたらしい。

 

「私、それで自信を持つことにしたんれす」

「そりゃ、良いことを聞いたよ。口説いた甲斐があ」

 

GrG3が俺の肩を掴んだ。

…俺たちは今、ベットに並んで座っている。

 

既に、GrG3のグラスは空。

と言うか瓶が半分まで減っている。

 

「…GrG3?」

「知ってますからね、三人とシたの」

「え」

「それを知って私、胸がとても痛いんです」

 

GrG3に押し倒された。

…拙いぞ、これは、拙い。

 

「指揮官さん、この胸の痛み…収めてください」

「待て。GrG3。落ち着け、酒の勢いは、駄目だ」

「ごめんなさい、抵抗しても無駄なんです」

「ちょっと?!おい、馬鹿!やめ」

 

 

 




はい、と言うわけで二回目です()

まさかのGrG3。
M4はいつになるかな…。
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