【完結】借金から始まる前線生活   作:塊ロック

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しかし、M4と見た映画…このご時世とんだ皮肉だな。
ん?M4どうし…待て待て待て待てステイ!ステイ!

あっくそ力つえーなやめろ離せ!!
俺は人形とそんな事する趣味はな…やめっ、ぐふっ!?


表情の下の本心

 

唐突だが、はっきり言うと俺は404小隊に苦手意識が少なからずある。

先日の416、UMP45は()()()友好的に接してくれるが、戦場の彼女達を知っているから鵜呑みには出来ない。

そして、まだグリフィンで会っていないG11と…UMP9。

G11に関しては彼女がコミュニケーションに積極的出ないことも手伝い情報不足。

 

そして、UMP9はーーーーーー

 

「よ、よお…」

 

グリフィン本部、早朝の廊下。

先日の作戦が不測事態により今朝まで食い込んでしまったため、今ようやく帰ってきた所。

 

「……………」

 

無機物の様にピクリとも表情を動かさないUMP9と遭遇した。

…話に聞く『笑顔で人懐っこい』UMP9とはかけ離れた姿。

 

何故か()()()()()()になると何も話さず、表情も動かなくなる。

俺の事をまるで値踏みしてるかの如く食い入る様に見つめている。

 

「久しぶりだな、UMP9。ええと…無事そうで、何よりだ」

 

それでもコミュニケーションを試みる俺は物好きにも程があるんだろうな。

 

「……………久しぶり。元気そうだね」

「えっ…ああ、それなりにな」

 

返事は期待していなかった。

しかし、これは一体どういう心境の変化なのだろうか。

 

「研修、頑張ってね」

「………おう」

「それじゃ」

 

………最後まで、表情らしい表情を見せてはくれなかった。

けれど、会話が成立したという事は前進…したと言えるのだろうか。

社交辞令だろうけど。

 

 

 

 

ーside:anotherー

 

話せた!話せた!

良かった…いつも喋ろうとするとどうしても()()()()()()()顔が固まってる気がするんだよね…。

変じゃないかな。

45姉からジョージが指揮官になるって聞いて凄くびっくりした!

でも、ジョージに避けられてるみたいで中々会えなかったんだよね…。

いざ会ってみるとやっぱり口が固くて大変だったなぁ。

 

「あら、ナインおかえりなさい。上機嫌ね」

「45姉!あのね、ジョージと話せたよ!」

「それは…良かったわね。あの人、ちょっと誤解してるみたいだから心配してたけど」

「誤解?」

「ええ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()って」

「えへへ。そうなんだよね…何でだろう」

「それは…そうね、わかる時が来るかもしれないわ」

「えっ、教えてくれないの?!」

「その感情に名前を付けるのは貴女よ。しっかり向き合いなさい」

 

なんだかはぐらかされてしまった。

ジョージとは以前に何度か背中を預けた仲だけと、臨時で指揮を取る時もあった。

 

最初は目障りだったけど、段々観察している内に…気になって視線で追うようになってしまった。

 

この感情は、なんて名前を付けたら良いんだろうか。

 

 

「ちゃんと、話したいなぁ…」

 

 

 




以前消したナインの話が不満だったので、暫く間をおいてから書く事にしました。
…やっと支えが取れたとかそんな気分です。

次回、お酒はほどほどに。
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