「ハァイ、ジョージィ……?やっと、逢えたわね」
ジップラインを形成しなんとか階層を登っていった先……1フロアぶち抜きでだだっ広いエリアに到達したときだった。
柱しか無い場所に……ドリーマーが立っていた。
「やっと会えたなこの野郎」
「嬉しいわぁ。貴方も逢いたかったのね」
「このクソッタレた因縁にやっと決着がつけられるからな!」
ウィングマンを抜き放つ。
左右に控えていた臨時チームの面々も銃を構える。
「6対1だ。命乞いは聞いてやる」
「一人、ふふふ、本当に
「何っ……?」
バンガードが勝手にパルスブレードを投擲する。
……ソナーが起動し、4体の人形がこのエリアに潜伏している事を示した。
「指揮官、相手は五体……!」
「しかも全員ドリーマーかよ……!」
柱の陰からゆらりと、目の前に相対する少女と同じ顔の少女が次々と現れる。
長大なライフルが、これだけで5門。
だが、
「
「……へぇ?」
「たかが鉄血のハイエンドとそのダミー!勝てない道理はない!」
「大した自信ね……?どうしてかしら」
「決まってる」
隣に立っていたリサの頭を軽く撫でる。
「ここには俺の女達が居る。そいつらの前でカッコ悪いとこは見せられないからな!」
45が脇に肘を入れた。
だが平静を装う。
「アハッ……何それ、本当に貴方意味分からないわ……!本当に面白い……!良いわ、良いわぁ……!」
「何だこいつトリップしやがった……!」
『ハイエンドの頭の中ってお花畑でも広がってるの?』
「俺に聞くな」
バンガードも引いている。
何なんだこいつホント。
「さぁジョージ!遊びましょう?……オマエがみっともなく地面に伏せて命乞いするまで見届けてやるならなァ!!」
豹変。
続いてダミーが銃口を上げる。
「散開!各個撃破!!」
すぐさま全員がその場から飛び退く。
近くにいたドリーマーのダミーに発砲。
ダミーは柱の影に隠れてしまう。
「くたばれ!」
リサがダミーに肉薄していた。
……怒りに我を忘れているのか!?
「リサ!突出するな!」
「WA2000さん!」
トカレフが両者の間に踊り出て発砲寸前だったドリーマーの銃口を蹴り上げた。
瞬間、レーザーが天井に穴を開けた。
「次に死ぬのは、アンタ達の番よ!」
リサの愛銃から放たれた弾丸が、ドリーマーのダミーを貫く。
「チームの仇……ッ!私の雪辱!ジョージの為に!アンタは、絶対に殺すッ!!」
かつて無いほどの殺意。
しかし今は、頼もしい。
「45!」
「了解!」
45がスモークを転がす。
煙に乗じて近くにいたダミーへと駆け出す。
「ダミーは邪魔だ!!」
後ろから飛んでくる45と9の援護射撃がダミーの逃げ場を潰す。
身動きの取れないダミーの頭に、ウィングマンを撃ち込む。
「これで2体……ッ!!」
「それは、どうかしら……!」
「うおっ……!?」
横から衝撃。
ドリーマーが突っ込んできた。
一緒に吹っ飛び……下は、建物の外。
「ジョージ!!」
また、落下かよ……!!