おら!1ページ丸々嫁といちゃついてやるぞ!!
次回がブートキャンプのその2になります(
「えへへぇ……ジョージ♡」
「……どうし
てこうなった」
ある日、珍しく春から飲みの誘いがあったので……指定された時間にバーに来た。
周りは誰も居らず、俺と春の二人だけ。
最初は何も言わずにお互い飲み始めて、アルコールが少し回り始めてから口を開くようになった。
「ジョージは、いっっっっっ…………つも、わーちゃんとばかりいちゃいちゃして」
「してるつもりは、無いんだけどな」
隣に座っていた春が俺の胸元にしなだれ掛かり、胸にひたすらのの字を書いている。
「しーてーまーすー。見てますからね」
「……今日はやけに飲むじゃないか」
「私だってー、飲みたいんですよ」
「いつも、ありがとうな……春」
「はーい♡」
テンションが明らかにおかしい。
と言うか言動がおかしい。
「……まぁ、可愛いから良いか」
「ほらほらぁ、ジョージは飲んでるんですかぁ〜」
「飲んでる飲んでる」
「えへへー、美味しいですか」
「ああ。君と飲むと格別だよ」
「そうれすかー」
あかん、呂律が回ってない。
一体どんだけ飲んだんだよ……。
「ねぇ、ジョージ」
「うん?」
「どうして……私に指輪をくれたんですか?」
そう、言った。
俺はグラスを置いて、春の頬を撫でる。
「君が愛しいから、じゃダメか?」
「……ジョージは優しいから、私達とシて責任を取る形で指輪を渡したと思っていました」
「それも、正直ある。けどな……好意に、応えたかったんだ」
あの時は三人……なんか十人にまで膨れ上がったけど。
「そう、ですか……」
「それとも、君は俺の事実は好きじゃなかったとkブッフェ!?」
腹に肘が入れられた。
恐ろしく鋭い肘打ち……俺じゃ気絶しちゃうね。
「自分の自信を疑う発言は……許しませんよ。貴方に惚れた子達が可哀想です」
「げほっ、げほっ……」
「勿論、私も悲しいです」
「……ありがとな。お前のおかげで俺は、『イイ男』を演じられる」
「ふふっ……私をオトしたんですから。しっかり面倒見てあげますよ」
「そうか……ところで」
グラスを指差す。
春は小首を傾げた。
可愛い。
「そっちの演技は、いつからだ?」
「…………あら、バレてしまいましたか」
「可愛いなお前ホント。ったく、素直になれなくて甘えてくれば良いものを」
酔っていたのは演技。
素直に甘えるには照れがあるから、こうやってフリをして甘えてきたと。
「……私の、なんと言うか……イメージと違うかも、なんて」
「ばーか。良いんだよ、好きにしたって。女の不安も全部受け止めるのが、
「ジョージ……」
「さぁ、春。今夜は君だけの夜だ。何をして欲しい?」
春の顎に手を添え、こちらを向けさせ視線を合わせる。
「……あ、愛して……下さい」
「仰せのままに」
「……あっ」
この後、朝まで二人は部屋から出てこなかった。
今更ですけど、このSS全体で読み易さとかどうなんでしょうね。
良かったら感想のついでに指摘して頂けると、次回作から反映します(
……たまには、頼れるお姉さんも甘えたい。