凍りつくジョージ。
軽くなる財布。
消える明日の昼飯。
「人の顔見て悲鳴上げるなんて酷いんだー?」
ニコニコしながらUMP45が近付いてきた。
「や、やぁ45。いい天気だね」
「そうね、こんなに天気が良いなら、気分も良くなるわ。貴方はどう?」
「俺か?中々に気分が良い」
「ふぅん…あの女、誰?」
ビシッ。
ノーモーションで笑顔から真顔に変わる。
こわいこわいこわい!!
「だ、誰の事かな」
「今どき古風な手紙で呼び出し一日デートしてた黒髪ロングのあなた好みの美人さんよ」
「最初っから全部見てんじゃねーか!!」
黒くて長い髪ってついつい目で追っちゃうよね…。
ってそうでなくてな。
「黒ぉー?ジョージ、黒より白よねぇ?ねぇ?」
「うわぁぁぁ416!?」
いつの間にかHK416が肩組んできた。
何なんだお前ら。
東洋に伝わるニンジャか。
「おやすみ…」
「うおわぁぁぁG11背中で寝るな!?てか何なんだお前らほんと!?」
わらわらと現れる404小隊の面々。
なんだこれ。
「……………久し振り」
「あ、ああ。UMP9…久し振り」
「その、あの、ええと…た、たい、退院…おめでとう」
「ありがとう。お陰様でね」
おや、珍しい。
UMP9の方から声をかけてくるとは。
「ハァ〜イ、ジョージ。聞いてるの?」
「ジョージィ、白よ、白って言いなさい」
「ぐええ、ちょ、引っ張らないで…」
おかしい、何でこんな絡み方をされてるんだ俺は。
…ふと、416の足元にビール缶が転がっているのが見えた。
「416!お前飲んでるな!?」
「わらひは完璧よ」
「微妙に完璧じゃない?!」
なんてことをしてくれたんだ。
今の416はお話にならない…!
「ねぇジョージ。私達…今回結構頑張ったんだ」
「へ、へぇ?」
「だから、ご褒美ちょうだい?」
「わりぃ、用事思い出し」
「確保」
「「ウェーイ!!」」
「アバーッ!!?」
G11と416に担がれて運ばれてしまった。
降ろして…。
「ごめん…」
あっ、UMP9、君が謝らなくて、良いからっ!
「と言う訳でジョージ、そこのスイーツディストピアに行きましょう」
「名前がっ、物騒っ、だっ!!」
…この後、四人の人形にたらふくスイーツを食われ、会計で目が飛び出るかと思ってしまった。
「甘い物が高いのは、この前思い知ったけど…………これは、痛い…」
「じ、ジョ、ジョージ…ご、ごめんね…」
「いや…良いんだ。必要経費って奴だよ…」
身銭…もとい、真面目に身を切っている気がしてきた。
「うぇへへージョージィー飲んでるー?」
「416やめて酒瓶を押し付けるな口に持ってくな捩じ込むなぁぁぁぁぁぉあばばばば」
…部屋に一通の手紙が置かれていた。
内容は、配属先の通達があるため、翌日出頭するようにとの事。
…いよいよ、やってきた。