激戦の合間にある、得難い日々。
…たまには、そんな日々を謳歌したって良いだろう?
「…え?酒?」
「おう。久しぶりに一杯どうだ相棒」
訓練終わりの夕方に差し掛かった時間帯。
通路でたまたま顔を合わせたWA2000にそんな誘いをした。
「…アンタ、そんな物持ってたっけ」
「酒肴品の補給に混ざっててな。割と上等で誰も遠慮して欲しがらなかったんだが…それで手元に来ちまってな」
別に遠慮せず欲しい物持って行ってもらって構わないのだが…。
「ふーん…まぁ、どうしてもって言うなら…付き合ったげるわ」
「頼む…と言うか、絶対誰か来るしお前が一緒なら大事にはならないと思うからさ…」
「…自分の部下くらい自分で何とかしなさいよ」
「耳が痛い…けど、まぁ…助けてくれないか相棒」
「都合が良いわね…でも、久しぶりね…アンタと飲むのも」
案外乗り気っぽいな。
さて、どこで飲もうか…。
「部屋は…たぶん、来るな…」
「いっそ談話スペースのバーで良いんじゃない?」
「あそこはずっと人居るだろうに」
「…何よ、私に人に見られたら困る事でもするって言うの?」
「して欲しいのか?」
「……………このっ、スケベ!!」
思いっきり脛を蹴られた。
そのまま痛みで倒れて床を転がりまわった。
「痛いじゃないか…」
「痛くしたの。ったく…今夜、屋上で待ってるわ」
「おう」
顔を赤くしながら相棒が足早に去っていった。
「さて…コーヒーでも貰いに行こうかな」
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最近の本部からの補給物資の中に、コーヒー豆が混ざるようになった。
と、言っても本部でスプリングフィールドがやってた喫茶店がS-12に移転したような物なので、その辺の物がこっちに流れてきているんだとか。
「…幸せだ」
談話スペースのカフェでコーヒー片手に社内報を読んでいた。
というか、コーヒーが旨い…。
これだけで何て言うか…頑張った甲斐があった気がすると思える。
「ふふ、ありがとうございます指揮官」
エプロン姿のスプリングフィールドがおかわりをくれた。
こっちに所属するや否やカフェの申請を持って現れた時、俺は速攻で印鑑を押したのは記憶に新しい。
スプリングフィールドの性格もあり、そりゃもう賑わっている。
「スプリングフィールド、グリズリーと飲んだんだって?」
「あら、ご存知なんですね。そうですよ」
「打ち解けられたようで何よりだ」
「心配してくれたんですね…ちょっと嬉しいかも」
「お前…こっちは本気で心配してたんだぞ」
「その分私が指揮官を独占してますからね」
「怒るぞ」
「うふふ、ごめんなさい…所で」
…あれっ、戦闘中じゃないのにスプリングフィールドに瞳の色が…オレンジになった。
緑と赤の中間の臨戦形態だと…!?
「…用事を思い出したんだった」
嫌な予感がして立ち上がろうとしたら、近くに居たダミーに優しく両肩を押されて座らされた。
逃げられねぇ!!
「わーちゃんと、飲むんですってね」
「…どっから聞いた」
「わーちゃんが珍しく上機嫌でしたからね。聞いたらすぐ教えてくれましたよ」
「相棒ォ…」
君そんな残念な子だっけ…。
「二人きりですか?」
「え?ははは、どうだろうn」
「
「…ハイ」
何故だろう。
最近基地内で俺の立場が弱い様な気がしてきた。
「勿論、私の席も用意してくれてるんですよね?」
「…勿論」
「流石指揮官ですね♪それじゃあ今夜、おつまみ用意してお邪魔しますね♪」
「ああ…」
危険人物その1が参加決定しました。
…やばい、WA2000だけじゃ早速抑えられない…。
トカレフに救援を要請するか…。
ヤマもオチも無くただ人形と駄弁っていただけでした。
たまにこんな奴を書きたくなるんだ…許して?
WA2000、トカレフ、スプリングフィールドが参加決定。
増やすか…どうかは、ちょっと苦労しそう。